「昔話」タグアーカイブ

プラスチック製ミニチュアボトル

ずっと昔,僕が大学院生の頃ですので,まだ世間は徳川幕府の時代でしょうか。研究室の机の上に,ミニチュアの酒のボトルを並べていました。色んな形の可愛らしい小瓶で,ちょっとしたコレクションです。

普段,機内で一杯やるときは必ずワインをもらうのですが,この日は何故かちょっと変わったものをと,スコッチ・ウィスキーを注文。出てきたのが,この小瓶です。

残念ながらプラスチック。そりゃまあ機内ですから仕方ない。でもこれを見て,そう言えば昔,大学の机の上に小瓶を並べてたことを思い出した次第。卒業時に全部処分してしまいましたが,ちょっと乙女チックだったかも。

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極端な寒波の極端な昔話

立春を過ぎてやや暖かくなったと油断したら,突然の寒波の戻りです。昨日今日の出勤時の気温は氷点下9℃。車通勤なので外気温に触れる時間は,駐車場からオフィスまでの徒歩正味3分なのですが,冷たいを通り越して痛い。

昨日は元ポスドク君がこちらを訪問しており,グループ全員で夕食へ出かけました。車を一旦家に置き,レストランまで徒歩15分。普段は散歩で行く距離ながらも,この日は少々辛かった。さすがに帰りは友人に送ってもらいました。彼も飲んでたような気がしますが,まあ気のせいでしょう。

そんなわいわいがやがやの夕食時,話題は昔話。Route 66の起点はどこだなんて聞くアメリカン,ChicagoからSanta Monicaを知らないんかい。

でもRoute 66なんてせいぜい100年ほど前の話です。僕らが「昔の日本では〜」なんて話をすると,ざっと数百年前のことでしょうか。

という話をしたら,居合わせたギリシャ人の女の子ポスドク,

昔って言うと,ヘロドトスの時代ね〜

紀元前かい!


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時代が追いついた,のかな

相変わらずの雪景色ですが,昼間は暖かい日が続いています。気温はかろうじてプラスくらいながらも,この青空です。シャツの上にジャケットを羽織るだけで十分。

さて昔話モード。かれこれ18年程前に出した論文があります。計算したらこんなんなった,という程度の話なのですが,実際に実験した人はいないので言いたい放題なのが理論の良いところ。

それが昨年,職場の同僚が測定してしまったのです。技術革新ってのは怖いものです。でもラッキーなことに,結果は約20年前の計算をほぼ再現。変なことはしてなかったと胸をなでおろしてたら,

これで論文書くから,も一回計算して!

そりゃ18年前の数字なんて残って…るけど,わざわざ見直したくもない。そもそも当時何やったなんて,詳細は覚えてません。でもそんときのプログラムは残ってる。

一か八か,それを使ってみたら,なんと昔の結果を吐き出しました。我ながら驚いたものの,なにも触って無いんだから当たり前ですよね。

そう言えば昨年末,某C国の人から,僕の作ったプログラムの使い方を聞かれました。教えてあげるに吝かではないのですが,それも20年前の代物です。覚えてませんって。

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穴があったら入りたい

子供の頃,近所に大きな岩が重なってできた洞窟があり,そこを秘密基地として遊び場にしていました。基地1号,2号,悪友らとそんな場所を発見しては,中に入り込んでみる。中で何をして遊んでたのかさっぱり覚えていませんが,マンガ読んだりトランプしたり,だったのかも。

狭い閉鎖空間ってそんな浪漫があります。押入れの奥,屋根裏,床下,変なところを見つけては潜り込んだもんです。そして月日は流れ,中高生になったころは,福岡に点在する古墳の石室を自転車で訪ねてまわるなんてことも。

さらに流れて大学生時代。大分県の小さな村に寝泊まりする機会があり,たまたまその地方の出身だった友人が「近くに古墳があるよ」と言います。そりゃもう行ってみるしかない。玄室にも入れるそうです。

友人三人と狭い入り口をくぐり抜けると,やや広い空間があり,でもそれ以上のものは何もありませんでした。三人がぎりぎり入れる広さです。学術的にさほど重要でないので,そうやって一般に公開というか放置してたのかもしれません。

折角なので記念撮影しよう。三脚も持ち込んだので,それを入り口付近に据え付けて,はいチーズ。

出来上がった写真は,闇夜に浮かび上がる,むさ苦しい男三人のどアップでした。

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電話,押しますか,回しますか

大学から夏期実習生がやってくる季節です.訪問者受付窓口へと学生を案内し,そこで手続きの順番待ちしてたときのこと.部屋の片隅にちょこんとプッシュホンが置いてあったのです.受話器が電話の上に乗った,昔ながらの形のもの.

今も使っているのか,あるいは飾りとして置いてあるのかは定かではありません.何気なく学生の女の子に,

「あの電話,知ってる?」

と聞いてみたら,なんと子供の頃に使っていたとか.大学院生なので,今はおそらく25歳くらい.彼女が子供のころって2000年くらいでしょうか.確かにプッシュホンの時代だったっけ.固定電話すら知らないんじゃないかと想像してたんですけど.

そんな話を横で聞いてた,もうちょい年上の女性が,さらにびっくりな発言.

わたしは,ダイヤル式のを使ってた

ダイヤル式電話!?

彼女はおそらく30代前半.25年前としても,1990年くらい.その頃まだ黒電話って残ってたっけ.いくらなんでもそれは時代が合わないんじゃないかと言うと,

Austriaは遅れてるから

彼女はウィーン出身.なんか京都あたりの人が,未だに墨と筆で手紙をしたためてるみたいとか言ったら偏見か.

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昔の機械を見たら分解してみたくなる病気

車のオーディオの音量や室内温度は,いまだにつまみを回して変えるものが普通だと思います.でもあれって嘗ての可変抵抗器のメタファーですよね.内部は全部デジタル処理されているはずだし,今の若い人にテレビの音量を上げ下げするのに「ボリューム変えて」じゃ通じない.

機械を見ると,ちょっとわくわくします.子供の頃,大型ゴミに出された家電を拾ってきては分解して中の構造を調べたもの.もちろん分かるわきゃないんですが,それでもこんなに部品が使われてるんだと楽しくて仕方なかった.大型トランジスタを見つけたときは,宝物発見気分です.

ボリュームのつまみに繋がった可変抵抗器.どうして回すと音量が変わるのかと,そこだけ取り出してテスターで抵抗値を測り,挙句の果てにそれを分解して中の構造を確かめました.意外とシンプルで,少々がっかりでしたけど.

テレビのチャンネルを回す,ラジオの周波数を変えて曲を選ぶ,どうして回すと変わるのか,その頃は,裏側って思ったよりもシンプルな機構でした.今じゃテレビにしろ自動車にしろ,コンピュータ制御です.分解したところで無愛想な百足チップが並んでるだけ.便利だけどつまんない.

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