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もう初夏の日本へ,何でも3割引

帰国するちょっと前から円安が進行し,今では$1ほぼ130円。ここまで円安なのは20年ぶりというので,僕が渡米した頃にアメリカに持ち込んだお金は大損してた計算。

それはまあしゃあないとして,物価的にはやはり$1=100円くらいな感覚です。ということはつまり,ドル建てクレジットカードで買い物すれば全てが3割引ということ。これはもう使わない手はありません。

今回の帰国で,普通のUSBからiPhoneを充電するケーブルを忘れてきてしまったのです。全部USB-Cだけありゃいいやと思ってたら,航空機内の充電プラグはまだ無印USBのまま。

帰りの便でも同じかと諦めてたら,電源プラグからUSB-Cに繋げられるアダプタを安売りしてたのです。通常は1600円くらいなのが,値下げ価格1300円。これが$10くらいなので,そりゃ買います。帰国後も使えるし。

大活躍中のクレカ,銀座のヤマハでも当然使いました。面白そうな楽譜を物色してレジへ。でもちゃんと値段を確認してなかったのです。

楽譜なんて普通2000円くらいなものと高をくくってたら,真ん中のBachの編曲譜はなんと6000円。

高すぎるので要らないとも言えず,これもドル建てで3割引だいと自分を納得させて購入したのでした。

格安不人気楽譜

楽譜棚で探しものしてたら出てきたもの。学生時代に入手したProkofievのピアノ・ソナタ第5番と小品集「束の間の幻影」の楽譜です。

プロコフィエフの没年は1953年なので買ったときまだ著作権は生きていたはずです。おまけに輸入譜なのに,随分とお安い。当時はソ連時代なので,著作権関連は曖昧だったのかもしれません。この楽譜のUSA価格はたったの$4です。

日本での定価が880円。それが赤札価格の500円。そして最終処分価格の100円。人気無くて売れ残ってたんですかね。ごっそりと買いましたよ。ピアノ協奏曲も含めて全部で5冊。もっとも彼のピアノ協奏曲第5番は超難曲として知られ,とても歯が立ちません。

ところでこの値札に書かれているのは日本楽器,そうYAMAHAです。社名がヤマハに統一されたのが1987年(昭和62年)とのこと。福岡のヤマハで買ったものですが,確かにその少し前でした。

電線ではないコード

週末深夜はウィスキーちびちびしつつ電子ピアノで遊んでます。ほろ酔いだと指も回らなくなるし,そもそも電子ピアノです。だらだら弾けるJazzとかポピュラーものがメイン。

こういう楽譜にはCだのAm7だのコードネームが書かれており,これを最初に勉強したのは中学生のときです。なぜか自宅にエレクトーンと初心者向けテキストがあり,それで独学しました。演奏に足を使うキックボクシングなところがピアノとの最大の違いです。

そのテキストにあったのは「茶色の小瓶」「八十日間世界一周」「Love me tender」など,初心者向けなので編曲もコードもシンプルなものだったと思います。一番記憶力に長けた時代,今でもそんなコードを見た瞬間に左手がその形になります。

一方本当のJazzのコードになると,一瞬なんだこれ?ってなるようなものばかりですが,そこまで真面目にコード見ながら弾きません。というか弾けません。

蓄積されてきた無料楽譜

古いプリンタを処分する前に残ったインクを使い切ってしまおうと,手持ちのPDF楽譜の中から需要ありそうなものを印刷しまくっております。じゃあ需要がない楽譜ってあるのかというと,そこはまあなんとなく保存したっていう変な楽譜が山のように。Schumannの全交響曲のピアノ編曲版とか,いったいこれどうすんだ,みたいなやつも。一応全部弾いてみましたけど。

印刷したからには,製本しないと不便です。ペラ紙のままじゃ譜めくりが面倒だし,落下事故もおこります。さりとて,全部で100ページほど印刷したので,真面目な製本も面倒。

ということで印刷したものはそのまま透明フォルダに突っ込み,バインダーに綴じておしまい。欠点は2つあって,一つは書き込みが面倒なこと。自分なりの運指や印刷ミスの訂正を楽譜に書き込むのですが,ビニールポケットから取り出さないと書けない。

そしてもう一つの欠点はコスト。このフォルダ,さほど高いものではありませんが,ページが増えればそれなり数が必要。

なんかもっと簡単で便利な製本方法があったらいいのですが,例えばホッチキスで留めちゃうと開けないとか,色々問題あります。完璧にやるなら,サージカルテープを使って綴るのが一番ですが,これはさらにコスト高。普通に出版された楽譜を買ってきたほうが早いってなっちゃいます。

孤独な指揮者になれる瞬間

過去に何度かネタにしたものの,再び管弦楽曲のピアノ編曲もの。録音の無い時代にはそれなりの需要があったのか,編曲を専門にしておられる方々もおられたようです。そんな楽譜をあれこれと集めており,かなりの曲がコレクションされています。

編曲者によって難易度がピンきりで,有名な交響曲を家庭で楽しもうというレベルから,原曲を極力ピアノに移した指が足りないレベル,そしてF. Lisztによるアマチュアお断りレベルまで。

なかでもお気に入りは,Dovrakの交響曲7, 8, 9番。耳心地良いメロディー,音楽の盛り上げ方,あの名曲を自分で全部コントロールできるっていうんだからたまったもんじゃないです。

難易度はそこそこ。こういった曲で重要なのは「練習せずに弾ける」ことです。全部通したら30分から1時間かかるのが普通な交響曲,そんなのを真面目に練習する気になんかなりません。初見で7割弾ければそこでOK。

自宅で演奏できる交響曲,これってもう指揮者気分ですよ。文句言わないオケ(ピアノ)を自在に操って自分の世界に浸る。とちってもブーイングは出ない。なんとも贅沢じゃありませんか。

こんぐらがったバレエ音楽

Tchaikovskyと言えば三大バレエ音楽「白鳥の湖」,「くるみ割り人形」,「眠れる森の美女」。同じロシアの作曲家Stravinskyの場合は「火の鳥」,「ペトルーシュカ」,そして「春の祭典」。白鳥と火の鳥はどちらも鳥。くるみ割り人形とペトルーシュカはどちらも人形。そして本当は怖い「眠れる森の美女」はオーロラ姫の生贄の物語。

なんてことはなく,適当なでっち上げです。

オペラは歌と舞台演技が重要なので,ながら作業(流れ作業ではない)には向かないのですが,バレエだと音楽だけ聴くのは普通だし,舞台動画を流しても,あまり気にならないかも。とは言え,バレエそのものを見ることは滅多にないのですが。

ペトルーシュカの音楽を元に作曲家自身がピアノ独奏曲「ペトルーシュカからの3楽章」を作っていますが,これが超難曲として有名。この4段で書かれた楽譜を二本の腕で演奏します。