「変な人」タグアーカイブ

大人になったらなりたい博士

Beaujolais nouveau 2017

第一生命の調査で,男の子の「大人になったらなりたいもの」の第一位が,スポーツ選手を抑えて学者・博士となったんだそう.博士と言っても色々です.恐竜博士もいれば,経済・法律の専門家もいる.医学もあれば工学もある.子供たちのイメージってどんなのなんでしょうね.

思うに...

◯ 怪しげな化学実験で,やばそうな薬品を作って爆発して髪がチリチリ

◯ 巨大な実験装置で宇宙の謎を探っていたら,ブラックホールに吸い込まれる

◯ 癌が無くなる世界を目指していたら,実験用マウスが大脱走

◯ 高性能ロボットを開発していたら,ロボットが脱走して人類を攻撃

◯ 超高性能コンピュータを開発していたら,コンピュータが自我を持って … 以下略

実際はこんなんだと思うんですけど.

● 「教授,この実験にはもっと薬品が必要です」
「それは高いから,焼酎を使いなさい」

● 「おぉ! 世紀の発見だ.光よりも速いぞ!」
「先生,ここケーブル外れてます」

● 「しかたない,このパソコン用マウスでも入れておこおう」
「先生,それトラックボールです」

● 「先生,脱走アンドロイド,ここにいました!」
「ばかもーん,それは俺だ」

● 「ぴ〜,ががが〜,ジンルイをシュクセイしま...」ぷちっ
「あ,やべえ,電源ケーブル,ひっかけちまった」

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海外出張の証拠は名刺

日本からのお客さん,海外出張で仕事をしてきた証拠を出せと大学から言われておるようです.さすが性悪説で名高い某事務って言っちゃいけないのか.でもほんとに悪いことやっちゃう人がいたんだから何とも言えない.

学会・研究会参加ならそのプログラムでも出せばよいのでしょうけど,研究所訪問じゃそういうものは無い.研究ノートの写し,いつ書いたのかなんて分かりません.作成したファイルの日付は出張期間中でも,どこで作ったなんて分からない.

ちゃんと仕事してましたと確認書を一筆書きましょうかと提案したのですが,そういうのを求められてる訳でも無いらしい.

そんなこんなで,じゃあこれを提出と言われたもの,それは

僕の名刺

...えっと,それが何故出張の証拠になるんでしょうか.

名刺なんて何時貰ったものなのか分からないし,そもそも日本人じゃなけりゃ持ってるかどうかも分からない.

要するにお客さんがこちらに滞在していたことを,僕が証言しろってことなんですかね.でもそれならメールアドレスで十分な気がします.ズルしてないことを証明しろってのがエスカレートして,どんどん滑稽な状況になってるような気が.

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傲岸不遜,傲慢不満

Santa Fe

とある日本人食事会での話.僕はもっぱら右隣に座っていた人とビールのグラスを傾けておりました.左側にいた別の友人は,その向こう側のポスドク君に何やら熱く語っております.どうやら研究者として成功するための心構えを説いていたらしい.

そんな先輩語りがちらちらと僕の耳に入ってきていたのですが,そのうち看過できない,いや立ち聞きなので馬耳東風できない,いや座ってたので何だろう,兎に角そんな一言.

「成功するにはね,傲慢でないといけない.LiLAさんみたいに」

ん?何か言った?

傲慢って言葉は少々悪かったらしいものの,その後出てきた単語アレコレもちょっと人聞き悪い.そもそも成功してないし.

言いたいことは分からないでもない.要は野心を持てとか,自分を信じろとか,そういう意味なんでしょ.でも僕みたいにってのはやっぱり聞き捨てならない.傲慢じゃないよねえ.

長年後進を見ていると,最先端で働く科学者になるかどうか,ちょっと見えてきます.成功の秘訣は,やっぱり生意気さだと思います.若造のくせに生意気なやつは,だいたい伸びる.もちろん中身が伴ってなければ,単に痛い奴ですけど.

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短期北京滞在,言ってみるもんだ

Seattle – 北京間のフライト,flight trackerがもうめちゃくちゃになってました.アフリカ沖を飛んでたり...

地球を逆回りしてたり.

それはともかく,座席は無印エコノミー,Seattleで狭い座席に身を押し込み,10時間の辛抱かと諦めの境地に自分を無理矢理押し込みつつあったときのこと.通路を隔てた隣に赤ん坊を抱いた中国人男性が座りました.

嫌な予感は的中.離陸前から泣き叫んでいます.見かねた他の乗客が,そのおっちゃんに「こうやって抱っこすればいいのよ」と指南中.こりゃちと辛いなと,通りかかった客室乗務員さんにこっそりと「あのさ,前の方の座席に移っていい?」

もちろんビジネスにしろって言ってるんじゃありません.ちょい広めのcomfortを厚かましくも所望.普通は無理ですが,Diamond会員なのでもしかしたらと思ったわけ.

客室乗務員さん,チーフパーサーに確認した後,こっそりと耳打ちしてくれました.「いいわよ」.言ってみるもんだ.

ちなみに泣き止まない赤子を連れたおっちゃん,座ったままではどうしようもないと思ったのか,フライト中,機内を歩き回っておりました.泣き声のデリバリー,要らないんですけど.

帰路,北京発Seattle行き,運の良いことにビジネスにアップグレードしてくれました.スパークリングワイン飲みながら離陸を待ってると,アメリカ人おばちゃんが客室乗務員と何やらやりあってます.

彼女の旦那さんはビジネスクラスにしてもらったけど,彼女はエコノミー座席のまま.知らない人が隣にいるのは嫌だ.夫がこっちに来たんだから,自分もビジネスに移せと喚いてるっぽい.

無理ですよねぇ...

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ディナーの時に出てくる多国籍話題

友人のお宅に夕食に呼ばれました.折角の高級ウィスキーを前に,車で来たことを恨めしく思います.ちょっと味見したけど.

日本の宴会だと,勝手ばらばらに盛り上がりますが,こういう食事会では順繰りに笑い話が出て来ます.誰かが話してるときは,ちゃんとオチまで聞くのがルール.そこは変人・宇宙人だらけの業界ですので,こういう話題は事欠かない.

同僚は僕を肴に笑いを取っておりました.別に面白い話じゃないと思うんだけど,どうやらかなり事件だったらしい.

さてそんな話題の一つ.別にオチはありません.20年ほど前のこと,ロシアからLos Alamosへ出張してきた人の話.

旅費が現金払いだったそうで,数千ドルほどの現金を手渡されたんだとか.それを入れた鞄をレンタカー内に置いたまま,うっかりドアをロックしてしまったんだとか.たかが旅費と思うなかれ.おそらく当時のロシアの年収数年分です.

レンタカー会社に連絡したものの,なんせ僻地です.到着まで6時間かかったらしい.ロックしちゃったんだし,そもそも超安全なLos Alamosです.そのまま放置しておけば良いものの,彼は6時間の間,炎天下,車の警備に当たったんだとか.

日射病で倒れて救急病院にでも運ばれたら,その旅費以上が吹っ飛ぶと思うんですが,何とも忍耐強い人です.

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赤けりゃどれも同じなんだろう

ワインでも飲もうと,フランス人とホテルのバーへ.顔中髭に覆われた熊風貌の巨漢ウェイターに赤ワインを注文しました.でも熊風貌君にとって少々災難だったのは,友人の注文がMerlot,僕がPinot Noir,別の種類だったということ.

しばらくして,片手に二つのワイングラスを軽々と持って,熊貌が戻ってきました.その様子を見た瞬間,思わず友人と顔を見合わせた.

無造作にグラス一つを友人の前,もう一つを僕の前に置いたで,念の為に聞いてみました.

「こっちがPinot Noirだよね」

その瞬間,熊が豆鉄砲喰らったような顔を僕たちは見逃さなかった.でも彼はすぐに平常運転時の熊風貌を取り戻し,自信満々言い放った.

「そう,そっちがPinot Noir」

そう言って去っていったけど,僕たちはもう信じちゃいない.友人と二人,ニマニマしながら赤ワインの色合い,香りをチェック.この二種類,かなり個性が違います.

友人と同時に出した結論は,

逆だな

適当なこと言いやがって.

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セキュリティにおける挙動不審な人物の取扱い

自分では自分のことをさほど印象に残るタイプではないと思っているのですが,世間の評価はちょっと違ったらしい.ここウィーンで会議室へ入るにはセキュリティチェックがありますが,そこでの出来事.いつも通り手荷物の検査を受けるためにリュックを降ろしたときのこと.係員の女性が,

「あなた,前にも来たわよね」

ちょっとびっくりして,半年毎くらいには来てますよ,みたいなあやふやな返事をしたものの,何で覚えてるんだ.毎日何百人って人がセキュリティゲートを通過してるだろうに.

そもそも以前見かけたことがあるというだけで,そんな言葉をかけられること事態が何だか変です.もしかして僕が何か挙動不審な雰囲気だったので覚えられてたのでしょうか.

挙動不審と言えば,今朝のセキュリティチェックでのこと.目の前に並んでいたアジア人っぽいおじさんに向かってセキュリティ係員が大声を上げながらすっ飛んできました.「携帯電話は禁止!」

おじさん,電話してないみたいな言い訳を覚束ない英語でしていましたが,どうやら電話では無く写真だったらしい.どっかの写真を撮ったのを,目ざとい係員が発見したということ.

衆目の中,スマホを出せと命令され,たった今撮影した写真を消去しろと強要されていました.

でもあの係員,知ってるのかな.写真を削除しただけだと,「削除した項目」の中に元のファイルが残ってるんだけど.

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