「コンサート」タグアーカイブ

ウィーンでの楽しみと言えば

concert in Wien

やっぱりこれ.

こちらに来る前にコンサートの予定をチェックしてた時は,あまり良いものが見つからず,今回は音楽無しかなと諦めていたのです.でも会議の合間に,友人と楽友協会のサイトをチェックしていたら,何とChicago Symphony Orchestraが来てるじゃないですか.

アメリカから来た客がアメリカから来たオーケストラのコンサートを聴くってちょっと変ですけど,それでも世界トップクラスの名門オケです.おまけに指揮者がRiccardo Mutiですよ.友人に即「これは買いだ!!」と叫び,運良く2席空いていたので,速攻で予約.

プログラムがちょっとマニアックです.Hindemithの交響曲変ホ長調と,Prokofievの組曲「Romeo and Juliet」.

Hindemithの交響曲は初めて聴く曲で,内容的には,「金管楽器奏者が好きそうだなぁ」くらいの印象なのですが,演奏はもう素晴らしいの一言.このオケ,とにかくうまい.大体からしてでっかい音を出すオケですが,その迫力に圧倒され,管楽器のソロなんてもう各人がソリストなんじゃないかと言うくらいのうまさです.

Prokofievの「ろめじゅり」も,Montagues and Capuletsのあの不協和音が炸裂する冒頭,そして別名「ミルヒーのテーマ(違う!)」からグイグイと引き込まれました.こんな良いコンサートに巡り合えるのは何年ぶりのことだろう.

それにしてもMuti,髪が黒々ふさふさしてるので,友人と「何歳くらいだっけ」という話をしてたのですが,もう70際になるのね.びっくり.



Tenmaya, Wien

夕食はコンサート後.友人と何か食べて帰ろうと,彼のお気に入りのTenmayaへ.この和食大好きな彼,オランダ人なんですが,実は昨晩もここに来てるんですよね.その分と合わせて,3Euro割引券を3枚も貰ってしまいました.でも有効期限は9月一杯.どうすりゃいいんだ.

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Julia Fischer, Violinコンサート

Los Alamos Concert Associationが年に数回主催するコンサートシリーズ,今夜はJulia Fischer(ユリア・フィッシャー)のリサイタル,ドイツの若手女流ヴァイオリニストです.名前は聞いていましたが,演奏を聴くのは初めて.曲目は,

  • Mozart, Violin Sonata No.1
  • Prokofiev, Violin Sonata No.1
  • Beethoven, Violin Sonata No.8
  • Martinu Violin Sonata No.3

コンサート前半後半とも,始めは古典派の比較的軽い曲で始め,次に難曲を持ってきて聴衆にため息をつかせるという構成.古典派のヴァイオリンソナタって,ヴァイオリン付きピアノソナタ的な曲が多く,Fischerも楽しげに弾いている様子でした.

Prokofievの二曲のヴァイオリンソナタの1番は,実は2番より後の作品.2番はフルートソナタをヴァイオリン用に変えたもので,多分1番よりポピュラーだと思います.この1番,なんとも暗い雰囲気ながら,Prokofiev独特の夜空の美しさみたいなものがちりばめられ,僕は好きな曲.曲も盛り上がる部分は迫力もあり,Fischerの演奏でもそれが十二分に発揮されていました.でもProkofievのあの硬く煌くような音に,この人の弾くヴァイオリンの音の美しさがとてもあっているように思いました.

コンサートのメイン,Martinu(マルティヌー)のソナタ.この曲は初めて聴きましたけど,叙情的な旋律に溢れながらも,技術的に非常に高度な大曲でした.3楽章scherzoを弾き終えた瞬間,会場から拍手が起こったほど.凄い曲だとは思いましたが,なんだかまとまりが悪く感じられ,僕としてはあまり面白みを感じられなかった.まあ一回聴いただけの感想ですが.ちなみに,Martinu,今年没後50年だそうです.

Fischerの演奏,どの曲も音が非常に綺麗です.透明感があり,技術も高く,演奏困難なパートを難なく弾いています.それをサーカスに感じさせないのがよい.4年前の五嶋みどりのコンサートもそうでしたが,こんなレベルの高いコンサートを,(高校の講堂とは言え)身近で体験できるのはありがたいことです.

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