「ピアノ」タグアーカイブ

深夜のだらだらしたピアノあるある

電子ピアノを買ってからというもの,夜の仕事を終えて寝る前,ちょい飲みしながら弾くことが増えました。音量が絞れるとは言え,派手に鍵盤をぶっ叩くのは流石にうるさいので,もっぱら静かな曲とか簡単な曲です。

楽譜棚から適当に一冊引っ張り出し,がばっと開いてそのページの曲をだらだらと弾くというロシアンルーレットをよくやります。初見演奏になりがちですが,それは弾いてからのお楽しみ。そんなだらけた弾き方をしてるときの,あるある集。

● 弾き始めてから,「あれ,この曲何調だっけ」と,慌てて楽譜左端をチラ見。フラット3つか〜,とか。

● 突如現れるD.S.(ダルセーニョ)に,うわ,セーニョは何処やねんとページめくりまくる。Codaは何処や,もよくあります。

● 曲の途中で調号が変わったのに気づかず,無調性現代音楽へ突入。

● 途中で右手がヘ音記号に変わったのに気づかず...以下略。

● 楽譜をいい加減に譜面台に置くと傾き,しまいにゃ落ちる。

● ページ押さえに別の分厚い楽譜(Beethoven Sonata集)をどさっと置くと,それが譜面台からずり落ちる。

● ふと気づくと,左足を椅子に上げて,半跏思惟像状態。

● 右手がフリーになった瞬間を見計らって,グラスをぐびっ。ただし水害の怖れあり。

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Henleの楽譜を透明シートで補強

以前もやったのですが,透明シートでの楽譜の補強,楽譜が増えてきましたので作業再開しました。とくにこの青っぽい表紙のHenleの楽譜は,お値段結構するくせに表紙の紙がしょぼい。長年使う楽譜ですので,補強が必要です。

使うのはこのConTactという透明シート。このロール一本で楽譜5冊分くらい。作業もだいぶ熟れてきましたし,メモを兼ねて試行錯誤の手順紹介。使用する道具は鋏と長い定規。40cmくらいのがあると便利です。

楽譜見開きのサイズより4cmほど大きめにシートを切ります。厚い楽譜の場合は,背表紙の幅だけ余分に。シートに巻きグセがついてますので少々大変ですが,そこはがんばるしかない。

上の写真のように置いたら,左端からシートの台紙を5cmほど剥がし,台紙にしっかりと折り目を付けます。

左半分を表紙の上へ折返すと,粘着部分が楽譜右端に少し当たりますので,そこをしっかりと貼り付けます。シワが寄ったり,気泡が入らないように注意。

楽譜下側になっている透明シートを引き出して,平らにします。

ここからが腕の見せ所です。定規をシートが表紙に貼られた部分に当てます。すでに剥がされて折り返された台紙を,ゆっくりと引きながら台紙を剥がし,透明シートを表紙に貼っていきます。

台紙を強く引くとシワになります。軽く2cmほど引いたら,手を緩めてシートのつっぱりを緩和し,定規でごしごしと貼り付けていく。粘着力はさほど無く,少しくらいならやり直しできるのでご安心を。

表の表紙を張り終えたら,裏返しに置き,楽譜の上下に下の写真の緑の線のように切れ込みを入れます。

はみ出した透明シートを表紙裏側へ折り込んで貼り付けます。これで表紙完成。

背表紙部分にもしっかりとシートを貼り,今度は裏表紙に上と同様,透明シートを貼っていきます。背表紙部分の貼り付けが緩くなりがちなので注意。

裏表紙に貼り終えたら,表と同様に切り込みを入れ,表紙裏側にシートを折り込みます。背表紙部分に余分な部分が残りますので,それを鋏で切り取ったら完成。

右はシートを貼ったもの。左は新品のシート無し楽譜。色は変わりませんが,粘着ムラはどうしても出てしまいます。まあでも,こうやって補強しておけば,表紙が手垢で汚れることも,ペラ紙表紙が簡単にぼろぼろになることもありません。しかもビニールシートなので,水害にも強い。

なんでピアノの楽譜に水害があるのかというのは,実際にピアノを弾きながら惨事を起こしてしまった人にしか分かりません。

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YAMAHA P-125Bを弾いてみました

昨晩,組み立て終わったヤマハのデジタルピアノP-125Bを深夜弾いてみました。ヘッドホンが無かったので,あまり派手な曲は弾けません。Bachあたりをひっそりと。

キータッチですが,さすがに隣に置いてあるグランドピアノには及ばないものの,アップライトよりはずっと本格的です。こんなサイズなのに,微妙な強弱をちゃんと再現するのは見事。ばりばり弾くような曲だと,やはり物足りませんが,普通の曲なら十分です。

音色は24種類。ピアノ,オルガン,チェンバロ,弦楽器など,それぞれ違ったタイプの音色が数種類。さほど多くはありませんが,これは欲しいというところは,きちんと網羅されています。

チェンバロは微妙なアクションのノイズまで再現されており,かなりリアルです。キータッチは全く違いますが,音だけ聞いてると,本物のチェンバロを弾いてるよう。

おもしろいのが,コーラス。これでBachのフーガの技法を弾いてみると,まるで大合唱団を指揮しているよう。パイプオルガンの音色で平均律のフーガも,まるで教会でオルガンを弾いてるよう。普通のピアノは,音を一旦鳴らすとあとは減衰する一方ですが,オルガンは音が続くので,ちょっと良い気分です。

さて本日。今度は本格的にピアノとして弾いてみましたが,音量もしっかりとあり,音だけ聞けば本物のピアノを弾いてると思われるでしょう。強弱のコントロールはかなり微妙です。普通のピアノよりも,タッチのコントロールの練習になるんじゃないかと思うほど。

ただそこは電子音。楽器内部での反響のようなものは電子的に再現されているので,そこは物足りないのは仕方のないところ。おまけに,すぐ隣にグランドピアノが鎮座しております。

というわけで,まずはヘッドホンを用意して,深夜にしっぽりと酒飲みながら弾くのが自分にあってるようです。

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YAMAHA P-125Bを買いました

一昨年,大学に通う長男に,寮でも弾ける電子ピアノを持たせました。自分でもちょっと弾いてみたのですが,それが殊の外よろしい。これなら深夜でも遊べる,いや練習できるじゃないか。次第に自分も欲しくなり,ついに今週月曜日,Amazonで注文しました。

まずはペダル部分を組立。ネジは仮止めしておくようにとのこと。

本体を組み立て,ペダルを取り付けて完成です。ペダルのネジを仮止めするのは,据え付けた後に床に合わせて固定するためでした。

本体だけで12kg,足を付けてその倍くらいでしょうか。この程度なら簡単に移動できます。本体だけを取り外せば,外へ持ち出すのも可能。実際の弾き心地などは,また明日。

横幅はこれ以上狭くできませんが,奥行きが30cmしかないのが気に入った点でした。でもちょっと意外だったのは,本体部分の厚み。17cmもあり,テーブルに置くと,かなりごっつい感じになります。カシオPriviaのほうがコンパクト。

ところで完成した後のこと。ふとテーブルの上を見ると,

なんかパーツが残ってる!

ちゃんと説明書を読まずに組み立てていたのがバレバレです。どうやらこれは,壁沿いに置くときに,本体を壁から少し離すスペーサらしい。裏側のケーブル類を圧迫しないようにということか。結局必要ないもので,ホッとしました。

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完成された未完成

ウィーンへ出張するたびに,Doblingerという楽譜屋さんに立ち寄ります。音楽の本場ウィーンの楽譜屋,さぞやすごいんだろうと思うことなかれ。勿論品揃えは豊富ですが,想像するよりずっと小ぢんまりしております。銀座のヤマハの方がずっと凄い。

今回調達したのは,BachのトッカータとSchubertのピアノ曲の楽譜。Bachの鍵盤楽器の楽譜はほぼ全て網羅したと思うのですが,トッカータは守備範囲外。弾くかどうかはおいといて,取り敢えず保存。

シューベルトのピアノ作品D.946は,3つのピアノ曲という身も蓋もないタイトルで呼ばれています。最晩年の作品で,親しみやすい旋律で書かれた名曲です。

でも僕の気を惹いたのはこの曲ではなく,D.916の2曲の方。そういう作品があるのは知っていましたが,どちらも中途半端に終わってしまい,楽譜は途中で唐突に中断します。シューベルトによくあるパターン。

この楽譜は,そんな断片を完成させ,ちゃんとした作品となっております。もちろん補筆部分が本当にシューベルトの意図したところかどうかは神のみぞ知るですが,途中でぶちっと切れるよりは心理的に安心できます。

編曲者が天国でシューベルトに出会ったとき,彼が何と言うか。おそらくは「あれは短すぎる。もっと天国的な長さにしないと」と言うんじゃないかと。

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ウィーンだからピアノ

週末,ウィーンにある古楽器博物館へ行ってきました。実際には古楽器だけでなく,鎧や武器の展示もあるのですが,そっちはつまんないのでパス。古楽器だけで十分元が取れるほどの展示です。

古いチェンバロに並べてレプリカも置いてあり,そちらは機会が合えば弾いてもよいようなのですが,残念ながらこの日は「触れるべからず」の表示。

チェンバロのような場所を取る楽器は,広い家に住める人々のものでしょうか。一方で気軽に家庭で楽しめるクラヴィコードもあります。

弦を金属片で叩いて音を鳴らす構造なので,とても小さな音しか出ません。チェンバロ,クラヴィコード,ピアノの構造を学べるサンプルも置いてあり,それらは実際に音を出すことができました。

これは . . . スピネットなのかな。ちゃんと名前を確認せずに写真だけ撮ってたもので。小型のチェンバロだと思います。

そして近代のグランドピアノ。ここまで来ると現行のものと変わりありません。もちろんBösendorferです。ウィーンなので。G. Mahlerが所有していたものなんだとか。

そんなBösendorferも,近代化を目指すと,

ちょっとこれはどうなのかなという方向をさまよってしまうようです。

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