本年度は出張を極力減らして経費節減せよと言う,お上のお達しが出ております.そんな状況にも関わらず,パリでの会議に一緒に来て欲しいと仕事仲間から誘われました.
でもこの緊縮財政状況,許可されるとは思いません.一人で行くならともかく,「一緒に行く」ですもん.「どうして一人じゃダメなんですか?」って仕分けされるに決まってます.
取り敢えずgroup leaderに相談したところ,やっぱり渋い顔です.言われたのは「division leaderに直訴せよ」.
そこまでしてまで行く必要あるのかと挫けつつ,division leaderさんにメールで海外出張許可願を出しました.もちろん普通は,こんな事やりません.
いっそダメって言ってくれた方が楽なんだけどなと変な期待をしていたら,彼からの返事は一言.
Approved
ありゃ,あっさり許可出ちゃったよ.
その許可メールを秘書にコピーしてたもんだから,秘書さんの方から「出張手続き書類をすぐに出せ」とのメール.まだ自分の気持ちも固まっていないのに.
大慌てでパリ行きフライトとホテルをチェックし,出張目的やら旅程やらなんやらかんやらの情報を秘書さんに連絡しました.
折り返し,海外出張システムに情報を打ち込んでいた秘書さんから電話.
「パリに何しに行くの?」
何ってあーた,観光じゃないんだから.