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スナックという不思議な名前

「スナック」なるものがあります。おやつでは無くて,お店の方。僕はこのスナックなるものに,人生で数回だけ入ったことがあります。その全てが大学の先輩に連れて行かれてのこと。「大学生時代の」ちゃいますよ。大学のセンセイで馴染みのスナック通いされておられる方は普通におられます。

その初体験,そもそもスナックという場所はママさんが居る飲み屋程度の認識でした。それが,なんやらやる気ない若い女性が偽ブランデーを極限まで希釈し,先輩がカラオケで歌うとタンバリンをぱんぱん。言うまでもなく,すぐにでも帰りたくなったのを思い出します。

僕はそういう場でもそこそこ話題を合わせて盛り上げるスキルを持っておりますので,なんとかその時間を乗り切りましたが,あれって楽しいのかな。基本,そういうのを楽しめない偏った性格なので,空気を壊さぬようひたすら気配を消す,これが極意です。

色々な推薦スタイル

過去にも何度か書いた話題ですが,再び推薦書を書いたり貰ったりしております。勿論僕の推薦ではなく,若い人のもの。僕も推薦書は過去にそれなりの数を書いてきました。それなりのスタイルというか,ポイントみたいなのは押さえているつもりなのですが,送られてくる推薦書はそれぞれに個性的です。

仕事の内容を詳細に記したもの,本人の能力を強く推薦するもの,仕事への取り組みに重点を置くもの。勿論推薦書なので,超絶人物であるかの如く書かれたものも散見しますが,こっちだって裏読みの手練。

そんな中でふと気づいたのが,推薦書の署名です。

手紙の形式です。文面があり,最後に直筆サイン,オリジナルを郵送。かつてはこれが当たり前でした。

それがサインしたものをスキャンしてメールに添付へと変わり,さらに最近のはワープロで打ってPDFにしただけなものばかり。日付も名前を印刷です。その気になればPDFに電子署名できますが,そんなの見たことありません。

こんなんその気になれば偽造できるやん,と思わなくもないですが,基本は性善説。それに狭い業界ですから,リスクをおかす必要もないでしょう。

ちなみに僕は一応サインを入れます。直筆のサインの画像を用意しておき,それをファイルに張り込むだけ。本人がやるサイン偽造。これがあるとないとでは,見た目がかなり違います。

大学関係のお付き合いは続きます

13日の金曜日,今日は朝からずっとミーティングでした。Michigan州立大学からの訪問客があったので,その対応一切合切を若者に丸投げ。発表形式にし,議論時間を設け,カフェで軽くランチ,さらに実験施設の見学会。しっかりと接待してくれました。

ちなみにその若い衆,そこの大学の卒業生なので,お客さんは自分の元先生なわけ。順当な人選です。

仕事柄,大学関係者との付き合いは多く,そこの卒業生が今では同じ職場という状況も珍しくありません。良い人材を採用しようと思ったら,大学と仲良くしとくのも作戦の一つ。

嘗ての学生が同僚ならまだマシ。下手するとお役所勤めになって,お金を僕に回してくる立場になったりもするので,微妙な距離を保ちつつの付き合いとなります。

プラスチック製ミニチュアボトル

ずっと昔,僕が大学院生の頃ですので,まだ世間は徳川幕府の時代でしょうか。研究室の机の上に,ミニチュアの酒のボトルを並べていました。色んな形の可愛らしい小瓶で,ちょっとしたコレクションです。

普段,機内で一杯やるときは必ずワインをもらうのですが,この日は何故かちょっと変わったものをと,スコッチ・ウィスキーを注文。出てきたのが,この小瓶です。

残念ながらプラスチック。そりゃまあ機内ですから仕方ない。でもこれを見て,そう言えば昔,大学の机の上に小瓶を並べてたことを思い出した次第。卒業時に全部処分してしまいましたが,ちょっと乙女チックだったかも。

突然の高速英会話

「やっとドアが開いてた」

と,学生風お兄ちゃんがオフィスに入ってきました。なんでも僕の部屋のドアはいつも閉まっていて,不在がちなんだとか。会議に行ってることはありますが,ドアは大概開けっぱなしだけどなあ。

それはともかく,彼,自分は○大学の△で,□教授の学生で … と矢継ぎ早に自己紹介,それも超早口です。□の部分はなんとか聞き取ったものの,油断してたものだから,大学と名前はさっぱり。

聞き返すのも何だし,□先生の部分から○大学は推測,名前はこっそりと名札を見ました。

どうやら夏季研修で来ている博士課程の学生のようです。僕に用事があるとは思えなかったのですが,ほんとうに僕のところへ挨拶にきたっぽい。自分の仕事について超早口で語り始めたのでたまらない。

こういうときは,こちらがゆっくり話すことでスピードダウンを誘導できます。でも物理を熱く語り始めたら止まらないタイプには通用しなかった。

しばしば議論に付き合った後,「いまから会議あるから」とお引取り願いました。で,会議に行くふりして,ドアをぴっちりと閉める。

Hawaii大学の野良たち

HonoluluにあるHawaii大学のキャンパスを二年ぶりに散策中。アメリカの大学というと巨大なイメージがありますが,ここは比較的コンパクトにまとまっており,おそらく日本の大学のサイズです。この日は薄く曇って日暈が見えました。

キャンパス内には珍しいものもが点在しているらしく,まずはこれ。

「2001年宇宙の旅」でお馴染みのモノリス。なんでこんなモニュメントをキャンパス内に設置してるのか分かりませんが,表面が反射してしまうのが残念。ちゃんと漆黒に仕上げて欲しいものです。わざわざ見に行ってあげたんだし。

Rainbow Treeと呼ばれていましたが,実際はレインボーユーカリ。樹皮色が変化するために,まるでペンキを流したような不思議な虹色になるそうです。

キャンパス内あちこちで野良猫を見かけます。猫たちが生活しやすい環境になってるらしい。猫どころか,ニワトリもうろついています。野良猫ならぬノラトリ。確実に繁殖してるようなので,猫と共存してるんでしょう。