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室内楽のお誘い,続き

アマチュア弦楽四重奏団からピアノ五重奏曲をやろうというお誘いの続き。えっと,ピアノ五重奏とは聞いてません。ピアノ入りの室内楽なので,別に三重奏でも四重奏でもいいんだと思います。それだったらSchumannのピアノ四重奏をやってみたいんですが。

とまれ,どんな曲を考えてるの?とメール返信してみたら,案の定きましたよ,Brahmsのピアノ五重奏曲。楽譜は持ってますし,一応通して弾いたことはありますが,一楽章終わったら腕が上がらなくなるかも。

その他に書かれていた2曲は全く聞いたことなかったもの。

まずはE.W. Korngoldのピアノ五重奏曲。存在すら知りません。楽譜をざざっと眺めましたが,こりゃ譜読みが大変そうでパス。

次のはC. Franckのピアノ五重奏曲。これまた弾いたことも聞いたこともナッシング。早速楽譜を落としてきて1楽章と2楽章を弾いてみました。彼の代表作「交響曲ニ短調」を彷彿とさせるような半音階を含む旋律とか,ちょっとおもしろい。でもこの曲も体力勝負っぽい。

いきなりこんな大曲じゃなくて,もっと軽いのないのかな。Mozartのピアノ四重奏とかなら楽なんだけど。

再び急上昇中なのに遊びのお誘い

アメリカ国内でのコロナウィルス感染者が再びうなぎ登りです。日々の感染者数をネットで見るのが嫌になるほど。死者が10万を越えたときは大きなニュースになりましたが,今じゃもう25万弱。信じられない痛々しい数字です。

やや緩和されていたこちらの規制も,再び厳しくなるようです。とは言ってもどう厳しくなるのかよく分かりませんが,多分レストランとかでしょうか。こちらの仕事には変化なし。

もとより人付き合いの狭い性格に輪をかけて,社交性が完全にゼロになっています。以前なら,たまに友人とビール飲みに地元のパブに行くくらいはしてたんですが。

そんなとき,職場の新人からのメール。アマチュア弦楽四重奏団を始めたんだそうで,どっから僕のピアノの話を聞いたらしく,ピアノ入り室内楽をやらないかとのこと。

こんな時期に屋内イベントやってもいいのかなと思いつつ,そのメールに書かれていた一言が気になりました。僕のピアノの技量がわからないから,どの曲ができるかわからんけど,だそうです。人の技術の心配する前に,弦楽器のほうはどうなんだと。

Haydnの果てしないピアノソナタ

Beethovenのピアノソナタ集はJ.S. Bachの平均律クラヴィーア曲集と並ぶ鍵盤楽器曲の大傑作,これを持たずしてピアノ好きは語れない。一方Mozartになると少々趣味も入ってきます。極端に技術的でもなく愛らしい曲が多いものの,Mozartらしく軽やかに演奏するのは難しい。

そして忘れられがちなHaydn。子供のピアノ教則本に数曲のソナタが収録されており,それらはポピュラーですが,それ以外となるとさっぱりな印象です。Shostakovichのピアノ協奏曲第1番に,ちらっと教則本のソナタが出てきます。

一応65曲ものソナタが作品としてリストされていますが,実は偽作疑いやら失われた曲も多く,ソナタ全集に収録された曲は少々少なめ。出版社によって収録曲も異なります。

僕が持ってるのはHenleの全3巻ですが,数年前に買ったっきり,まだ全曲弾いたことはありません。ときたまパラパラと弾いてみる程度。理由はつまんないから。

いやつまんないなんて言ったらHaydn先生に失礼です。なんと言いましょうか,毒がないというか,優等生的な音楽。さらさらと流れていって,終わったら,あれ,いまの曲どんな曲だっけ,となりそうな曲が多いのです。

先日も最初から順番に弾いてみようと奮い立ち,数曲で挫折しました。全曲制覇,いつになることやら。

平面があれば物体は安定する

Halloween関連のダッキーやらなんやら,せっかくたまってるんだしそんな季節だしと,出してはくるものの置く場所は限られています。テレビ前はすでに占拠済み。オーディオスピーカーの上もあれこれ乗っております。リビングテーブルというか炬燵の上は仕事場兼用なので邪魔です。

そんななかで広大な平面を有する空間,それはグランドピアノの上。

物を置くと蓋を開けられないので,せいぜい楽譜が数冊置いてある程度,普段極力飾りは置かないのですが,空間があればそこを埋め尽くしたくなるのは人情というもの。

音量を抑えるため,カバーをかけています。日本の楽器ショップへ行けば立派なピアノカバーが売られていますが,この和風柄の布は実は大風呂敷。祖母の遺品にあったもので,何かの記念品でしょうか。サイズ的に丁度よいです。正方形の布ってなかなか無いんですよね。

10年以上経ったので大きなピアノメインテナンス

先月,ピアノの調律をしてもらったときのこと,かなり年月も経ってるようなので,そろそろ全体の調整もしたほうがよいとSanta Feの調律師さんに言われました。確かに買ったのは15年ほど前です。調律は毎年欠かさないものの,その他のメインテナンスは殆どやってません。

問題があるのは薄々感じていました。買った頃に比べて,音色が全く変わっています。初めはもっと深い音だったのが,なんだかペラペラ軽い音になっています。音量の幅が狭くなってきて,変化を付けにくくなっています。なんだかアップライトピアノみたい。

作業はフルに2日とのこと。それなりにお代もかかりますが,腕の良さそうな調律師さんだったので,お願いすることに。彼はpiano regulationと呼んでいましたが,日本語ではピアノの整調と呼ばれるようです。実際にはそれに整音も入ってました。

まずはカバーを取り外し。さすがに重たいので,ここは手伝います。

大量の工具と部品,テーブルに椅子まで持ち込んで,リビングは臨時工場。取り出したアクションを,キー1個ずつ調整していきます。鍵盤を押さえると,このハンマーが弦を叩いて音を出す仕組み。

本体の方もピカピカに磨いてくれました。うちのピアノはあまりカバーを開かないので,内部奥の方にちょっとホコリが積もっていた程度。彼が言うには,蜘蛛の巣が張ってるのなんてしょっちゅう。ネズミがいたこともあるらしい。

作業をずっと見ていたかったのですが,なんせコロナ対策で,お互いマスク付けて距離を取ったままです。ときたまこっそりと盗み見る程度。

2日がかりだったピアノの整調・整音ですが,できあがりを弾いてみてびっくりです。音が全く違います。タッチも違います。薄っぺらい音だったのが,深く暖かい音色になりました。お金はかかりましたが,お願いしてよかったと自分でも納得です。

まとめ買いがお得とは言え

IMSLPのMussorgskyのページをつらつら見ていたら,聞いたことのないピアノ小品の楽譜が幾つかアップされています。「展覧会の絵」がダントツに有名な人ですが,この人の音楽はぶっとんでるところがあって面白く,1つ2つダウンロードしてみました。

そのときに気づいたのが,この楽譜,元々は版権の切れた本を廉価版で出してるDoverのもの。だったらそっち買った方が早いかも。PDFをダウンロードして印刷するのと,Amazonで$20出して買うの,コスト的に大して変わらないでしょう。

とまあ言い訳して購入ボタンをポチッ。

ちなみにAmazonで売られている安売り楽譜には,もっと凄まじいものもあります。例えばSchirmer社のBach全集で$38,総ページ数648。Chopinの全作品集に至っては700ページ以上あって,お手頃価格の$30。

それにしても昨今のCDとかのまとめ買いのお買い得感と言うのか,投げ売りというのか,加速度的に進行しているようです。単品のCD買うより,Boxシリーズ買ったほうがお得なんてザラ。

ちなみにちなみに,この手の安い楽譜は昔の出版物をそのまま印刷していますので,間違いがてんこ盛りなことも。それを覚悟の上での購入となります。