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最短記録に挑戦中

いわゆる科学技術論文って,執筆には少々時間を要します。参考文献を調べたり,結果を詳細にチェックしたり,もちろん英文を直したり。人によっては数年かけて論文ひとつなんてケースもありますが,まあ普通は書き始めてから完成までに数週間から2,3ヶ月というところでしょうか。そればかりに集中してるわけにもいきませんので。

とは言え論文に掲載する図が既に用意されてたら,あとは英作文のみ,それほど時間かかるものではありません。過去に論文執筆最短記録は3日です。出張中,行き帰りの飛行機や手の空いた時間で一気呵成に書き上げました。

もちろん完成したという訳ではなく,大雑把に原稿ができたということ。実際に論文投稿には,さらに一週間ほどクリーンアップ期間が必要です。

そして今日,再び最短記録にチャレンジ。例によって論文に含める図は既に作っていましたが,英作文は全くの空白から。午前中に書き始めて,いま夜の11時,完成しました。最短記録更新の14時間。

いま猛烈な眼精疲労と肩こり。我ながら何やってんだか状態です。書き上がった原稿は,まだまだ推敲が必要なので,一週間程放置します。もう一度丁寧に読み返した後に,物理学会へ投稿。次は12時間を切るチャレンジ。

日本語原稿,ようやく提出

昨日四の五の言ってた日本語の原稿ですが,もう一度ざっと読み直した後に無事提出しました。なんとか締め切りを守りました。延長したけど。原稿はある科学分野の最近の進展の解説。専門外の人向けです。

実はこれと並行して別の記事を分担で書いていたところです。こちらは英語で,教科書的なものの一部。こちらは完全に専門家向け。

改めて思うに,専門家向けのほうが楽です。取り敢えず自分の知ってることを遠慮せずどんどん入れちゃえばいいし,知らないことは書かなければいい。中途半端に書いたら間違い指摘されます。

ところが非専門の人向けだと,どう書けばわかりやすいか,誤解されないか,かなり悩みます。ここまで書いたら絶対に理解できないからと細部を端折ると,今度は何かやばいことを隠してるような文章に。解説記事って,その分野のことを完璧に理解してないと書けないもんです。

送ってなかったっけ

2月の報告を出せという司令に,ほいほいと先月のレポートをテンプレートにして送ろうと先月分を探すも見つかりません。

ありゃ,送り忘れてるよ,これは。

忘れてても何も言われない緩さもどうなのかと思いますが,はてさて先月分を出したものかどうか。去年末から私事でばたばたしてたからという言い訳でいいのかな。水面があったら頭つっこみたい。

同僚らと執筆中のものがあり,僕の分担も長らく放置 … あ,いや,放置はしておりませんが,遅々として進まない。普段から温厚な同僚もついにしびれを切らし,ひっきりなしにつついてくるようになりました。こっちは「あれ?もう送ったよね」とは言えず,オンラインミーティング中に同時進行で … あ,いやいやいや。

画面の真っ赤な英単語たち

昔の英作文,文章をちょっと書いたらスペルチェックの繰り返しでした。パソコン画面上でどんなにじっとりと綴を確認しても,必ずどっか間違いがあります。困るのはweekとweakみたいなどっちも正しいもの。これはAIでもなければ間違い検出できません。

それが今じゃ,文章を書きながら同時にスペルチェックしてくれます。某ソフトの,勝手に間違い認定して勝手に書き直すやつは本当に頭にきますが,普通は「これ違うんじゃないの?こうじゃないの?」と赤線引っ張ってくれる程度。重宝しています。

先日のこと。フランス人が書いた英文をオンライン共有し,さて僕が手を入れようとして驚きました。

全画面が真っ赤

ほぼ全ての単語にスペル間違いの赤線が表示されています。少々間違ってるなら修正してから共有するようなもんですが,流石に全部間違いってのは見たことありません。じ〜っと画面を見つめて,変なことに気づきました。

フランスの町の名前は赤くない

こりゃアレだ,言語環境がフランス語になってる。設定を探し出し,言語をEnglish(USA)に変更したら,霧が晴れたたのように赤が消えました。それにしてもよくまあこんなので作業してたなと呆れます。

読めるぞぉ,書けるぞぉ

英語の不可欠さを半ば押し付けられる最初が,大学4年生で研究室配属になってから。辞書と首ったけになりながら論文なるものを読み始めます。英語は不得意ではなかったものの,出てくる英単語は技術的に特別なものが多く,暫くは悪戦苦闘が続きます。

その頃いつも思ってたこと。それは「英語さえスラスラ読めて書ければ,研究効率よくなるはず」

読んで理解するほうはそれなりにできるものの,やはり書くとなると a, the の難関はシビア。冠詞に関する本を読むものの,頭で理解するようなもんじゃないとなるばかりです。

そんな過去をふと思い出したのが,昨日ウッドデッキに置かれたブランコに寝そべって英作文してたときのこと。たらたらとパソコンで文章を書きつつ,そういや昔,こうなることを夢見てたんだと。

今でも冠詞の微妙なところはまだはっきり分かりません。ので,そういう文章はじもっちぃ同僚に確認して貰いますが,今では英語修正されることはまずなくなったのが自慢です。長い道のりでした。

序論にある不思議な定形文章

海外の共同研究者から送られてきた論文原稿を読んでいてとあるパラグラフに遭遇し,そこに大きなバツ印を付けました。以前同じような箇所を別の論文原稿でも見かけ,それもバッテンしたばかり。

論文の序論には,研究の背景や目的を書きます。そこまではよし。問題はその後。「この論文は以下の構成で書かれている。第二章は研究手法,第三章は結果,そして結論である」こんな目次パラグラフをどうして書く人がいるのか,未だに分かりません。こんなの見りゃわかります。

古い論文ではしばしば見かけるので,おそらくは古い流儀なのかも。そして大学の老先生の書き方を弟子が真似してるのか。これを書き加えるのはヨーロッパ人に多い気がします。

この目次パラグラフの由来を調べていたのですが,残念ながら分かりませんでした。引き続き研究を続けたいと思います。なおこの研究成果は以下の構成で書かれています。まずこの記事は序論,引き続き。。。