「楽譜」タグアーカイブ

Shostakovich 24の前奏曲とフーガ

J.S. Bachの平均律クラヴィーア曲集にならってShostakovichが作曲したピアノ曲集「24の前奏曲とフーガ」。平均律のようにハ長調から始まって全ての調性を網羅する大規模な作品です。1951年の作曲とのことなので,つい最近じゃないかという感覚を共有してもらえるかどうかで年齢が分かります。

Bachの平均律はハ長調から始まって半音ずつ上がっていくので,3曲目の♯が7個も付く嬰ハ長調で涙目になりますが(変ニ長調で書けよ!),ショスタコの方は♯を一個ずつ増やしていく,ピアノ弾きに優しい設計。

先日ウィーンの楽譜店で楽譜を買ってきました。とりあず全曲,音だけ拾って見ましたが,初見で弾けるレベルから脳内混線起こすレベルまで,難易度様々です。大雑把に言って平均律が弾ければ何とかなるという難しさでしょうか(最難関24番を除く)。

比較的穏やかな雰囲気の曲が多いながらも,その中に厳しい緊張感が感じられます。16番や23番のフーガの響きの美しさは格別です。自分で弾いてるだけじゃこの曲の本当の良さも半減どころか1%くらいに落ちてしまいますので,早速CDを注文しました。

ところでこの楽譜,2巻合わせて8000円ほど。日本の全音でも同じ曲を出版しているようで,そちらはたったの3300円。散財してしまったかも。

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何かを勘違いしているウィーンのハワイ料理

ウィーンでの仕事先のカフェテリア,安くて美味しいランチが食べられるので,毎日利用します。ピザや寿司,中華,パスタ等など色んな料理が揃っているのですが,その中でなかなか手を出せないのがスペシャルコーナー。いつも行列が長く避けておりましたが,この日はちょっと変わったものが出されており,しかも列も短いのでチャレンジ。

それはハワイ名物,ポキ丼(ポケと書かれることもあり),日本の漬け丼のようなもので,アヒ(マグロ)のポキなんて,まさに日本料理です。でもメニューに書かれたサーモンに少々違和感ありました。さて,どんなものかと言うと …

うーん,なんだろうこれは。底にはご飯,その上に大量の生野菜,そしてほぐした焼き鮭,不思議なソース。どうやらハワイとは無関係のポキ丼だったらしい。

閑話休題,楽友協会の売店で売られていたMozart傘。こんな柄の傘をさすのは少々勇気が必要ですが,それ以上に問題が。

Eine Kleine Nachtmusikの楽譜が印刷されていますが,思いっきり音を間違っています。音楽の殿堂,楽友協会にこんな商品を置いていいのか。

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そろそろ本棚の拡張が必要

何ヶ月か前に買ったものの,居間の隅の書類の山に埋もれ,ずっと忘れていたCD,Keith JarrettのLa Fenice。ようやくCDプレーヤーへと入ったものの,ケースを開くときに無理な力が入ったか,爪を折ってしまい半泣き状態です。

そろそろCDの終焉が近づいていると勝手に解釈し,暫く増えてなかったCDが最近また増加傾向にあります。今買っておかないと手に入らないかもという自己解釈の元に。

実際CDが完全に無くなるにはまだ時間がかかると思いますが,普通のカジュアルな音楽ファンはネットダウンロードで十分だろうし,音質に拘らなければYouTubeとかを探せば,いくらでも好きな曲が見つかります。

CDが売れない時代,メーカー側も最後の大サービスとばかりに,セット物を大量に出すようになりました。そういうのに釣られてしまう良いカモがここにおります。

CouperinのCD,10枚組。買ってしまいましたよ。先日のRameauは楽譜のみでCDは昔から持っていました。でもラモーとくればクープラン,こっちも極めておかないと。

ちなみに10枚入って$24ちょい,一枚250円くらいなもんですから,お得というのか,有り難みが薄いというのか。

ちなみにちなみに,クープランのCDを10枚続けて聴くのはかなり苦痛です。だってどれも同じにしか聞こえない。

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ダンスは踊れない

なぜか唐突にJohann Straussのワルツを弾くたくなることがあります。どんだけワルツやポルカを作曲したのか見当もつきませんが,有名所を集めた曲集を持っており,それをひたすら弾き続ける。今じゃ正月っぽいイメージも醸し出してくれるウィンナ・ワルツですが,夏場に演奏したっていいじゃないですか。

手持ちの譜面は,中学生程度のピアノの腕前で弾けるように編曲されたものです。どうやら作曲家本人の編曲らしく(あるいは当時の編曲職人さん?),ピアノ版で稼ごう … いやいや,ご家庭でも楽しめるようにという配慮でしょうか。

シュトラウスのワルツの中には,後年,超難曲に編曲されたものも存在しますが,そういうのはピアニストがコンサートで技術をひけらかすもの。楽しく家の居間でスイングできれば,それでいいんです。

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突然Rameauが弾きたくて

Jean-Philippe Rameauのクラヴサン曲のCDを聴いていたら,突然弾いて見たくなり,楽譜をAmazonで衝動注文してしまいました。簡単に買えるネット通販って,こういうのが良くないです。

それはともかく,Baerenreiter版,これ一冊で多分ラモーのクラヴサン全曲入っている程度の作曲数です。

解説は独仏英で書かれているのですが,曲名はすべてフランス語。曲の日本語解説がどこかにないかと検索したのですが,ラモーの曲ってちょっと通好みなのか,情報は少なめ。

しっかりした編集の楽譜なんですが,困ったことがさらにもう一つ。バロック音楽の楽譜に馴染みがないので,読み方が今ひとつ分からないのです。

左の斜め線とか,(カッコ)とか,なんですか,これ。

斜め線,普通は連打を表しますが,バロック音楽でそれは無いと思います。

カッコ入りの音符って,省略してもいいの?

じゃあ,半カッコは? 気が向いたら弾く?

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16の後に来る13番

Beethovenの弦楽四重奏曲第16番の終楽章,チェロが愛らしい旋律を奏でる部分があります。今日ジョギングしていて,その旋律が頭から離れず,ついつい歩調も音楽に合ってくるもんだから,走りにくいったらありゃしない。

16番の四重奏曲は,Beethovenの最晩年の作品です。最晩年とくれば深刻・深遠で哲学的な音楽かと思いきや,なんとも軽い調子(に聞こえる)の不思議な音楽です。それ以前の13,14.15番が極めて重たい大作なのに比べ,体何があったんだと思うくらい。

Beethovenの場合,弦楽四重奏曲第16番を書いた後に,13番終楽章を書き直しているので,これが最後というわけではありません。でも最晩年の作品となると,白鳥の歌のセンチメンタルなイメージが付き纏い,実際名作が多いのも事実。

有名なMozartのレクイエムを筆頭に,Brahmsの「4つの厳粛な歌」,Bartokの未完のヴィオラ協奏曲,Bergのヴァイオリン協奏曲,Mahlerの10番の交響曲の断片,Brucknerの第9,Prokofievの7番などなど。

その一方でSchumannの最後の曲は,ちょっと変なピアノの変奏曲。Schubertに至っては書き散らかしとっ散らかしだらけ,おまけに彼の遺作を集めて「白鳥の歌」として出版されたりと,なんだかよく分かりません。

もひとつ変わっているのがChopinで,ピアノの詩人と謳われた彼が最晩年に書いているのがなんとチェロ・ソナタ。ヴァイオリン・ソナタの構想もあったらしく,一体どんな曲になったのだろうと興味は尽きません。

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