「楽譜」タグアーカイブ

ピアノの上の小さな虹

楽譜を開いたら,小さな虹が現れました。

なんだろうと,光の元をたどると,

窓に下げた星型のLEDがプリズムになって,ちょうど譜面台へと虹を落としてたらしい。角度,向き,時間,全ての偶然が重なって映された虹でした。

水を入れたPETボトルがレンズになって火を起こしたなんていう事件もありますし,虹でよかった。丁度譜面台の上に焦点を結んだ太陽光線で楽譜が燃え始めたなんてなったら,Yahoo のニュースに出ちゃいそうです。

FacebooktwittertumblrmailFacebooktwittertumblrmail

クリスマス飾り,出しました

Thanksgivingが終わればクリスマスの飾り付け。取り敢えず並べてみましたが,その場所はピアノの上。これじゃ蓋が開けません。

もっとも普段は,音量を抑えるために閉じたまま。近所を気にして音を小さめというわけではなく,単にうるさいから。小型サイズながらもグランドピアノは音がでかいです。

さて感謝祭連休最後の今日,Brahmsのピアノ五重奏をさらっておりました。楽譜はDover出版の安いもの。Brahmsなので版による楽譜の差は殆ど無いでしょうからこれでいいんですが,Violin君からは「Henle原典版あるよ,貸そうか」。

信頼ある原典版ですが,お値段もそれなり。銀座のヤマハでピアノ四重奏と五重奏の2セットを眺めつつ,二曲買うのを諦めて四重奏だけにした過去もあります。

そんな原典版を借りるのはいいとして,やはり取り扱い厳重注意。運指の書き込みもできません。かと言って弦楽器全員がプロ仕様楽譜を使ってるのに,自分だけが廉価版ってのもカッコ悪い。

オンラインショップで同じHenleを注文しました。$60也。弦パート要らないんだけど。

その楽譜専門のオンラインショップ,アカウントを作成するオプションもあったのですが,止めておきました。そんなことしたが最後,際限なく買ってしまいそうです。楽譜は銀座のヤマハかウィーンのDoblingerに行ったときだけと自分にルール課しておかないと。

FacebooktwittertumblrmailFacebooktwittertumblrmail

Cantabile, 歌うSchumann

子供の頃からSchumannだけは苦手でずっと敬遠してたのですが,ぼちぼち許せるようになってきました。って誰が許すんだ。メロディーが,なんだか和音の固まりのように聞こえるんですよね。

そんな不得手なシューマンさんですが,ピアノ四重奏曲の第三楽章の旋律はとてもロマンティックなものです。ピアノと付くんだからピアノで歌いたいのに,何故か気持ちよく歌うのが弦楽器ばかり。ピアノは伴奏に徹するという不公平さ。

ならソロに編曲してしまえと,さっき唐突に思い立って楽譜を作り始めてはや3時間。ようやく18小節打ったところで挫折しました。これでまだ1/10以下。やってみて分かったんですが,この曲,楽器の音域が重なっていて,編曲しにくいです。最初にチェロが朗々と歌う部分,がっつりピアノ伴奏にぶつかってしまいます。さてどうしたものやら。

FacebooktwittertumblrmailFacebooktwittertumblrmail

Haydnの果てしないピアノソナタ

Beethovenのピアノソナタ集はJ.S. Bachの平均律クラヴィーア曲集と並ぶ鍵盤楽器曲の大傑作,これを持たずしてピアノ好きは語れない。一方Mozartになると少々趣味も入ってきます。極端に技術的でもなく愛らしい曲が多いものの,Mozartらしく軽やかに演奏するのは難しい。

そして忘れられがちなHaydn。子供のピアノ教則本に数曲のソナタが収録されており,それらはポピュラーですが,それ以外となるとさっぱりな印象です。Shostakovichのピアノ協奏曲第1番に,ちらっと教則本のソナタが出てきます。

一応65曲ものソナタが作品としてリストされていますが,実は偽作疑いやら失われた曲も多く,ソナタ全集に収録された曲は少々少なめ。出版社によって収録曲も異なります。

僕が持ってるのはHenleの全3巻ですが,数年前に買ったっきり,まだ全曲弾いたことはありません。ときたまパラパラと弾いてみる程度。理由はつまんないから。

いやつまんないなんて言ったらHaydn先生に失礼です。なんと言いましょうか,毒がないというか,優等生的な音楽。さらさらと流れていって,終わったら,あれ,いまの曲どんな曲だっけ,となりそうな曲が多いのです。

先日も最初から順番に弾いてみようと奮い立ち,数曲で挫折しました。全曲制覇,いつになることやら。

FacebooktwittertumblrmailFacebooktwittertumblrmail

まとめ買いがお得とは言え

IMSLPのMussorgskyのページをつらつら見ていたら,聞いたことのないピアノ小品の楽譜が幾つかアップされています。「展覧会の絵」がダントツに有名な人ですが,この人の音楽はぶっとんでるところがあって面白く,1つ2つダウンロードしてみました。

そのときに気づいたのが,この楽譜,元々は版権の切れた本を廉価版で出してるDoverのもの。だったらそっち買った方が早いかも。PDFをダウンロードして印刷するのと,Amazonで$20出して買うの,コスト的に大して変わらないでしょう。

とまあ言い訳して購入ボタンをポチッ。

ちなみにAmazonで売られている安売り楽譜には,もっと凄まじいものもあります。例えばSchirmer社のBach全集で$38,総ページ数648。Chopinの全作品集に至っては700ページ以上あって,お手頃価格の$30。

それにしても昨今のCDとかのまとめ買いのお買い得感と言うのか,投げ売りというのか,加速度的に進行しているようです。単品のCD買うより,Boxシリーズ買ったほうがお得なんてザラ。

ちなみにちなみに,この手の安い楽譜は昔の出版物をそのまま印刷していますので,間違いがてんこ盛りなことも。それを覚悟の上での購入となります。

FacebooktwittertumblrmailFacebooktwittertumblrmail

一番難しいMozartのピアノソナタは

いつだったか,ピアノを弾くポスドク君とMozartのソナタの中で一番難しいのは,という話題になりました。当時の楽器性能の限界もあったと思いますが,Mozartのソナタの難易度ってあまりばらつきありません。彼は14番ハ短調KV457と言って譲らなかったのですが,僕はこの曲は高校生のときにレッスンでやったので,そうかなぁって感じ。

どの曲を難しいと感じるかは,テクニック上の得手不得手にも関係しますので,簡単にランキングできません。もっともランキング大好き日本人,ピアノ曲難易度ランキングをちらほら見かけます。これが弾ければピアノ何段,みたいな。

Mozartのピアノ・ソナタで一般的に技術的に難しいと言われてるのは,9番イ短調KV310,15番ヘ長調KV533(494),そして最後のソナタ18番ニ長調KV576。18番は「プロイセン王女のために易しい曲を作曲してくれ」と依頼されて書いたという逸話が残っていますが,とんでもない超難曲です。嫌がらせ?

特に第三楽章の展開部最後の部分,ちょっと見シンプルですが,右手びゅんびゅんしながら左手でロンドのテーマ弾くのはしんどい。

こちらは9番の第1楽章,やはり展開部終わりあたり。右手びゅんびゅんに左手が飛び跳ねます。でも9番の一番無慈悲な部分は第三楽章にあります。

一見簡単そうに見えますが,指が届かない広い音程をノンレガートで猛スピードで弾きます。おそらくMozartは,自分が弾けりゃそれでいいやと思いながら書いたんでしょう。あるいは何も考えてなかったか。

FacebooktwittertumblrmailFacebooktwittertumblrmail