「仕事」タグアーカイブ

狭い業界,知ってる他人

同僚が投稿していた論文の査読結果が戻ってきました.こんな結果だったと査読レポートが添付されたメールが転送されてきたのですが,その添付ファイルがMS Wordファイル.

まさかと思いつつファイルのプロパティを見たら,ファイル作成者の名前がしっかり出ております.本来なら査読者が誰か分からないようにしないといけないのに,これじゃあねぇ...

もっともレポートの内容から,薄々誰かは見当がついていました.狭い業界,匿名さんを続けるのは難しい.

論文にまつわる別の話題.以前僕が査読した論文,問題ありとのコメントを編集者に返しておいたら,その論文は掲載不可と判定された模様.ここまではよくある話.

しばらくして,別のジャーナルから査読依頼.なんか見覚えあると思ったら,先日の論文です.どうやら却下を喰らった論文をそのまま別のジャーナルに再投稿したらしいのですが,運の悪いことに同じ査読者に回ってきたということ.やっぱり世間は狭い.

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会議に出席できない言い訳

りす

今日の午後は連続して二つの会議.来年度計画を話し合う会合なので,サボるわけにはいかない.しぶしぶ出席したものの,早く終わらないかとちらちらスマホを見てたのも事実.

サボると聞いて,まさかそんな大それたこと本当はしないんだろうなと思ったあなた.やるんですよ.

絶対に自分が居ないとダメな会議ってのはそんなにありません.グループで集まって話し合うスタイルなので,全員の都合を調整して会議の時間を決めることは,よほど重要な会議以外ではやりません.この時間にどこそこの会議室でやるからというメール連絡が来て,他の予定と衝突しなければ出席.勿論,他の予定の重要度の兼ね合い次第.

衝突無くても,仕事が立て込んでいたら,そっとオフィスのドアを閉めて居留守モード.大体バレてますけどね.会議終了後,同僚との会話.

「今日の会議,来なかったけど,なんか予定あった?」
「ああ,ちょうど同じ時間にBobと会う予定あってさ,そこしか時間が取れないんだって」
「へー,そうなんだ.Bob,会議に来てたけどな」

あ,それはきっと別のBobさん...かな.

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予算大幅増はイリュージョン

芋きん

おまえの来年度予算,大幅に増えてるよ

耳を疑うProgram Manager(PM)の言葉.と言うのも,あの科学嫌いの大統領が先週出してきた来年度予算はもうガタガタ.僕が関連する分野は25%削減となっていたから.アメリカの予算削減は人件費込みなので,インパクト甚大です.もし本当にこの予算が議会を通ったら,真っ先に被害を被るのは若いポスドクら.

それがPM氏が曰うには,僕の予算は削減どころか倍増だとか.もしかして僕の研究はあの大統領に気に入られていたのか.

そんなわきゃありません.予算増は単なるillusion.話は昨年に遡ります.

同僚の一人が突然退職し,一般企業に再就職したのです.それは別に良いのですが,問題は彼が研究費管理にあまりに無頓着だったこと.使いきれなかったお金が,なんと3千万円.

形式上,彼は僕のプロジェクトで働いていることになっていたので,その落とし前をつける必要があります.政府からの通達,今年はお前の予算ざっくり削るから,足りない分は使い残しの3千万を使い切れ.

つまり実質予算は変わらないものの,額面的にはざっくり削られたわけ.

来年度は元に戻るから,見た目はがっぽり予算が増えたように見えるわけ.

この数字のマジック(?)に1日踊らされました.倍増した予算に,あと二人ポスドク雇うかとかなんて,捕らぬ狸の皮算用してしまいました.現実は25%削減...かも.

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パスワードはちゃんと覚えておきましょう

Zot

さあ仕事だと,4ヶ月ぶりに職場のコンピュータのスイッチを入れ,ログイン画面のパスワードを入力して,

入力して...

にゅう...?

あれ?パスワード何だっけ???

普段なら「指が覚えている」ようなパスワード,特に意識することもなく入力していたのに,頭真っ白状態です.

落ち着け,確かあのパスワードはまず小文字のsを入力,それから幾つかのアルファベットと数字,そこまでは出てくるのですが,その後も何かあったはず.それを思い出せない.

でも心配いりません.職場のITチームは全コンピュータに管理者アカウントを作っています.彼らに頼めばパスワード変更してもらえます.さっそくヘルプデスクに電話し,パスワードの変更を依頼.しばらくしてあちらから電話がありました.

「そっちのコンピュータ,こっちから入れないんだよね」
「ん?ちゃんとネットに繋がってますよ」
「◯っていうアカウント,ログイン画面に出てる?」
「それは無いけど,似たような△ならありますよ」
「あ〜,それ古いやつ.もう使ってないんだよね〜」

まぢかよ

ITチームに何もできないと言われたら,諦めるしかない...って諦められっかい.コンピュータ使えなかったら,仕事になりません.

結局自力でパスワードリセットしたのですが,最初から自分でやっときゃ時間を無駄にしなかったのに.

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アメリカの仕事のリズムを取り戻す

久しぶりに本来の職場に出勤してきました.車で渋滞無しの5分,駐車場からオフィスまで100mってところか.東京生活と比べ,いかに常日頃歩いてないかを実感します.

自分のオフィスを4ヶ月間放置したわけですが,その間時間が止まっていたかというとそうではない.不在の間は訪問客に使わせてよいというのが,職場の暗黙の了解です.

僕のオフィスも誰かが使った形跡あり.ホワイトボードに何やら走り書きがあり,それが完璧に乾燥して消せません.専用のクリーナーを使ってごしごし.

昨今郵便物は少なくなったとはいえ,学会誌みたいな定期刊行誌は送られてきます.それで郵便ボックスがぎっしり.入りきらない書類がボックス前に放置されておりました.

おかき

職場のメールは日本滞在時に読んではいたのですが,最後の2週間程,あまりに慌ただしくなって放置.放置すれば未読数は増えるので,さらに放置.

でもこれって問題の先送りなんですよね.今日,意を決して(?)全てのメールを削除,あ,いやいや「対応」しました.「至急」の文字がメールタイトルにちらちら見えたような気がしましたけど,気のせいでしょう.

オフィスのドアを開けていると,ようやく帰ってきたのかと,次々と同僚らがやってきます.Welcome backな挨拶だけならまだしも,いきなり仕事の話を持ってくるのは止めて欲しい.そりゃメール放置したのが悪いのはわかってるんだけど.

同僚どころか,グループリーダーもやってきて
「帰ってきてくれて嬉しいよ」
どう反応したらよいのか悩みます.

挙句の果てに部長までやってきて,「日本滞在の詳細を聞きたいから時間あるときに来て」だそうな.なんかちょっと恐いんですけど.

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簡単な仕事ほどつい後回し

またビール

昔,会議に関しては百戦錬磨の大学教授と,とある作業会議に参加していたときのこと.

最初に本日の議題が印刷された紙が配られます.会議嫌いで定評ある僕なんかは,それを見た瞬間に「うへぇ」となるのですが,その教授は違いました.

まずざっと議題を眺め,関係者に簡単に質問し,議事進行順序をてきぱきと入れ替えました.簡単な議題から先に片付け,大きなものは最後にまわす.なるほどなあと思いましたが,もしかしたら会議進行係の常識なのかも.

同じルールを普通の仕事にも適用できそうです.まずは簡単にできるものから片付けます.簡単そうなメールの返事や書類の片付け,ささっとできそうな依頼案件,それから30分くらいかかりそうな英作文あれこれ,そしてようやくじっくり考える時間.

これを逆にするとダメ.じっくり腰を据えた研究作業に取り掛かってしまうと,5分でできる仕事も忘却の彼方,明日の後回しです.

すぐできるところから,まず片付ける.

これで仕事の効率もずっとあがるはず.

....ま,わかっちゃいるんですけどね.やればできるはず.でも5分で返事できるメールが,毎日累積していくこの状況,なんとかせねば.

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過去のBを抹消する

かりんとう上々饅頭

頻繁に来訪者があるのに,職場は慢性オフィス不足状態です.数ヶ月間留守にする場合,客人に僕のオフィスを割り当てることもあります.少々微妙な書類を処分することにしました.微妙な書類とは,まずお金関係,そして人事.

過去のポスドクの応募書類には,履歴書や推薦書の他に,大学の成績証明書が含まれています.僕は困らないけど,他人に見られたらちょっと恥ずかしいかも.だって数学がBとかあるんですよ.昔のポスドク達の成績証明を眺めながら「うわー,あいつ情けねー」なんてやってたもんだから,書類の片付けが一向に進みません.

そのまま古紙回収に回す分と,シュレッダーにかける分に分類.シュレッダー書類の山は,高さおよそ10cm.よく溜め込んだものだ.

一度に裁断できませんので,何度も分けてシュレッダーにかけていると,そのうち「紙くずが満杯です」のエラーメッセージ.ドアを開けたら,紙くずが溢れて床一面の雪景色.

しばし白く染まった床を眺めつつ,これでポスドク君の数学Bも消え去ったなと,その場を立ち去りました.

(掃除しなくていいのか?)

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