「コンサート」タグアーカイブ

たまにはどっぷり観光客モード,Wiener Waltzer

Kursalon

ウィーンは頻繁に訪れているものの,ウィンナ・ワルツのコンサートへ出かけたことは一度もありませんでした.先週ウィーン滞在最終日,友人と「たまには観光客気分でワルツでも聴きに行くか」という話になり,いざ出陣.

毎晩のように何処かでStraussとかMozartとか演奏されてるわけですが,その中から Kursalonというきれいな建物で行われているコンサートを選びました.演奏は8時からとのことなので6時頃にチケット売り場へと乗り込み,当日券がまだあるかと尋ねると,コンサートは6時半から始まるとのこと.観光シーズンなので,一晩に二回やってるのかな.

あたふたと一番安いチケットを買い,会場へと案内されました.座席は大まかにゾーンが切ってあるだけです.案内係から言われた椅子に座りましたが,ゾーン内で自由に移動して良いのかどうかは不明.

演奏はポピュラーなJ. Straussのワルツ,Mozartの Eine Kleine Nachtmusik (もちろん一楽章のみ),オペレッタのアリア,途中,男女によるバレエも入ります.そして仕上げはもちろん「美しく青きドナウ」と「ラデツキー行進曲」.この演奏家たち,一体全体年間何度この同じ曲を演奏してるんだろう.ラデツキーで「拍手強要」もご愛嬌.

その演奏ですが,室内オーケストラ編成で,ピアノはおそらく音量補強用か.技量はまあまあ.面白いと思ったのはパーカッションで,一人で色んな打楽器を同時に叩いておりました.やっぱStraussものって楽しいですね.

普段,楽友協会のコンサートばかりなので,こういう雰囲気は初体験です.客層も随分と異なっており,本当に観光客御用達といった趣き.演奏の途中で,携帯電話で喋りながら会場を出ていく某日本近隣国の若者.一度ならず何度も出たり入ったりしてました.かなりウザったい.

コンサート会場では写真撮影禁止は常識ですが(えっと,自分も上の写真を撮ってますが,始まる前ですよ),ここではもう撮り放題.撮影禁止のサインは勿論あります.

写真だけに留まらず,眼の前に座っていたアジア系お兄さん,タブレットを頭の上に高く掲げて動画撮影しておりました.邪魔だっちゅうに.

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ウィーンでの楽しみと言えば

concert in Wien

やっぱりこれ.

こちらに来る前にコンサートの予定をチェックしてた時は,あまり良いものが見つからず,今回は音楽無しかなと諦めていたのです.でも会議の合間に,友人と楽友協会のサイトをチェックしていたら,何とChicago Symphony Orchestraが来てるじゃないですか.

アメリカから来た客がアメリカから来たオーケストラのコンサートを聴くってちょっと変ですけど,それでも世界トップクラスの名門オケです.おまけに指揮者がRiccardo Mutiですよ.友人に即「これは買いだ!!」と叫び,運良く2席空いていたので,速攻で予約.

プログラムがちょっとマニアックです.Hindemithの交響曲変ホ長調と,Prokofievの組曲「Romeo and Juliet」.

Hindemithの交響曲は初めて聴く曲で,内容的には,「金管楽器奏者が好きそうだなぁ」くらいの印象なのですが,演奏はもう素晴らしいの一言.このオケ,とにかくうまい.大体からしてでっかい音を出すオケですが,その迫力に圧倒され,管楽器のソロなんてもう各人がソリストなんじゃないかと言うくらいのうまさです.

Prokofievの「ろめじゅり」も,Montagues and Capuletsのあの不協和音が炸裂する冒頭,そして別名「ミルヒーのテーマ(違う!)」からグイグイと引き込まれました.こんな良いコンサートに巡り合えるのは何年ぶりのことだろう.

それにしてもMuti,髪が黒々ふさふさしてるので,友人と「何歳くらいだっけ」という話をしてたのですが,もう70際になるのね.びっくり.



Tenmaya, Wien

夕食はコンサート後.友人と何か食べて帰ろうと,彼のお気に入りのTenmayaへ.この和食大好きな彼,オランダ人なんですが,実は昨晩もここに来てるんですよね.その分と合わせて,3Euro割引券を3枚も貰ってしまいました.でも有効期限は9月一杯.どうすりゃいいんだ.

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Julia Fischer, Violinコンサート

Los Alamos Concert Associationが年に数回主催するコンサートシリーズ,今夜はJulia Fischer(ユリア・フィッシャー)のリサイタル,ドイツの若手女流ヴァイオリニストです.名前は聞いていましたが,演奏を聴くのは初めて.曲目は,

  • Mozart, Violin Sonata No.1
  • Prokofiev, Violin Sonata No.1
  • Beethoven, Violin Sonata No.8
  • Martinu Violin Sonata No.3

コンサート前半後半とも,始めは古典派の比較的軽い曲で始め,次に難曲を持ってきて聴衆にため息をつかせるという構成.古典派のヴァイオリンソナタって,ヴァイオリン付きピアノソナタ的な曲が多く,Fischerも楽しげに弾いている様子でした.

Prokofievの二曲のヴァイオリンソナタの1番は,実は2番より後の作品.2番はフルートソナタをヴァイオリン用に変えたもので,多分1番よりポピュラーだと思います.この1番,なんとも暗い雰囲気ながら,Prokofiev独特の夜空の美しさみたいなものがちりばめられ,僕は好きな曲.曲も盛り上がる部分は迫力もあり,Fischerの演奏でもそれが十二分に発揮されていました.でもProkofievのあの硬く煌くような音に,この人の弾くヴァイオリンの音の美しさがとてもあっているように思いました.

コンサートのメイン,Martinu(マルティヌー)のソナタ.この曲は初めて聴きましたけど,叙情的な旋律に溢れながらも,技術的に非常に高度な大曲でした.3楽章scherzoを弾き終えた瞬間,会場から拍手が起こったほど.凄い曲だとは思いましたが,なんだかまとまりが悪く感じられ,僕としてはあまり面白みを感じられなかった.まあ一回聴いただけの感想ですが.ちなみに,Martinu,今年没後50年だそうです.

Fischerの演奏,どの曲も音が非常に綺麗です.透明感があり,技術も高く,演奏困難なパートを難なく弾いています.それをサーカスに感じさせないのがよい.4年前の五嶋みどりのコンサートもそうでしたが,こんなレベルの高いコンサートを,(高校の講堂とは言え)身近で体験できるのはありがたいことです.

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