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これっBGM

僕のCDコレクションで少々偏ってるのがバロック音楽。もちろんJ.S. Bachは大量にありますが,それ以外はどーんとボックス買いが幾つか。真面目に勉強する気にならないので,とりあえず集めとこう,みたいな。

そんなバロックシリーズの中で,まあまあ聴くものがあります。Arcangelo Corelliの12曲のコンチェルト・グロッソ。この作曲家,カタカナで書くのが面倒なのですが,コレッリとか,コレルリとか。

全12曲と聞くと大量のCDのように聞こえますが,実は2枚あれば全部入ってしまう長さ,つまり全部聴いても2時間程度です。これが仕事のBGMに丁度よいのです。

音楽も流麗にさらさらと流れていき,言っちゃ悪いけどあまり耳に残らない。Vivaldiなんかは時々耳に刺さってきます。

そして耳に残らないまま,気づいたら2時間。仕事も一区切りで休憩タイムです。未だにどんなメロディーだったのか全く覚えてません。コレッリさんには失礼ですが,完璧なBGMだと思います。Bachさんだったらこうはいかない。

突然の寒波ポケットに落ち込みました

暖冬だと油断してたら,この状況。昨晩から降り始め,みるみる雪見だいふくが出来上がっていきました。今日は昼間でもマイナス14℃という,とんでもない寒波です。今はマイナス18℃,体感温度はマイナス26℃というんだから半端ない。

で,こんなに寒いんなら,アレやってみたい!

Frozen Pantsっていう,ジーンズをかちかちに凍らせて雪の中に立たせるってやつです。まるで透明人間がそこにいるかのような姿になります。

で,どうやって作るんだろ

濡らしたまま外に置いてたって,ジーンズは立ち上がりません。もしかして,濡れたジーンズを履いたまま極寒の野外に立って,凍るまで待つとか?!

調べてみると,まず濡らしたジーンズを外に干してそこそこ凍らせて,その後,手作業で形を整えるらしい。こりゃ面倒だ。

いや面倒以上に,そんな作業するためにマイナス18℃の中に飛び込む度胸はありません。今日は炬燵でぬくぬくしながら,届いたばかりのSchubertの弦楽四重奏曲全集を聴くとしましょう。あのクドさで定評あるシューさん,果たしてどこまで耐えられるか。

もう無料でええやん

なんだか弦楽四重奏曲を聴きたくなって手持ちのCDを眺めていて,Haydnの四重奏曲って殆ど無いことに気づきました。ドイツ国家が入っているので有名な77番「皇帝」が入った一枚のみ。

基本的に「つまんない」Haydn,某舞台演出家が「名前にドンが入ってるから,どんくさいイメージ」とか言ってるのをちらりと聞いたような気がするのですが,それはさておき何か面白そうなのないかなあとAmazonを見ていたらハイドン全集CD全160枚なんてのがあって,こんなん誰が買うんだ。

同じシリーズでMozartのは170枚,Bach 153枚,どれも値段$160くらいなので,一枚$1の計算です。ハイドン先生,あなたの交響曲が100円で売られてますよ。お商売上手でしょ。

最近買った前世紀のCD

立て続けにAmazonでCDを注文しておりました。しかも20世紀に少々偏ったチョイス。

まずはソ連からS. Prokofievの交響曲とピアノ協奏曲全集。交響曲のほうは3番以外は別のCDもあるのですが,たまには違った演奏も聴きたい。それと7番の終わりの部分が二通りあり,こちらは長いバージョン。これも聴いてみたかったのですが,う〜ん,やっぱり短い版のほうが好きかも。

中段はフランス物。C. Franckの弦楽四重奏とピアノ五重奏。それにG. Faureのピアノ四重奏曲と五重奏曲。19世紀終わりから20世紀最初の頃の音楽です。フランクの方は初めて聴きますが,フォーレはCD時代以前によく聴いていました。

そして右はFranz Schmidtの交響曲全集。こちらもほぼ20世紀初頭にウィーンで活躍した作曲家。シュミットという作曲家はもう一人,Florent Schmittがおり,ファーストネームのイニシャルまで同じなので,フランツ・シュミット,フローラン・シュミット,とフルネームで区別するのが日本の慣例。

思えば,クラシック音楽を聞き始めたのは,こういう19世紀末から20世紀の音楽から。R. Strauss, Debussy, Prokoviev, Stravinsky, Bartok, Mahler, そういうドンパチ派手な人々。ドビュッシーは派手じゃないけど,新しもの好きだったんですかねえ。

どの曲を一番聴いているのか

仕事中のBGMにCDをプレーヤーにセットするのは面倒なので,パソコンかiPhone内に保存された音楽ファイルをそのまま鳴らしています。でないと,1時間毎に立ち上がってCDを交換しないといけないので。

万遍なくランダムに聴いてるつもりなのですが,Top25として表示されている曲を見ると結構偏ってるようです。4楽章ある交響曲は4曲と数えられるので,実際にはTop25にはなってませんが,大体こんな順位。

  1. Brahms 交響曲第4番
  2. Brahms 弦楽六重奏曲第1番
  3. Brahms 交響曲第2番
  4. Keith Jarrett, My Song
  5. Brahms 交響曲第3番
  6. Mahler 交響曲第1番
  7. Beethoven 交響曲第3番

Brahmsに偏ってるのには自分も少々びっくり。4番は一番好きな曲なので当然としても,そんなに頻繁にBrahms聴いてるっけ。

Mahlerの1番も驚きました。絶対に5番とか9番の方を多く聴いてると思うのですが,パソコン鳴らすのと実際のCD聞く回数の違いかもしれません。

そんなお硬い交響曲達に食い込んできたのが,Keith Jarrettのアルバム,My Song。わたしゃこれが好きでのう。

CDの収納方法を本格的に考えるとき

マニアの世界では上には上がおりますので,手持ちCDがそんなに大量だとは思っていませんが,それでもすでに600枚は超えてると思います。そんな事態でもBoulez指揮のMahler交響曲全集,14枚組でたったの$36を見て衝動買いしました。実は一部手持ちのものと重複してるのですが,それでもお買い得感半端ない。

Boulezの演奏は得てして頭でっかちで冷たい印象ですが,このMahlerシリーズは比較的普通です。もちろん彼特有の,全部の音がくっきり聞こえるという解剖学的音響は健在。

以前何度か書いたと思いますが,そんなこんなで本棚がパンク状態です。もうこれ以上CDは収納できないのに新たに買い込んでる訳ですから,二重駐車は当たり前。本格的に別の収納方法を考えないと。

何かアイデアはないかとネット情報を漁ってみたものの,ありきたりなものばかり。問題はプラケースを残すかどうかなんですよね。

ケースから全部出してバインダーに綴じれば,超越的に空間問題を解決します。でも表紙とか解説書を捨てる度胸は無い。薄手のケースに入れ替えるという案もありますが,これはお金と手間がかかりすぎ。

実は空間最大圧縮方法はあるのです。それはCDのデータを全部吸い出してしまうこと。今でもあらかたのCDはMP3へ変換してパソコンで聴いてますが,これだと僅かながら音質劣化します。全くそのまま取り出し,それを外付けハードディスクに入れてしまう。空いてるパソコンをアンプに繋いでおけば,どんな曲でも即座に鳴らせます。

CD一枚あたり600MBくらいですから,1000枚あっても600GB,今どきのディスクなら余裕で入ります。問題はその作業におそらく一ヶ月はかかるであろうこと。

さらに大きな問題は,そうやってデータを吸い出してしまっても,元のCDを捨てるには忍びない。結局全部残したままになりそうなこと。やっぱり全然意味ないか。