「論文」タグアーカイブ

ちょっと重要な2つのリスト

論文投稿する際,この人ならこの内容が分かるはずというリストを編集側に伝えることがあります。つまり査読候補者。となれば仲良しさんを列挙するわけですが,まあそうはうまくいかない。誰が査読するかなんて分かりませんが,少なくとも仲良しさんへ査読が回ってる気配はありません。

そしてもう一つのリスト,それは,こいつらには論文回さんといてな人たち。こっちはそこそこ考慮してくれるっぽい。だって揉めるのが明らかですもん。

そんな揉めそうな人のリストを同僚を考えておりました。

あの人はこの結果と正反対のことを言ってる

あの人はいま似たような研究が現在進行形

あの人は天敵

多分天敵が一番やばいです。絶対に避けねば。ちなみに僕の天敵とかじゃないですよ。同僚の同僚の天敵です。

外交的な執筆をします

誰かが出した研究成果を否定するような報告することは,たまにあります。何年か前のこと,?マークな論文が出版され,普段ならそんなのスルーするのですが,ちょっと気になりすぎたので東海岸と西海岸の大学教授二人と共著でその結果を全否定する論文を出版したことがあります。

そして今また似たような状況に。同僚が書き上げた原稿は既に出版された論文に疑問を呈するものですが,内容が微妙なだけに,書き方にも最新の注意を要します。でないと喧嘩になっちゃう。

それでも,ざっと原稿を読み通して,もうちょっと強く打って出てもいいんじゃないかなあという印象。同僚が「書き方が優しすぎた?」って聞くので,

Well… too diplomatic

diplomaticは「外交的な」とかそういう意味。転じて,そつないとか,如才ないとか,まあいい塩梅にバランス取ったねと,自分では褒めたつもりです。

研究者背番号制度

どこそこ所属の誰某さん,細分化された学問の世界だとまずこれで個人が確定します。僕の場合,同姓同名はそこそこあるのですが,同じ業界内では(今の所)ないので問題なし。でも現代は流動の世代で転職なんて当たり前です。そうなると,仕事の業績が所属から判断しにくい。

研究者の個人の公開データベースみたいなのが最近は使われています。研究者に限らずビジネス一般でもあるのですが,要するに職場と紐付かない個人の仕事や経歴データを自分で入力し,そのページをID代わりに売り込むというもの。

そういう面倒なのは極力避けたい性格です。でもこの数年,研究論文の著者名にそんなIDが付けられるようになってきたので,逃げ回るわけにもいかなくなりました。

先日公開した論文,その著者リストにもORCiDと呼ばれるIDが振られており,ゲラのそれが全部正しいかチェックしろとのこと。それ自体は手間ではないのですが,共著者の中には自分のデータを丁寧に入力してる人もおり,それに比べると自分の情報のなんとみすぼらしいことか。

だって勤務先しか書いてませんもん。これじゃいかんと,論文リストを作ってみようとして,すぐに挫折しました。すんげえ面倒くさい。ま,気が向いたら丁寧に入力してみようと,そのまま放置。そしておそらくは永久に放置です。

在宅ワークで生産性アップすること

実験グループは予定が延期になったりと色々大変そうですが,座学なわたくしはさほど困ることもなく仕事が進んでおります。そして驚くことに,昨年から今年にかけての論文生産数が増加傾向。

もちろん自分が書く分だけではなく,同僚らとの仕事も含みます。そして実験できない人達が,しゃあない論文でも書くか,というのも含みます。

今年すでに3本の論文が公開され,さらに投稿中のものが5本,投稿準備中が3本くらい? 正直,現状がどうなってるのかよく分かってません。

そんな投稿中の一つの査読結果が先週戻ってきて,その修正を丁度終えたところです。査読レポートに厳しい点は全くなし。図が見辛いとかそんな程度なので,ちょいちょいと修正しました。今年は論文豊作年になりそうです。

そんなに意地が悪かったのか

あまり付き合いの無い出版社から論文査読依頼がきました。普段なら,いま忙しいからとか理由を付けてお断りすることが多いのですが,今回は引き受けることに。

最近は何でもオンラインなので,Web上での作業です。昨晩レポートをパソコン上で書き上げ,一晩寝かした後に再度推敲し,今朝出版社のサイトの自分のアカウントにログインしてコピペ,送信ボタンぽちっ。さて終了と思ったら,そこで表示された画面に「なんだこれ」。

過去の自分の査読結果一覧が表示されているのです。付き合い薄い出版社なのでほんの数件ですが,その査読判定結果が軒並みReject。

そこまで厳しく査読した覚えがないので,一瞬なんかの間違いかと思いましたよ。そもそもそこに表示された論文原稿タイトル,全く覚えがありません。

自分ってこんなに酷い奴だったんだと,改めて自分が書いた過去のレポートを読み返し,微かな記憶が蘇ってきました。確かにどれもこれも問題ある論文ばかり。なんでこんなのばっかりが自分に回ってくるんだと。確かそれでお断りすることが多くなったんだけ。

まだあった変なアクセント記号

アルファベットってたったの26個,ひらがな・カタカナ・漢字あまたの日本語に比べれば簡単なものです。そう思っていた私がおりました。

アルファベットの鬼門,それはアクセント記号。

ドイツ語のウムラウトUmlaut,フランス語のヒゲ,セディーユCedille,そういうのはちょこちょこと使うので,どうやって出力するのかはすぐに分かります。でも諸国の個人名に出てくる変な記号は,もう斎藤とか渡辺の変異体組み合わせの世界。

今日も不思議な文字に遭遇しました。aの下にセディーユみたいなヒゲ。なんだこれ?

おそらくは東欧の名前の一部,ポーランドとあたりを付け,ポーランド人の友人に「この記号,どうやって出力するの?」と聞いたところ,

「ああ,それは難しいんだ。あーしてこーして...でもしダメだったら,

ポーランド語キーボードをMacにインストールして...」

それは解決になってるのか?

調べてみると,これはオゴネク,ポーランド鉤と呼ばれてるそうな。それが分かったところで出力できないんですけど。