
夕方,同僚とビール飲みながら雑談してたときのこと。いまの時期の特殊事情なのか,立て続けに幾つかの推薦書の依頼が来て大変なんだよねと愚痴ってました。5月くらいに賞の公募や昇進の推薦が締め切られ,新年度始まる10月前後に選考結果の発表とあいなります。
さすがに推薦書はよく知ってる人からの依頼しか引き受けませんが,それでも間違ったことは書けないから依頼者の CV (Curriculum Vitae) 履歴書は一応送ってもらいます。日本の履歴書は四角四面の定型書類ですが,こちらのはなんでもあり。科学者の履歴書なので,職歴のみならず,所属する委員会,指導した学生やポスドクの氏名,主催した研究会,そして執筆論文の一覧などなど,数ページにわたることもしばしば。
そんなのを横目に「この人はいずれノーベル賞を取るぞよ」な作文するわけですが,さすがに数通も書いてると時間がすごくかかります。それを聞いた同僚の一言
「CVをAIに上げて『この業績に見合った推薦書を作って』と頼みゃいいんだよ」
いやその誘惑はめちゃくちゃありました。でもそれだけはやっちゃいけないんじゃないかと。曲がりなりにも人を重要なポジションに推薦するんですよ。AIが書いたとばれるような文章だと推し力も減るというもの … な気がする。
でも同僚君,「だからさ,AIに下書きさせて,それを自分用に清書すればいい」
うん,そりゃそうだよね。楽だよね。たぶんみんなやってるんだろうね。
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