「コンサート」タグアーカイブ

ウィーンの水辺にて,海を越えてきた笛

この記事コメント欄から始まった「フルート買います」の話は着々と進展し,かつてGonneko先生が使われていたフルートをComo湖畔のカフェで無事受け取りました.ダッキーのおまけ付き.

フルート作りで世界的に有名なムラマツ製です.アマチュアの自分に不相応なのは百も承知ですが,憧れの銀製のフルートを吹ける,それだけで頬が緩みます.

M100という型番で35年前のものだとか.本体は銀製,キーが洋銀らしい.年季の入った渋い色が良いです.僕が受け取る前にムラマツへオーバーホールに出して頂きました.おかげでキーの動,音程,どれもしっかりしています.

軽く吹いてみたら,やはり音の出し方が違うみたい.最初鳴らすのに少々苦労しました.

イタリアで受け取ったムラマツフルートはその後ウィーンへと運ばれ,ウィーンの森であたりの小動物を追い払う超音波を撒き散らします.ウィーンでフルートを吹いた,それだけ聞いたら,まるでプロのようじゃありませんか.

そして現地委員さん宅にて,チェンバロカラオケ大会.僕が適当にメロディーを吹いたら,彼が巧みな伴奏を付ける.さすがバロック音楽のプロです.白髪のクセ毛が二人並んでおりますな.

ところでチェンバロは現代の楽器より半音ほど低く調律されます.それに合わせようと思ったら,フルートの頭の部分を抜いて全長を伸ばす必要があります.

もうこれ以上抜けないというぎりぎりまで伸ばしていたので,なんだか腕の感覚が変.とは言えワイン飲みながらだったので,すぐにそんなこと気にならなくなります.それより,フルートが少々酒臭くなっちゃったかも.本当のプロなら絶対にこんなことやりませんね.Gonneko先生,すみません,今後はもっと大事に扱います.

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やっぱりキャンセルだった

Los Alamosのコンサートシリーズ,今夜は Venice Baroque Orchestra.バロック音楽の夜と洒落込むべく会場へと向かうと,何故か駐車場がスカスカ.まだ来るのが早かったかなと思いつつ,会場に入ろうとしたら,係員から呼び止められました.

「今夜のコンサートね,キャンセル

楽団が乗るはずだったフライトが遅れて,こちらに到着できなかったらしい...

話は一週間前に戻り,日本からの客としばし飲んでおりました.彼は翌日のフライトでLos Angelesへと旅立っていきます.

そして翌日,彼からのメール,

「フライトがキャンセルになって,まだSanta Feにいます」

不思議なことだ.どうして周りの人々が航空機トラブルに遭遇するんだろう.

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遅ればせながら新年のお楽しみ

動画もありゃスクリーンショットだって撮れるのですが,やっぱそこは避けて,なんだかよく分からないミカンの皮の写真ですが,話題は Wiener Philharmonikerの New Year Concert.

こちらでも衛星放送のどこかのチャンネルで放送してるらしいのですが,きっと追加料金が必要なのでしょう.YouTubeでひっそりこっそりと視聴いたしました.

R. Mutiは,数年前Musikvereinで実際に振ってる姿を生で見たことがあります.あのときは髪がもっと黒々してたと思うのですが,今みたら年相応か.

それにしても今年は真面目な演奏だったようですね.第一部の選曲も何だか渋いし.J. Strauss IのWilhelm Tell-Galoppって一体何なんだ.パロディ?
..もっともこれを書いている時点で,テレビ画面はようやく幕間なんですが.

休憩時間の色んな建築を巡るショートムービーは夏に撮影されたもののようですが,ちょっとしたウィーン観光ガイドになっていて良かったです.またウィーン美術館巡りをしたくなります.Egon Schieleはともかく.

それしてもVPO,女性奏者が増えてきましたね.昔はハープ奏者すら男だったのに.

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濃霧のウィーンのあやふやな観光

VIC

一週間のウィーン出張を終え,昨晩戻ってきました.濃霧に覆われたウィーンで,朝出かけるときにジャケット無しじゃ寒く,でも上着を羽織っていると蒸し暑く汗ばむ.なんだか変な天気でした.

今回の滞在ではあまり外食もせず,ホテルのラウンジでの軽い夕食ばかり.さして写真も無いのですが,そんな中からの数枚です.

Vienna Airport到着,真っ先に注目したのがこちら.なんとドアを開けたまま走ってるタクシー.

これ,停車してるんじゃなくて,徐行ながらも本当に動いています.このタクシーだけが変なのかと思ったら,他のタクシーもやってるのを目撃.何か理由があるんでしょうか.

ドア開きタクシー

続いてはAustrian Armed Forces.町中で隊員の勧誘してました.君もこの戦車に乗ってみないか,と.

戦車
ヘリコプター

一番ウィーンらしい写真はこれかも.ウィーン楽友協会.Franz Welser-Moest指揮, Cleveland Orchestraの演奏で,Beethovenの弦楽四重奏15番の弦楽合奏版,Stravinskyの「春の祭典」.楽友協会でClevelandを聴くのは,これが二回目

14と16番の弦楽合奏版はBernstenの録音が有名ですが,こちらは15番.感動的な3楽章が,さらに強く心に響きます.

そしてハルサイですが,やっぱりこのオケは上手い.超難曲ながらも,素晴らしいアンサンブルの演奏を聴かせてくれました.でもなんでウィーンくんだりまで来て,アメリカのオケを聴いているんだろう.

wien musikverein
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美しき五月に東戸塚行き

東戸塚にあるSala Masakaという小さなホールで開催された歌曲のコンサートに行ってきました.プログラム前半はSchumannの連作歌曲「詩人の恋 Dichterliebe」.出井則太郎さんの歌,平尾有衣さんのピアノ伴奏.平尾さんはBeethovenの月光も演奏されました.

Im wunderschoenen Monat Mai (美しき5月に)で始まる恋の歌.この歳になって「詩人の恋」も無いだろうという気もしますが,ま,いいでしょう.5月だし,学者だって恋くらいするかも.

後半はCzech音楽,Moravia民謡,Czechにまつわる話題を交えた,とても楽しいコンサートでした.

この日のピアノ,珍しいことにCzech製ピアノで有名なPetrofです.以前Pragueで古いアップライトを見かけましたが,グランドを見るのは初めて.もちろん見るだけじゃつまらない.コンサート終了後,ちょっとだけ触らせてもらいました.

鍵盤は軽めで,かなり繊細な音が出るようです.でもこの日のコンサートではよく鳴っていましたので,ポテンシャル高いのかも.

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Beethoven,三大不人気ソナタ集

MHKホール

先日再びNHK交響楽団の定期演奏会へ足を運びました.演目はMendelssohnのViolin協奏曲と,Mahlerの第一交響曲.「めんこん」はさらさらと流れて,いい気分で寝てしまいましたが,Mahlerの方はしっかりと聴きました.終楽章の最後の部分,楽譜の指示通りHorn奏者が全員立ち上がったのを見届けて満足し,家路につきました.

さてそんな音楽三昧(って程もない)な東京生活です.今日も小さなコンサートの情報を知ったのですが,そのプログラムがちょっと変わってる.

BeethovenのPiano Sonataですが,なんと第2番イ長調Op.2-2.個人的にはBeethovenのソナタでダントツの不人気曲だと思うのですが,これを取り上げるということは僕の認識に問題ありなのか.

僕が三大不人気ソナタと密かに思っているのは,2番の他に,16番ト長調31-1,22番ヘ長調Op.54.特に22番はさっぱり分からん.これ,ソナタじゃないだろう.

Beethovenの三大人気ピアノ曲「悲愴」「月光」「熱情」が入ったCDはたくさん売られています.でも三大不人気曲を集めたCDってのも面白いと思うんですよ.商業的にどうかは別として.

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川崎にゾロアスターを聞きに行く

あっちはザルツブルク

コンサートのチケットを頂いたので,川崎へとやって参りました.川崎は初めてかと思ったのですが,今は大変なことになってる某T社に,大昔会社見学に行ったのを思い出しました.なんで行ったんだっけ(入れてやるとは言われなかった…はず).

とまれ,現代の川崎駅は全くの別世界,Salzburgまでたったの9000kmってんだから,文化都市の香りも高い.

この楽譜,ト長調でソの後に8分休符があるから,Eine Kleineかな?

K. Urbanski指揮のNDR Elbphilbarmonie Orchestra.聞き覚えの無い名前でしたが,嘗ての北ドイツ放送響,名門です.

演目は,Beethovenの序曲Leonoreの3番, ピアノ協奏曲第3番,それに映画「2001年宇宙の旅」でお馴染み,R.Straussの “Also Sprach Zarathustra” 最近では「ツァラトゥストラはこう語った」と訳されることが多いですが,やっぱこれは「ツァラトゥストラはかく語りき」と呼びたい.

パイプオルガンも入る大曲です.まずは予習していかねばと…

スコア

コンサート前にカフェでスコアのチェック.冒頭だけが超有名というこの竜頭蛇尾な管弦楽曲,スコアを追っかけながら聞かないと後半眠くなります.

ミューザ川崎シンフォニーホール

川崎駅からすぐのミューザ川崎シンフォニーホール.オケの裏側にも客席があるのはBerlin Philっぽい.休憩時間にちょっと探検してみました.パイプオルガン側から見たところ.

裏側から

僕の座席はステージ向かって右側でした.オーケストラを横から眺めながら聴くのは初めてでしたが,音的には何の問題もありませんでした.やはり良く設計されてるんだ.ウィーンの楽友協会大ホールもステージ背後に客席がありますが,あそこはちょっと聞けたもんじゃない.

Beethovenは全くの正攻法の演奏.Leonoreでは乗りまくってた隣の座席のおっちゃん,ピアノ協奏曲ではすやすやと夢心地.こんな素敵な子守唄で,さぞや良い夢を見ていたことでしょう.

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