「楽譜」タグアーカイブ

まとめ買いがお得とは言え

IMSLPのMussorgskyのページをつらつら見ていたら,聞いたことのないピアノ小品の楽譜が幾つかアップされています。「展覧会の絵」がダントツに有名な人ですが,この人の音楽はぶっとんでるところがあって面白く,1つ2つダウンロードしてみました。

そのときに気づいたのが,この楽譜,元々は版権の切れた本を廉価版で出してるDoverのもの。だったらそっち買った方が早いかも。PDFをダウンロードして印刷するのと,Amazonで$20出して買うの,コスト的に大して変わらないでしょう。

とまあ言い訳して購入ボタンをポチッ。

ちなみにAmazonで売られている安売り楽譜には,もっと凄まじいものもあります。例えばSchirmer社のBach全集で$38,総ページ数648。Chopinの全作品集に至っては700ページ以上あって,お手頃価格の$30。

それにしても昨今のCDとかのまとめ買いのお買い得感と言うのか,投げ売りというのか,加速度的に進行しているようです。単品のCD買うより,Boxシリーズ買ったほうがお得なんてザラ。

ちなみにちなみに,この手の安い楽譜は昔の出版物をそのまま印刷していますので,間違いがてんこ盛りなことも。それを覚悟の上での購入となります。

FacebooktwittertumblrmailFacebooktwittertumblrmail

一番難しいMozartのピアノソナタは

いつだったか,ピアノを弾くポスドク君とMozartのソナタの中で一番難しいのは,という話題になりました。当時の楽器性能の限界もあったと思いますが,Mozartのソナタの難易度ってあまりばらつきありません。彼は14番ハ短調KV457と言って譲らなかったのですが,僕はこの曲は高校生のときにレッスンでやったので,そうかなぁって感じ。

どの曲を難しいと感じるかは,テクニック上の得手不得手にも関係しますので,簡単にランキングできません。もっともランキング大好き日本人,ピアノ曲難易度ランキングをちらほら見かけます。これが弾ければピアノ何段,みたいな。

Mozartのピアノ・ソナタで一般的に技術的に難しいと言われてるのは,9番イ短調KV310,15番ヘ長調KV533(494),そして最後のソナタ18番ニ長調KV576。18番は「プロイセン王女のために易しい曲を作曲してくれ」と依頼されて書いたという逸話が残っていますが,とんでもない超難曲です。嫌がらせ?

特に第三楽章の展開部最後の部分,ちょっと見シンプルですが,右手びゅんびゅんしながら左手でロンドのテーマ弾くのはしんどい。

こちらは9番の第1楽章,やはり展開部終わりあたり。右手びゅんびゅんに左手が飛び跳ねます。でも9番の一番無慈悲な部分は第三楽章にあります。

一見簡単そうに見えますが,指が届かない広い音程をノンレガートで猛スピードで弾きます。おそらくMozartは,自分が弾けりゃそれでいいやと思いながら書いたんでしょう。あるいは何も考えてなかったか。

FacebooktwittertumblrmailFacebooktwittertumblrmail

押さえておければ何でもOK

このかわいい楽譜押さえを幾つか持っていたのですが,昨日またひとつバネが折れて,これが最後の一個となってしまいました。どうも強度に問題あるらしい。デザイン優先ということでしょうか。

譜面を押さえるだけなら洗濯バサミでいいのですが,あれは口がちょっと狭い。薄手の譜面には使えるものの,Beethovenのソナタ集みたいな電話帳には無理です。今どき電話帳なんて無いんでしたっけ。

Amazonでなにか似たのは無いかと探したら,タオルクリップなるものを発見。わざわざタオル洗濯専用かと思ったら,そうでは無くて,ビーチタオルをサマーチェアからずれないように押さえておくものなんだそうです。

タオル挟み,試しに買ってみるかと思ったら,長男が「似たようなのあるよ」

お星さま☆でした。

いや実際サイズ的には丁度良いんですが,何故か Freddie Mercury が We Will Rock You! って歌ってるのがちらつくんですけど。どんどんパッ,どんどんパッ!

FacebooktwittertumblrmailFacebooktwittertumblrmail

ちょっと苦手なViolin Sonata

今日も自宅で仕事しつつ,パソコンに入れてあるCDから適当に選んでBGM。今日はBeethovenのViolin Sonataの有名な二曲,5番の「春」と9番の「Kreutzer」。でもこの手のCDはこれ一枚きりです。どうやら僕はViolin Sonataにあまり興味ないらしい。

手持ちのCDで他の作曲家だと,

  • Bach, Violin Soanata 1 – 6
  • Bartok, Soanata for Solo Violin, Violin Sonata 1, 2
  • Brahms, Violin Sonata 1 – 3
  • Faure, Violin Sonata 1, 2
  • Prokofiev, Violin Sonata 1, 2
  • Schumann, Violin Sonata 1 – 3
  • Shostakovich, Violin Sonata

多分これだけ。Beethovenは9番Kreutzerの10年後にぽつんと10番を作曲しているのですが,とくに聴きたくなることもなし。Mozartも30曲以上(?)作曲していますが,ヴァイオリンはピアノの添え物的扱いの曲が多く,あまりおもしろいとは思いません。

こちらはMozartの晩年の作,36番のヴァイオリン・ソナタ KV547。比較的易しく書かれているのですが,なんとこれ,

ピアノ・ソナタ KV547aにちゃっかり流用されております。つまりピアノパートだけでもええんちゃうってことか。

このソナタ,子供が練習用に使うソナタアルバムにも収録されているのですが,Mozartのピアノ・ソナタ全集には入っていません。それもその筈,元はヴァイオリン・ソナタ。

FacebooktwittertumblrmailFacebooktwittertumblrmail

木星,交差するリズム

木星が夜空に明るく輝いていたのは先週のこと。ここ数日は曇り空で,星が見えずに残念です。いま接近している彗星も,今のところ期待薄。

G. Holstの「惑星」の一番人気はなんと言ってもJupiter,木星です。中間に流れる教会音楽のような部分 “I vow to thee, my country” は,日本語歌詞を付けて歌ってる方もおられましたね。こういうオーケストラの機能が発揮された曲は,ピアノ独奏編曲には向かないのですが,それでもいくつか編曲が出版されています。Holst自身は「編曲,まかりならん」と言ってた筈なんですけどね。

Jupiter冒頭,全音楽譜出版から出ている編曲です。この部分,ミソラという3音とラドレの3音がずれて重なるので,4小節目でようやく元に戻るというややこしい構成です。この編曲では右手と左手で,ミソラ,ラドレを弾くだけなので,回数さえ間違えなければ,さほど難しくはありません。

こちらはEverard Sigalという方の編曲。やはりミソラ,ラドレですが,右手が上がっていくので,最初やや混乱しがち。

そして元のスコアはどうなってるのかというと,第一・第二ヴァイオリンパートがそれぞれ2つに分けられ,

これを見ると,要するに全音のは第二ヴァイオリンを左右に振り分けており,Sigal版は一番上と一番下を弾いてることが分かります。

オケの楽譜そのまま弾けるかと思ったのですが,これは頭がこんぐらがります。頭の中も4等分して使う必要がありそう。

FacebooktwittertumblrmailFacebooktwittertumblrmail

サイン見落としに注意せーにょ

D.S. (Dal Segno)は繰り返しの一種を表す楽譜の記号ですが,クラシック音楽でも古典派以後はあまり使われません。それが原因と言い訳がましくはありますが,この記号をよく見落とすのです。

D.S.が頻繁に出てくる楽譜,それはポピュラー音楽やJazzの楽譜。基本的に歌なのでサビ部分は同じ繰り返し,そんなのを節約するために頻繁に使われます。問題は,D.S.が出てきた瞬間,Segno記号に戻らないといけない,でもそんな場所覚えちゃいません。

突然現れるD.S., せーにょはどこや〜と慌てて譜面をめくり戻す。そしてこれがすぐには見つからんとです。

何度かピアノで弾いてたら,繰り返し記号の場所くらい覚えてるだろうと思うなかれ。適当に楽譜をがばっと開いて,そこの曲をだらだら弾いてみるスタイルです。そもそもオリジナルがどんな曲なのか,どれくらいのテンポなのかも知らない体たらく。

ちなみに最近の流行歌が好きで,ピアノで弾いてるわけではありません。なんかこういうのも受けるかなあという,サービス精神。

FacebooktwittertumblrmailFacebooktwittertumblrmail