「ピアノ」タグアーカイブ

まとめ買いがお得とは言え

IMSLPのMussorgskyのページをつらつら見ていたら,聞いたことのないピアノ小品の楽譜が幾つかアップされています。「展覧会の絵」がダントツに有名な人ですが,この人の音楽はぶっとんでるところがあって面白く,1つ2つダウンロードしてみました。

そのときに気づいたのが,この楽譜,元々は版権の切れた本を廉価版で出してるDoverのもの。だったらそっち買った方が早いかも。PDFをダウンロードして印刷するのと,Amazonで$20出して買うの,コスト的に大して変わらないでしょう。

とまあ言い訳して購入ボタンをポチッ。

ちなみにAmazonで売られている安売り楽譜には,もっと凄まじいものもあります。例えばSchirmer社のBach全集で$38,総ページ数648。Chopinの全作品集に至っては700ページ以上あって,お手頃価格の$30。

それにしても昨今のCDとかのまとめ買いのお買い得感と言うのか,投げ売りというのか,加速度的に進行しているようです。単品のCD買うより,Boxシリーズ買ったほうがお得なんてザラ。

ちなみにちなみに,この手の安い楽譜は昔の出版物をそのまま印刷していますので,間違いがてんこ盛りなことも。それを覚悟の上での購入となります。

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一年ぶりにピアノ調律

いつも適当に手持ちの写真を挿し込んでいるのですが,今日ほど関連のない写真は珍しい。ピアノ調律の話です。

田舎暮らしの不便なところの一つ,ピアノ調律師が見つからない。過去に何人か入れ替わり調律をお願いしていたのですが,ここ数年頼んでいた町中の調律師さんと連絡がつかなくなったのが昨年のこと。

電話はかかるものの,留守電のみ。メッセージを残しても折り返し電話無し。止む無くローカルの別の調律師さんにお願いしたのですが,色々と問題残して行かれました。

一年我慢して,ネットで別の調律師さんを検索。Santa Feに何人かおられるようで,その中の一人に連絡し,ようやく調律してもらいました。

今日の調律師さんは作業もテキパキ。他の調律師らの事情も知っておられるようで,Los Alamosの調律師さんに連絡がつかないんですよねえという話をしたら,

「彼だったら,引退したらしいよ」

そら電話しても放置されるはずだ。ついでに別のほうのローカル調律師さんのことを話題にしたら,

いやこれはやめておきましょう。基本的にその人のことは知らないということなので。

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一番難しいMozartのピアノソナタは

いつだったか,ピアノを弾くポスドク君とMozartのソナタの中で一番難しいのは,という話題になりました。当時の楽器性能の限界もあったと思いますが,Mozartのソナタの難易度ってあまりばらつきありません。彼は14番ハ短調KV457と言って譲らなかったのですが,僕はこの曲は高校生のときにレッスンでやったので,そうかなぁって感じ。

どの曲を難しいと感じるかは,テクニック上の得手不得手にも関係しますので,簡単にランキングできません。もっともランキング大好き日本人,ピアノ曲難易度ランキングをちらほら見かけます。これが弾ければピアノ何段,みたいな。

Mozartのピアノ・ソナタで一般的に技術的に難しいと言われてるのは,9番イ短調KV310,15番ヘ長調KV533(494),そして最後のソナタ18番ニ長調KV576。18番は「プロイセン王女のために易しい曲を作曲してくれ」と依頼されて書いたという逸話が残っていますが,とんでもない超難曲です。嫌がらせ?

特に第三楽章の展開部最後の部分,ちょっと見シンプルですが,右手びゅんびゅんしながら左手でロンドのテーマ弾くのはしんどい。

こちらは9番の第1楽章,やはり展開部終わりあたり。右手びゅんびゅんに左手が飛び跳ねます。でも9番の一番無慈悲な部分は第三楽章にあります。

一見簡単そうに見えますが,指が届かない広い音程をノンレガートで猛スピードで弾きます。おそらくMozartは,自分が弾けりゃそれでいいやと思いながら書いたんでしょう。あるいは何も考えてなかったか。

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押さえておければ何でもOK

このかわいい楽譜押さえを幾つか持っていたのですが,昨日またひとつバネが折れて,これが最後の一個となってしまいました。どうも強度に問題あるらしい。デザイン優先ということでしょうか。

譜面を押さえるだけなら洗濯バサミでいいのですが,あれは口がちょっと狭い。薄手の譜面には使えるものの,Beethovenのソナタ集みたいな電話帳には無理です。今どき電話帳なんて無いんでしたっけ。

Amazonでなにか似たのは無いかと探したら,タオルクリップなるものを発見。わざわざタオル洗濯専用かと思ったら,そうでは無くて,ビーチタオルをサマーチェアからずれないように押さえておくものなんだそうです。

タオル挟み,試しに買ってみるかと思ったら,長男が「似たようなのあるよ」

お星さま☆でした。

いや実際サイズ的には丁度良いんですが,何故か Freddie Mercury が We Will Rock You! って歌ってるのがちらつくんですけど。どんどんパッ,どんどんパッ!

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ちょっと苦手なViolin Sonata

今日も自宅で仕事しつつ,パソコンに入れてあるCDから適当に選んでBGM。今日はBeethovenのViolin Sonataの有名な二曲,5番の「春」と9番の「Kreutzer」。でもこの手のCDはこれ一枚きりです。どうやら僕はViolin Sonataにあまり興味ないらしい。

手持ちのCDで他の作曲家だと,

  • Bach, Violin Soanata 1 – 6
  • Bartok, Soanata for Solo Violin, Violin Sonata 1, 2
  • Brahms, Violin Sonata 1 – 3
  • Faure, Violin Sonata 1, 2
  • Prokofiev, Violin Sonata 1, 2
  • Schumann, Violin Sonata 1 – 3
  • Shostakovich, Violin Sonata

多分これだけ。Beethovenは9番Kreutzerの10年後にぽつんと10番を作曲しているのですが,とくに聴きたくなることもなし。Mozartも30曲以上(?)作曲していますが,ヴァイオリンはピアノの添え物的扱いの曲が多く,あまりおもしろいとは思いません。

こちらはMozartの晩年の作,36番のヴァイオリン・ソナタ KV547。比較的易しく書かれているのですが,なんとこれ,

ピアノ・ソナタ KV547aにちゃっかり流用されております。つまりピアノパートだけでもええんちゃうってことか。

このソナタ,子供が練習用に使うソナタアルバムにも収録されているのですが,Mozartのピアノ・ソナタ全集には入っていません。それもその筈,元はヴァイオリン・ソナタ。

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木星,交差するリズム

木星が夜空に明るく輝いていたのは先週のこと。ここ数日は曇り空で,星が見えずに残念です。いま接近している彗星も,今のところ期待薄。

G. Holstの「惑星」の一番人気はなんと言ってもJupiter,木星です。中間に流れる教会音楽のような部分 “I vow to thee, my country” は,日本語歌詞を付けて歌ってる方もおられましたね。こういうオーケストラの機能が発揮された曲は,ピアノ独奏編曲には向かないのですが,それでもいくつか編曲が出版されています。Holst自身は「編曲,まかりならん」と言ってた筈なんですけどね。

Jupiter冒頭,全音楽譜出版から出ている編曲です。この部分,ミソラという3音とラドレの3音がずれて重なるので,4小節目でようやく元に戻るというややこしい構成です。この編曲では右手と左手で,ミソラ,ラドレを弾くだけなので,回数さえ間違えなければ,さほど難しくはありません。

こちらはEverard Sigalという方の編曲。やはりミソラ,ラドレですが,右手が上がっていくので,最初やや混乱しがち。

そして元のスコアはどうなってるのかというと,第一・第二ヴァイオリンパートがそれぞれ2つに分けられ,

これを見ると,要するに全音のは第二ヴァイオリンを左右に振り分けており,Sigal版は一番上と一番下を弾いてることが分かります。

オケの楽譜そのまま弾けるかと思ったのですが,これは頭がこんぐらがります。頭の中も4等分して使う必要がありそう。

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