「大学」タグアーカイブ

気づかなかったSynchronicity

Berkeleyから女の子が夏季実習に来ています.ここでの仕事は彼女の博士論文の一部になるわけですが,日本と違って指導教官の縛りが少なく,学生の主体性に任せて学位論文を作成させるあたりはアメリカならではかもしれません.日本は大学の中での徒弟制度が根強いですからね.

Berkeley娘には僕が作ったプログラムを渡して計算させ,その結果がいかに「酷い」ものかを体験させるのが夏季実習の課題.いや,ほんとうの話.

それとは別に,今週はMichiganからの訪問客もおります.以前から知っている実験系の女の子ですが,学位論文に載せるために僕のプログラムを使って測定結果の解析を行っています.昨日,仕事が一段落して雑談モードに入っていたときのこと.Michigan娘が唐突にBerkeley娘の話を始めたので,「あれ,彼女知ってるの?」と聞いたら,

「うん,あたしの妹

え!?

そう言われて気づきました.姓が同じです.でもアメリカではよくある姓だし,そもそもFirst Nameで呼んでいたので,全く考えもしなかった(顔も全然似てないし...)

未だに女性は少ない物理の世界,そこへ姉妹揃って進学し学位を目指しているとは驚きました.理系環境で一緒に育ったのかもしれないし,別に何の不思議は無いはず.でも方や東,方や西からここLos Alamosへとやってきて,同時に僕が姉妹の研究の手助けをするというのは,やはりレアなケースかと.論文の謝辞に僕の名前を入れてくれるかな.

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古き良き紙と鉛筆時代にしがみつく

夏季実習に来ている大学院生二人とミーティング.オフィスを出る時,ノートパソコンを一旦抱えたものの,大袈裟にパソコンを持って行く程もないかと机に戻しました.

メモ帳代わりにノートとシャーペンにしようかと思ったものの,やっぱり面倒.話の内容くらい覚えるだろうと手ぶらで会議室へ向かいました.

大学院生の二人はリュックを持ってきてたので,やっぱりパソコンでノートでも取るのかなと思ったら,大間違い.二人が同時にリュックから取り出したもの,それはなんと大型のタブレット.そこへさらさらとペン入力でメモってます.

この新人類め!

なんて言い方,今時分もうしないのかな.未だにノートに鉛筆書きで仕事している自分としては,タブレットのデータが壊れたらどうするんだろう,とか,痩せ我慢的な心配をしてみたくなります.でも大型iPadもちょっと欲しいかも.

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あそこの教授なら全員知ってる

もうずいぶん昔にリタイアされた物理学者から,ちょっとした用件で電話がありました.この人,Honoluluでリタイア生活を満喫してる癖に,何故か未だにちょこちょことうちの職場で見かける不思議な人.

この日の電話はCaliforniaから.旅費はどっから出てるんだろうと気になりますが,とにかく普段からテンションが高い人です.この日もだ〜〜〜〜〜っと一方的に話が進み,さて電話を切ろうと思ったら唐突に,

「そうそう,お前んとこの息子,ハワイにいるんだって?

何処でそんな話を聞いたのやら.

「そうですよ.HonoluluのHawaii大学に通ってますよ」

「誰んとこで勉強してるんだ? 俺はあそこの物理の教授は全員知ってる」

「いやうちの息子,物理やってないんだけど」

・・・・

なんか気まずい空気のまま,電話が切れましたとさ.

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東京中継寿司便利

大学の卒業課題として海外研修というのがあるらしく,すでに卒業式は終わったというのに,最後の仕上げの勉強しに長女は西へ飛んで行きました.海外研修の受け入れ国は幾つかあるらしく,学生は適当に振り分けられるようです.スペインなんかに人気集中してそう.でもうちの娘の行き先は,なんと中国は杭州市.

そりゃまた面倒なところでご愁傷様.てっきりこちらから中国へ直接飛ぶのかと思ったら,日本経由なんだそうな.確かに東京まで一旦飛べば,そこから中国へはあっと言う間です.だからと言って,一週間東京に滞在する理由がよく分からない.

Suicaはあるかと聞くので,あるけどいくら入ってるかは覚えてない,自分でチャージしろと.

折りたたみ傘を貸してというので,そんなもん東京に戻って好きなの買ってこいと.

コンビニのおにぎりやら,寿司やら,映画の日やら,取り敢えず東京を堪能しているようです.ま,どうせ来週からは彼の国.

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卒業式で確実に全ての名前を読み上げる方法

North Carolinaから自宅へと戻った直後,今度はWisconsin.長女の卒業式兼引越しです.スタジアムに全卒業生が集まるというアメリカサイズの卒業式,ステージの進行状況なんて遠すぎて全く見えませんので,巨大スクリーンを眺めつつの式次第です.

この日は朝から曇り空.式典はなんと雨天決行.予報では夕方から雨で,なんとか卒業式の間は降らずにすんだのですが,それでも寒いことと言ったら.念のために長袖にジャケットという服装でやってきたのですが,正解でした.

全体の卒業式が終わると,夕方からは学科毎の卒業式.こちらは一人ひとり名前を読み上げられ,卒業証書を渡されるようですので,これまた長丁場です.

名前を呼ばれる順序は,てっきりアルファベット順とばかり思っていたのですが,驚いたことに全くのランダム.それなのに滞りなく列が消化されていく不思議.どういう順序なのかさっぱり分かりませんが,名前のリストを予め作っておき,学生達はきっちりとその順序に並んで着席しているのか.

そんな律儀なことをアメリカで行われるわけはないと訝っていたら,後になってその謎がとけました.

学生が各自,自分の名前を書いた紙を持っていたのです.正式なスペリングのみならず,どのように読むかという説明まで自分で書いたもの.それを壇上に登った際に名前読み上げ係の人に手渡すわけ.

名前を呼んでいた先生は,名簿を読み上げるのではなく,次々と手渡される紙切れを読んでいただけ.おまけに学生に手渡していた卒業証書は中身が空で,フレームのみ.つまりそこにも個人名は書かれてないわけ.

なるほどこれならどんな順序で学生が並んでいようが対処できます.もっとも証書授与と名前読み上げに,時間差が生じておりましたけど.

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高校生への課題に悩む

過去に何人か夏期実習生を持ったことがあります.もっぱら大学学部生ですが,大学院生もいます.こういった大学生は全米あちこちの大学からやってきて夏休みの間だけこちらに滞在しますが,地元限定ながらも高校生の夏期実習生も受け入れています.

なんせ石を投げれば博士に当たるという土地柄,Los Alamosの高校生も成績優秀なのが多く,それなりに選抜も厳しいようです.今年も高校生が一人,僕の所へ夏期実習生に来たいと連絡してきました.

それはそれで良いのですが,こういうときに考えるのが,この生徒は将来何を勉強したいのだろうということ.物理ならいいんだけど,そうでない場合はどっかで折り合いをつける必要があります.そして今年応募してきた生徒の将来の夢,それは歴史家...これは困った.

明日までに夏期実習の課題を考えなければなりません.夕方ジョギングしながらあれこれ考えていたのですが,今ひとつ良いアイデアが出ない.もういっそ夢には目をつぶって,こっちの雑用をやってもらうかなあ.

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全米一の締め切り男

apricot

予算の申請するから協力してくれ,またそんなメールが舞い込んできましたのが一昨日.大学に勤める友人からです.彼とはずっと一緒に仕事してるので何の躊躇もせずにOKの返事したら,矢継ぎ早に次のメール.

「ところで,締め切りは来週月曜なんだ.でもまだ何も書類できてないんだ」

そう言えば,そういう奴だった...

以前,彼から似たような連絡がきたときのこと.締切が翌々日.その日のうちに研究申請内容を二人で詰め,翌日主な文章を書き上げ,締め切り当日になんとか必要書類を揃え,最終版を事務へ送付したのは5時10分前.

間に合った!

もうそれだけで達成感半端ない.まさかこんな短時間で仕上げてしまうとは.自分たちを褒めてあげたい.

もちろんこれは予算申請の話.結果は言うまでもなく,落とされました.ご利用は計画的に.

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