「ピアノ」タグアーカイブ

無我の境地が得られるSchubert

今朝の会議以後,今日は一日中はぁ〜っとため息ついております.仕事上のあれこれなんですが,トラブルってわけじゃなく,どーすっかね〜って言う程度の話.そういう話の相談する相棒はいるんですが,最近彼も少々忙しく,カフェに逃亡して愚痴るのもままなりません.

家に戻ってもなんとなく夜仕事する気にもならず,深夜ピアノのカバーを開けて,ちーさな音で,ぽちぽちと鍵盤を叩いておしました.

なんとなくそういう時に選んでしまうのはSchubert.普段ならあの長さに途中で飽きてきますが,何も考えずに目から入った楽譜の情報をひたすら指先に伝達するだけで無我の境地が得られます.

で,思ったんですが,Schubertのピアノ曲って,もしかして写経?

Facebooktwittergoogle_plustumblrmailFacebooktwittergoogle_plustumblrmail

古い古いピアノを弾きました

有名なピアノメーカーよ,奥様からそう言われたものの,寡聞にして知りませんでした.Mason & Hamlinというピアノの会社は1854年創業というから,アメリカでは老舗のようです.

それは一年前のこと.夕食に一人だけ招待され,ピアノ社交で乗り切った,あのピアノです.今回のSeattle出張でも,当然こうなるだろうとは予想していました.でもまさか,わざわざ調律までして待機していたとは.

Mason & Hamlin

このピアノを奥様の母親が購入されたのは1920年代だそうですので,本当に年代もの.昨年触らせて頂いたとき,かなりガタがきていると思ったのですが,まさかそれを調律するとは.調律以前にオーバーホールかアクション全体取り替えが必要そうな状態でしたもん.

それが確かに調律されています.キーもペダルもそこそこ普通に弾けるように直ってる.この日だけのためにかなりお金をかけて頂いたんじゃないかと,申し訳なく思います.

パソコンに入れてある楽譜,Bach, Chopin, Schubert, Beethoven, Brahms, Joplin, Debussy, Ravel … 片っ端から弾いていきました.始めは鳴りにくかったピアノも,次第に音が鳴ってきます.

と同時に,調律が次第に狂ってくるのがはっきりと聞き取れます.やはり100年前のピアノですが,ほんの少しの時間,ちゃんとした音楽を奏でてくれたようです.

Facebooktwittergoogle_plustumblrmailFacebooktwittergoogle_plustumblrmail

J.S. Bachの前奏曲の中にあるSchwencke小節

LilyPondでフルートの楽譜を作ってみる,の続き.ベタではありますが,Gounodの Ave Mariaを打ち込んで見ます.この曲の伴奏は,J.S. Bachの平均律Kravier曲集のC durの前奏曲が使われているので,Bachの楽譜も並べてみました.でもBachの前奏曲全くそのままではなく,上の色で囲んだ部分が追加されています.

ピアノを習う子供の定番教則本Sonatineアルバム,その中にオマケのように収録されているBachの前奏曲にも余分な小節があり,そこに書かれた「これはSchwenckeが挿入したもの」という脚注がずっと昔から気になっていました(全音楽譜出版さん,Schwenckeの綴が間違ってますよ).

Christian Schwenckeという人は知らないのですが,18世紀後半の音楽家のようです.小節を追加した理由は定かではありませんが,おそらくこの部分のBachのコード進行があまり滑らかでないと考えたのでしょう.挿入部分によってバスがF, Fis, G, Asと半音ずつ上がっていく形になります.また全体が36小節となり,4小節毎の構造がはっきりします.

Czerny版平均律にもSchwencke小節が含まれているのですが,Carl CzernyはSchwenkeより四半世紀ほど後の人なので,おそらく彼はSchwencke版を見ていたっぽいです.もしかするとCzernyも,ここはBachが間違ってると思ったのかも.Czerny大先生の編集が出てしまったら,もう取り返しがつかない.もちろん現在売られている原典版ではSchwencke小節は省かれています.

GounodがAve Mariaの歌を乗せたのは1859年,Schwencke小節込みの版なので,原典版の前奏曲を伴奏にAve Mariaを歌ったら途中でずれてしまいます.

Schwencke小節が有るのと無いのでは,どれくらい聞こえ方が変わるのか試してみました.まずは原曲.そしてSchwencke版

うーん,あんまり変わらんような気がする.

Facebooktwittergoogle_plustumblrmailFacebooktwittergoogle_plustumblrmail

好きだけど苦手なBach

Sarabande

あなたの好きなものは何でも言えるっていう歌詞があったと思うんですが,そこにBachを入れられるとちょっと微妙です.確かにBachの音楽を聴くのは好きです.でも弾くのは未だに苦手.というか,Bach練習が嫌い.

そんな中で,技術的に易しくかわいらしい曲が並ぶのが「Franzoesischen Suiten フランス組曲, BWV 812 – 817」.子供たちがInventionの次に習うくらいのレベルで,これなら練習も不要.簡単なので,たまに弾いています.

優雅で魅力的な曲が詰まった曲集ですが,それも当然.なぜならこの曲集は,15歳年下の新妻のために書かれたもの.まったくもう...

ただ,Bachの組曲に共通するのですが,同じ調性で書かれた曲が続くので,組曲全体をまとめて弾くと飽きてきます.なので適当に抜粋しちゃう.Bach原理主義的にはトンデモないことかもしれませんが,僕は拘らないのでこのあたりを選択:

第1番からAllemande, Gigue
第2番からAllemande, Sarabande, Air
第4番からGavotte, Air<
第5番からAllemande, Gavotte
第6番からPolonaise, Gigue

あれ,テトリスで有名な3番が入ってないや.ま,いっか.

Facebooktwittergoogle_plustumblrmailFacebooktwittergoogle_plustumblrmail

G. Leonhardt編曲 Bach無伴奏Sonata, Partita

こんな楽譜がありますよとのタレコミに,真っ先にAmazonでチェックするも見つからず,結局出版社
(Baerenreiter)で直接注文
.ドイツから航空便でやってきました.J.S. Bachの無伴奏Violn, CelloのためのSonataとPartitaの数曲を,Gustav Leonhardtがチェンバロ用に編曲したものです.

全曲無いのが残念ですが,耳慣れたあの曲をピアノで弾けるのがありがたい.Partita Nr.2, BWV1004の有名なChaconne,ト短調に移調されていますが,両手使って弾いていいですね! 左手だけで弾かなくてもいいんですね!

元は独奏Violin, Celloなので,そのまま鍵盤楽器で演奏すると音が薄いのですが,そこはうまく補強されています.Leonhardtの編曲は,まるでBachが元々チェンバロ用に作曲した曲のよう.全く違和感ありません.

ざざっと弾いてみましたが,技術レベル的にはPartitaと同じくらいか.結構難しいです.Bachでは出てこない(と思う)10度音程が稀に出てきて,そこはやはり編曲物っぽい.指が届かないんですよね.

Facebooktwittergoogle_plustumblrmailFacebooktwittergoogle_plustumblrmail

秋なのにスローな春

同僚にヴァイオリン弾きの女性がおります.以前からアンサンブルやる話が出てはウヤムヤという状況が続いていましたが,ようやく実現しそうな雰囲気になってきました.新しい弓を買ったんだとか.

手始めに曲目はBeethovenのViolin Sonata第5番.Spring Sonataというニックネームで有名ですが,いまはもう秋,誰もいない海.

先週彼女から,楽譜を入手したから週末に練習しとくという連絡がありました.そして今日の電話.

「練習しすぎて,指が痛い」

そこまで真剣にやるんかと,ちょっとビビった.でも,

「普通のテンポじゃまだ無理だから,半分の速さでいい?」

半分速度のSpring Sonata,春眠暁を覚えずなほど超スローにピアノ弾くのって,ボロが目立つのでそれなりに難しいです.さてどうなることやら.

Facebooktwittergoogle_plustumblrmailFacebooktwittergoogle_plustumblrmail

電子ピアノの置き場に困って

Privia

大学に入ったばかりの長男が,何か楽器が欲しいと言ってたので,これにしました.CASIOのPrivia.この値段ながらも88鍵のフルキーボード,キータッチもしっかりしており,意外と普通のピアノのように弾けます.

長男が次に戻ってくるのは冬休みです.それまで放置するのも勿体無い.せっかくだから遊ばせて貰おうと,居間へ持ってきました.重さ12kgなので,運べるけどポータブルとは呼べない重さ.スタンドは買わなかったので,どこかに置かねばなりません.ちゃぶ台に乗せてみたものの,ちょっと高い.

結局,一番安定したのは,床に直置き.ちゃぶ台には譜面台.床にあぐらかいてのピアノ,弾きにくいけど,弾けないことはない.

電子ピアノなので,夜中に遊べるのは便利です.色んな音が入っているので,音色を変えて遊んでいましたが,これはじきに飽きちゃいますね.

さて担げないことはない12kgです.電源ケーブル,ペダルと譜面台を加えたらもうちょっと重い,長男には頑張ってハワイ大学まで持って帰ってもらいましょう.彼に現金渡して,Honoluluの楽器店で買ってこいと言えば簡単だったんですけどね.ま,いっか.

Facebooktwittergoogle_plustumblrmailFacebooktwittergoogle_plustumblrmail