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また日本語で作文

昨年,和文学会誌へ寄稿したときのこと。原稿がMSWord決め打ちだったので,已む無くお試し版をダウンロードしました。職場のパソコンならWordが最初から入っているのですが,当時日本滞在中,自前パソコンしかありません。

日本語文章書くだけなら,別にワープロは要りませんが,体裁まで整えての入稿です。3ヶ月だったか以内なら無料とのことだったので,フォーマット合わせのところだけに使えばよいかと。

そしてありがちなことですが,そのまま忘れて,しっかり課金されてしまいました。その原稿以後は全く使ってないので,なんか損した気分です。というか損してます。解約しようと思ってるんですが,またそのまま放置してるのは自己責任です。

さて再び和文原稿の依頼。こちらはWordでなくてもよいので,適当な方法で書いておきましたが,ますます日本語感覚が危なくなってます。こういう表現あったっけなと,Google先生にお伺いを立てつつの執筆。定期的に長い文章を書くようにしてないとだめですね。

敵リストが無い

この歳になると若手の論文の共著者として名前を連ねるのが普通ですが,一応年に1本程度は自ら投稿手続きするように頑張ってます。先月下書きしていた論文,今週になって集中的に作業し,今日投稿完了。

大昔は郵送だった論文投稿も,今はもちろんWebでの手続きのみです。原稿をアップロードし,必要な情報を入力。その中に任意入力なボックスがあります。

査読プロセスで編集者を助けるべく,査読候補者のリスト入力。でもこんなの入れたら「こいつら仲間だな」と逆に避けられそう。

そしてその逆,査読させないでお願いリスト,要は敵リスト。この人へ論文査読依頼したら絶対揉めますよ〜,というやつ。

とは言え,そういう利害関係は無いので,いままでそこに名前を書き込んだことはありません。でも今回そのボックスが見当たらない。もしかして止めてしまったんでしょうか。そもそも敵リストを作っておいたところで,そこへ査読が行かない保証はないので意味ないのかも。

最短記録に挑戦中

いわゆる科学技術論文って,執筆には少々時間を要します。参考文献を調べたり,結果を詳細にチェックしたり,もちろん英文を直したり。人によっては数年かけて論文ひとつなんてケースもありますが,まあ普通は書き始めてから完成までに数週間から2,3ヶ月というところでしょうか。そればかりに集中してるわけにもいきませんので。

とは言え論文に掲載する図が既に用意されてたら,あとは英作文のみ,それほど時間かかるものではありません。過去に論文執筆最短記録は3日です。出張中,行き帰りの飛行機や手の空いた時間で一気呵成に書き上げました。

もちろん完成したという訳ではなく,大雑把に原稿ができたということ。実際に論文投稿には,さらに一週間ほどクリーンアップ期間が必要です。

そして今日,再び最短記録にチャレンジ。例によって論文に含める図は既に作っていましたが,英作文は全くの空白から。午前中に書き始めて,いま夜の11時,完成しました。最短記録更新の14時間。

いま猛烈な眼精疲労と肩こり。我ながら何やってんだか状態です。書き上がった原稿は,まだまだ推敲が必要なので,一週間程放置します。もう一度丁寧に読み返した後に,物理学会へ投稿。次は12時間を切るチャレンジ。

日本語原稿,ようやく提出

昨日四の五の言ってた日本語の原稿ですが,もう一度ざっと読み直した後に無事提出しました。なんとか締め切りを守りました。延長したけど。原稿はある科学分野の最近の進展の解説。専門外の人向けです。

実はこれと並行して別の記事を分担で書いていたところです。こちらは英語で,教科書的なものの一部。こちらは完全に専門家向け。

改めて思うに,専門家向けのほうが楽です。取り敢えず自分の知ってることを遠慮せずどんどん入れちゃえばいいし,知らないことは書かなければいい。中途半端に書いたら間違い指摘されます。

ところが非専門の人向けだと,どう書けばわかりやすいか,誤解されないか,かなり悩みます。ここまで書いたら絶対に理解できないからと細部を端折ると,今度は何かやばいことを隠してるような文章に。解説記事って,その分野のことを完璧に理解してないと書けないもんです。

送ってなかったっけ

2月の報告を出せという司令に,ほいほいと先月のレポートをテンプレートにして送ろうと先月分を探すも見つかりません。

ありゃ,送り忘れてるよ,これは。

忘れてても何も言われない緩さもどうなのかと思いますが,はてさて先月分を出したものかどうか。去年末から私事でばたばたしてたからという言い訳でいいのかな。水面があったら頭つっこみたい。

同僚らと執筆中のものがあり,僕の分担も長らく放置 … あ,いや,放置はしておりませんが,遅々として進まない。普段から温厚な同僚もついにしびれを切らし,ひっきりなしにつついてくるようになりました。こっちは「あれ?もう送ったよね」とは言えず,オンラインミーティング中に同時進行で … あ,いやいやいや。

画面の真っ赤な英単語たち

昔の英作文,文章をちょっと書いたらスペルチェックの繰り返しでした。パソコン画面上でどんなにじっとりと綴を確認しても,必ずどっか間違いがあります。困るのはweekとweakみたいなどっちも正しいもの。これはAIでもなければ間違い検出できません。

それが今じゃ,文章を書きながら同時にスペルチェックしてくれます。某ソフトの,勝手に間違い認定して勝手に書き直すやつは本当に頭にきますが,普通は「これ違うんじゃないの?こうじゃないの?」と赤線引っ張ってくれる程度。重宝しています。

先日のこと。フランス人が書いた英文をオンライン共有し,さて僕が手を入れようとして驚きました。

全画面が真っ赤

ほぼ全ての単語にスペル間違いの赤線が表示されています。少々間違ってるなら修正してから共有するようなもんですが,流石に全部間違いってのは見たことありません。じ〜っと画面を見つめて,変なことに気づきました。

フランスの町の名前は赤くない

こりゃアレだ,言語環境がフランス語になってる。設定を探し出し,言語をEnglish(USA)に変更したら,霧が晴れたたのように赤が消えました。それにしてもよくまあこんなので作業してたなと呆れます。