「変な人」タグアーカイブ

博士の役割を語るのじゃ

話し方で話者を想像させる,役割語というのがあります。「ばあさんや,わしの入れ歯はどこかのう」とか「おねげぇしますだ,おだいかんさま,わしらもう生きていけぇねですた」とか聞けば,まあそういう状況が分かるってやつです。僕の祖父が「どこかのう」なんて言うのは聞いたことないですけど。

これの博士版,博士の役割語と言えば,

そうなんじゃよ,おーきどくん

とかいうのが定番です。第一人称はもちろん「わし」。広島県民はみな博士。実際に「これはなんじゃ?!」なんて言う同業者は見たことありません。マンガの世界ですな。ふむ,じつにおもしろい。

実際の博士の喋り方は,ごく普通の会話の中に毒を少々という感じです。説明しよう!

「おもしろい結果でたね〜,でもどっか計算間違ってない?」

「その計算だったら僕が30年前にやったよ」

「それ,なんか意味あるの?」

「あの論文よかったね〜,でも結果ちょっとおかしいね」

「その結果はあの効果を考慮してないから意味ないよね」

「内容はともかく,英語がひどいねえ」

と次々と思い浮かんでくるのはどうしてなんじゃ。

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在宅勤務で劣化するもの

朝から晩まで短パンTシャツで過ごしていると,シャツとかジーンズとか全く着なくなります。ハンカチも使わない。辛うじて靴下だけはジョギングに使うので,洗濯劣化するものと言えば,Tシャツに靴下。何を隠そう,いや隠してもないけど,今着てるTシャツは穴あきです。

穴あきTシャツやボロ靴下は捨てずに保存しておき,出張時に持っていって現地で使い捨てにするのですが,出張がない現状ではそういう使い方もできない。でも人から見られるでもないし,気にせず日々使っております。

そんな四六時中寝間着生活を続けていて,ふと気づいたこと,それは衣替えを忘れていたこと。

いまだにクローゼットには長袖シャツばかり。半袖シャツやポロシャツは衣装ケースに入ったままでした。怠惰な生活が続くと,そんなことすら忘れてしまうようです。半袖シャツを出したものか。でもどうせ仕事再開するまでは着ないんですよね。

ふと思ったんですが,短パンも必要なのかな。パンイチで家の中をうろうろしたって犯罪じゃないし,これから暑くなってくると,もうそれでいいんじゃないかって気になってきます。さらに暑いなら,デッキにビニールプール出して,そこで水浴びしながら仕事とか。パンツの洗濯もできて一石二鳥とか。

という訳で結論,在宅勤務で劣化するもの,それは羞恥心。ほらあなたも心当たりあるでしょ。

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左回りと右回りでこっつんこ

左回りと右回り,中学生の頃だったか,いつも混乱していました。左腕を伸ばしてそっちを中心に回転するのが左回り,何だかぴんと来ませんでした。その当時誰かに教えて貰った方法,それは左手で拳を作り,親指の向く渦巻きが左回り。これですっかり解決。

左回りの法則というのがあります。陸上競技のトラックとかは必ず左回り。野球も左回り,回転ドアも左回り。地球だって左回り(ちょっと違う)。

微妙なのがコンビニやスーパーマーケット。入り口を入って店の右側から奥へ,ぐるっとまわって反対側からレジで支払い。そうすると売上も上がるんだとか。なんか都市伝説っぽいけど。

僕も日々のジョギングでぐるっと町中を回ってくるとき,いつも左回りなのに気づきました。深く考えたこと無かったのですが,それに気づいたのは対向車ならぬ対向ジョガー。

ここんとこ,必ず同じあんちゃんが向かい側から走ってくるのです。それも必ず上半身裸で。

こんな田舎町,別にパンイチで走ったって良いんだけど,やっぱり目立ちます。そして彼は右回り。半周したら反対側で再びすれ違うのです。もしかして腹筋自慢なのかな。僕も脱ぎましょうか。

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運転中は使用禁止

3月末にLos Alamosに戻ってきてから,殆ど車を動かしてません。行き先も無いんだから仕方ない。もしかしたらバッテリー上がってるかも。

例によって日々の仕事時の服装は短パンにTシャツ,またの名をパジャマ。ネット会議でも顔出しを全く誰もしなくなった関係上,上だけシャツなんてのすらありません。今日も朝から電話会議です。

会議途中,一人が資料をメールで回してきました。画面共有してない関係上,何かを見せようと思ったら古典的な方法に頼るしかありません。でもなぜかメール着信のメッセージが来ない。

代わりにiPhoneの画面に出たメッセージは,「運転中なので通知は受け取れません」

運転なんてしてませんよ。自宅から電話会議に参加です。なんやねんこれ,と運転中モード解除して,ふと気づいた。

ぶらんこに乗ってたんだった

ウッドデッキに置いたぶらんこで,ゆらゆら寛ぎながらの電話会議。その振動を運転中と誤認識されたらしい。そりゃiPhoneも勘違いするでしょう。

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中産階級のお飲み物

Cru Bourgeois クリュ・ブルジョワ,格付けというほどもない格付けですが,付いてると何となくありがたい気になるのは商業主義に思うつぼでしょうか。もちろんちゃんとしたワインじゃないと貰えない称号です,多分。

ブルジョアというと中産階級の意味だったはずですが,今は金持ちのイメージ。だったらオイラもブルジョアだぜぇなところを見せたいところ。例えば,

ノートに仕事のあれこれ書く時,何色ものジェルインクボールペンを使います。赤,青,緑,水色,茶色,ピンク,群青色,等など。

何か生活必需品をAmazonで買うとき,こっそりとCDを同時注文します。

ガソリンは下から二番目クラスのを入れます。

一本$5未満のワインは買いません。

つまみはピスタチオ。

どや

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それならもうやったよ

先日Poland出身の友人とカフェで雑談していたときのこと。話題はR国の科学者の典型的な立ち振る舞いで,ちょっとばかし盛り上がりました。国民性なのか旧共産圏で生き延びるための精神構造なのか分かりませんが,何かにつけ「それはうちが先にやった」という言葉をよく聞くのです。そりゃスプートニクは先だったけど。

以前僕が大学で講演したときのこと。講演終了後,見知らぬ人がつかつかと僕に近づいてきて,君の講演は実におもしろかった。でもそんな計算ならとっくの昔に我が国でやった。ただ当時は鉄のカーテンの向こう側,西側には伝わらなかったんだって。

はいはい,と適当に聞いておきました。そんな昔なら,とんでもなく巨大なコンピュータを使ったって絶対にできないような計算です。ま,なんか簡略なのをやった人がいたんでしょう。

さらに別の機会でのできごと。とあるノーベル物理学賞受賞者の有名な理論があるのですが,あれは盗まれたんだと主張するR国人もおりました。当時は鉄のカーテンの向こう側で ...以下略。

実話ならそれなりのスクープでしょう。でもそれがスキャンダルになったと聞いたことはないし,似たような理論が偶然同時期に別の人から提案されても不思議ありません。オリジナル主張はほどほどに。

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