「楽譜」タグアーカイブ

G. Leonhardt編曲 Bach無伴奏Sonata, Partita

こんな楽譜がありますよとのタレコミに,真っ先にAmazonでチェックするも見つからず,結局出版社
(Baerenreiter)で直接注文
.ドイツから航空便でやってきました.J.S. Bachの無伴奏Violn, CelloのためのSonataとPartitaの数曲を,Gustav Leonhardtがチェンバロ用に編曲したものです.

全曲無いのが残念ですが,耳慣れたあの曲をピアノで弾けるのがありがたい.Partita Nr.2, BWV1004の有名なChaconne,ト短調に移調されていますが,両手使って弾いていいですね! 左手だけで弾かなくてもいいんですね!

元は独奏Violin, Celloなので,そのまま鍵盤楽器で演奏すると音が薄いのですが,そこはうまく補強されています.Leonhardtの編曲は,まるでBachが元々チェンバロ用に作曲した曲のよう.全く違和感ありません.

ざざっと弾いてみましたが,技術レベル的にはPartitaと同じくらいか.結構難しいです.Bachでは出てこない(と思う)10度音程が稀に出てきて,そこはやはり編曲物っぽい.指が届かないんですよね.

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環境音楽は他人任せが良い

Los Alamosの図書館にある古書店で楽譜を買ってきました.一冊50セント,全部で$1.5ぽっち也.

J.S.BachのConcerto, d-moll BWV1052,同じくBachの「音楽の捧げもの Das Musikalische Opfer」,それにポピュラーピアノっぽいもの.

「音楽の捧げもの」は,3声のリチェルカーレRicercarだけはそのまま鍵盤楽器で演奏できますが,他の曲は二段譜になってないので自分には無理.6声のリチェルカーレが三段譜面に整理されたものも掲載されており,これならなんとかなるかも.

さてNew Age Pianoという一冊.Eddie Jobson, John Jarvis, Susanne Ciani, Jim Chaooell, Yanniの作品を集めたもの.大昔ちょっと流行った(?)ニューエイジ・ミュージック,ミニマルっぽくもあり,Jazzっぽくもあり,ポップスっぽくもあり,所謂癒し系音楽.

全曲ぶっ通して弾いてみました.まあ面白いっちゃ面白い.でも次第に退屈になるのも事実.誰かがバーでBGM弾いてるのを環境音楽に自分は酒飲むってのなら良さそうです.

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ピアノの上で広がっていく混沌

グランドピアノは手前の屋根を開かないと譜面台が出てきません.でも開いた状態だと,かなりの音量で少々うるさい.卓上譜面台をピアノの上に置けば,屋根を閉じたままで演奏でき,音量も抑えられて便利です.目線が少々高くなるのが難点ですが.

閉じたままでよいとなると,次第に怠惰が広がってきます.ピアノの上に楽譜を山積み(これだけはやりたくなかった).天井のライトのスイッチが遠いので,専用のLEDライトをAmazonで購入.

このライト,USBが着いているので,スマホの充電もできます.

ドリンク用スタンドも身近に置いておきたいところ.ついでにウィスキーボトルも常備するか.

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注目に値するワインラベル

notable

スーパーマーケットで売られてるワインの質は値段とほぼ比例してると思ってるので,$10程度のものを選んでおけば間違いないはず.でもそこはあの手この手で消費者の購買意欲をそそろうとするワインのエチケット.ついデザインに釣られて買ってしまうこともしばしば.

このワイン,まず名前が凝ってます.Notable,つまり注目に値すると主張してるのがすごい.

そんでもって,note(音符)-able(できる)だから,風味を♪で表現.ハ長調だと仮定すれば,この楽譜もGコードからCコードへちゃんと解決してます.

もっともこんな選び方してたら,ワイン会社の思う壺ですね.

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川崎にゾロアスターを聞きに行く

あっちはザルツブルク

コンサートのチケットを頂いたので,川崎へとやって参りました.川崎は初めてかと思ったのですが,今は大変なことになってる某T社に,大昔会社見学に行ったのを思い出しました.なんで行ったんだっけ(入れてやるとは言われなかった…はず).

とまれ,現代の川崎駅は全くの別世界,Salzburgまでたったの9000kmってんだから,文化都市の香りも高い.

この楽譜,ト長調でソの後に8分休符があるから,Eine Kleineかな?

K. Urbanski指揮のNDR Elbphilbarmonie Orchestra.聞き覚えの無い名前でしたが,嘗ての北ドイツ放送響,名門です.

演目は,Beethovenの序曲Leonoreの3番, ピアノ協奏曲第3番,それに映画「2001年宇宙の旅」でお馴染み,R.Straussの “Also Sprach Zarathustra” 最近では「ツァラトゥストラはこう語った」と訳されることが多いですが,やっぱこれは「ツァラトゥストラはかく語りき」と呼びたい.

パイプオルガンも入る大曲です.まずは予習していかねばと…

スコア

コンサート前にカフェでスコアのチェック.冒頭だけが超有名というこの竜頭蛇尾な管弦楽曲,スコアを追っかけながら聞かないと後半眠くなります.

ミューザ川崎シンフォニーホール

川崎駅からすぐのミューザ川崎シンフォニーホール.オケの裏側にも客席があるのはBerlin Philっぽい.休憩時間にちょっと探検してみました.パイプオルガン側から見たところ.

裏側から

僕の座席はステージ向かって右側でした.オーケストラを横から眺めながら聴くのは初めてでしたが,音的には何の問題もありませんでした.やはり良く設計されてるんだ.ウィーンの楽友協会大ホールもステージ背後に客席がありますが,あそこはちょっと聞けたもんじゃない.

Beethovenは全くの正攻法の演奏.Leonoreでは乗りまくってた隣の座席のおっちゃん,ピアノ協奏曲ではすやすやと夢心地.こんな素敵な子守唄で,さぞや良い夢を見ていたことでしょう.

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薄くても安いかどうかは分からない

AvantGrand

海外出張中の従姉妹が,家にあるピアノを弾いていいというので,ちょっとばかり遊ばせてもらいました.YAMAHAのハイブリッドピアノというタイプで,鍵盤のタッチは普通のピアノと全く同じ.グランドピアノと同じアクションらしく,電子ピアノという感覚は全くありません.

あるとすれば,ヘッドホンから聞こえてくる音.これなら真夜中でも練習できるというわけ.ちょっと欲しいかも.すごい技術ですが,お値段もそれなりに...

楽譜

とりあえずはパソコンの中に溜め込んでいる楽譜を使って弾いていたのですが,やっぱり面倒.夕方,そのまま銀座へと向かい,山野楽器で一冊買ってきました.

Henle版のソナタが一曲だけ分売になったもの.これなら持ち歩きも便利ですが,ソナタ「集」の方が値段が安かったのは,見なかったことにしよう.だって重たいんだもん.

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未完成交響曲の4種類のピアノ編曲

「交響曲への誘い (編曲解説 水城郁夫)」という楽譜を持っています.「運命」「未完成」「新世界」「悲愴」のメジャーどころをピアノソロにアレンジしたもので,4つも入ってお得だと買ったものの,弾いてみてがっかり.曲が大胆にカットされていたのです.そりゃ100ページ足らずの本で交響曲が4曲も入るはずはない.買ったのは随分昔のことです.

それにしてもこの楽譜はちょっと不思議でした.アマチュア向けと言うには,編曲の難易度が高い.でもプロ向けだったら大胆カットして曲のさわりだけ編曲することは無いでしょう.どこか中途半端.

それが最近,未完成交響曲の全曲ピアノ編曲ををあれこれ見ていて,なんとなく理由が分かりました.水城編曲と書かれていますが,これはおそらくPeters出版のR. Kleinmichel編曲を,中間部分をばっさりとカットしたもの.オリジナルの楽譜が著作権切れだからとは言え,こういうのを編曲って言うのかな.

IMSLPの未完成交響曲のページには,4つのピアノソロ編曲が集められています.いずれも19世紀終わりから20世紀初めに出版されたもののようです.

僕の想像ですが,C. Reinecke編曲がおそらく一番最初のピアノ編曲のように思えます.かなりオーケストラのスコアに忠実に編曲しているようで,全体にピアノの広い音域が使われ,超高速の32分音符のトレモロや指が届かない10度音程等,演奏のしやすさは二の次な箇所が散見されます.

以下,4種類の編曲を,第2楽章の冒頭部分で較べてみます.まずはReinecke版.赤丸の部分が10度音程.冒頭いきなり左右の手を交差する指示がなされていますが,これは幾ら何でも印刷ミスでしょう.

Peters出版のR. Kleinmichel版は,Reinecke版を整理して弾きやすくしたような楽譜です.トレモロは普通に16分音符で書き直され,低音パートをオクターブ上げて音域が狭められているのは,アマチュア音楽家を意識したものか.

二楽章冒頭,手が小さいと届かない10度音程は分割され,violaが弾くGisの音は原曲を無視して一拍後ろへずらされています.やはり実際にピアノで弾くことを意識した編曲のよう.

B. Buyes版はKleinmichel版をさらにピアノ曲らしく編曲した感じです.Kleinmichel同様,トレモロは16分音符で書かれていますが,音が足されて和音に厚みを持たせています.二楽章冒頭のバスパートもオクターブで取るように変更されていますが,原曲はバスの単音.

5小節目,Kleinmichel版では落ちていたviolaパートのE音が追加されています.不思議なことに,水城版もここだけはスコア通りになっているのです.もしかするとKleinmichel版の印刷ミスと考えて修正したのかも.ここだけ修正したらしい証拠に,水城版のバスの音が以下のごとく間違っています.

水城版を除く3曲の流れは,Reineckeがまずスコアからピアノ譜に落とし,Kleinmichelが誰でも楽しめるようなピアノ曲に整理し,Buyesが派手さを加えたということでしょうか.

最後のM. Pauerは全くの別系統.大胆に分散和音を使ったり,和音の連打や音域の拡大があったりと,難易度の高い編曲.実際にコンサートの演目に出せそうですが,ピアノ独奏の未完成交響曲のコンサートに行きたいかと言われると,ちょっと躊躇しますけど.

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