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金曜日コンサートのシーズン再開

コロナで2年間全くイベントの無かったLos Alamosですが,ようやく元に戻りつつあります。金曜日のコンサートシリーズも再開。

夕方,まずは前座のアマチュア演奏家から始まり,夜はそれなりのプロが演奏します。もっぱらカントリーとかオールディーズとか,少々年齢層の高いところで受けそうな音楽,と言ったら失礼か。日本だと,演歌のカラオケ大会みたいな,とか言ったらもっと失礼か。

夜最後まで聞くことは無いんですが,夕方散歩がてらに見に行きます。演奏してるのは前座の人々。これが色々あって面白い。

同じコード進行をひたすらループする歌だったり,間違ったからと最初からやり直したり,どの歌も全部同じに聞こえたり,かなり和気あいあい。

ま,無料ですし,硬いことは言わない。みなさん,それなりの腕前です。

三大交響曲にしては大きくない

以前も書いたような気がするのですが,三大なんたらシリーズの音楽編,三大交響曲。どこかのオケのコンサート案内で,三大交響曲の夕べみたいなプログラムがあったのです。

三大交響曲,どれだろう。まあ興行的にはBeethovenの5番通称「運命」,Schubertの終わらない青春「未完成」,これはいま8番なんでしたっけ。7番?

さてもう一曲。えっと,なんだろう。Beethovenがダブっていいなら第九,そうじゃなければMozartの41番Jupiter,Brahmsの1番,Brucknerの8番,Haydnの…,この人はまあいいや。

答を見たものの,なんだかあまり納得できません。三曲目はDovrakの交響曲第9番「新世界から」。

確かにポピュラーな曲ではありますが,BeethovenとSchubertに並べるのって,ちょっとどうなんでしょ。やはりウィーンに縁ある人じゃないと。

考えるに,この3曲ってコンサートのプログラムとして組みやすいんでしょうね。Beethoven, Schubertは短めなので,前半にこの2曲。新世界を後半に置いて,終わりのじゃ〜〜〜〜〜〜んで余韻を引きつつ解散。いやいやいい演奏だった。やっぱり交響曲の終わりは,じゃーんでなくちゃ,でSchubert涙目。

少々迷惑なStanding Ovation

地元高校のホールを使って開催される地元コンサートシリーズへ行ってまいりました。Horszowski Trioという若手の三重奏で,ピアニストは相沢吏江子という日本の方。ポーランドのピアニスト Horszowskiの名前を冠した三重奏団で,日本語ではホルショフスキと書かれていますが,あの国の名前です。本当は全く想像もつかない発音なんでしょう。

MendelssohnとSchumannのピアノ三重奏曲,それに現代曲をひとつ。Mendelssohnのは何度か聞いたことがあるはずなのですが,全く記憶に無し。例によって流麗に流れていき,終わったら,あれ,どんな曲だっけとなるような曲,と言ったら失礼か。

Schumannの三重奏曲第1番は時々聴いている曲で,良い曲なのですが,そこはやはりシューマンっぽいのでゴニョゴニョ。

さて今日の話題はコンサート評ではなくて別のこと。こんな田舎町でのコンサートのせいなのか分かりませんが,全曲終わると困ったことが起こります。それはスタンディングオベーション。

普通のコンサートなら,よほど大感動・大感激するような演奏に出会わない限り全聴衆が立ち上がって拍手することは滅多にありません。もっとも僕の経験は日本と欧州に限られるので,アメリカの一般の様子はちょっと分からない。

ともかくここでは,どんな演奏だろうがスタンディングオベーションしないといけないのがマナーかのようになっているのです。そりゃ演奏家さんたちには最大限の賛辞を送りたい。でも立ち上がってまで拍手したいっていう演奏はまずない。

問題はそれだけではないのです。こういうコンサートシリーズ,やはり客層の平均年齢は高い。そうなると立ち上がるのに難儀される年配の方々も多いのです。なのに前の座席が立ち上がっちゃうと,もうステージは見えない。

だからと言って立ち上がるなとも言えないし,なんだかモヤモヤした気分です。

ウィーンと言えばウィーンフィル

一週間のご無沙汰です。先週はウィーン出張だったのですが,慌ただしい日々に更新をサボっておりました。実際,仕事三昧の一週間で,書くネタもなかったのですが。

そんなネタ無し一週間で最大のイベントだったのがコンサート。いつもならキンキラキンで有名な楽友協会大ホールへと出かけるのですが,今回はもう一方のキンキラキン,Wiener Konzerthaus。どちらかと言うとちょっと白っぽいイメージかも。

演奏はなんとあのWiener Philharmoniker,ウィーンフィルハーモニー管弦楽団です。指揮はV. Gergiev。ウィーンフィルの生演奏を聴くのは,国立オペラを含めて,確かこれでたったの3回目。楽友協会でのウィーンフィルコンサート,普通はチケットが手に入りません。

演目は,前半がTchaikovskyの交響曲第1番,後半はRimsky-Kosakovの代表作「シェヘラザード」。どちらもよく知った曲ですが,コンサートに行くまでは後半の曲を楽しみにしていました。

それがまあなんということでしょう。チャイコの一番,通称「冬の日の幻想」がもう感動もの。一楽章のファンファーレが鳴り響くところでは,思わず目頭が熱くなるほどでした。

シェヘラザードももちろん熱演です。なんとなくふんわりとしたイメージのウィーンフィルですが,Gergievの指先からでるダークサイドフォースが熱演へと駆り立ててるよう。ちなみにこの人,指揮棒無しで指揮します。

いやはや圧倒されました。今までおそらく40回はウィーンを訪問しておりますが,ウィーンフィルの生演奏に巡り会えるチャンスなんて滅多にありませんもん。

古都ウィーンで現代音楽

会議でウィーンに来ております。例によって仕事以外の楽しみと言えば音楽,今回はぎりぎりにコンサートを探したせいか,良さげなプログラムのものはすでに満席。ようやくまだ少しだけチケットが残っていたのが,ORF RSO ウィーン放送交響楽団のコンサートです。

プログラムが少々とんがっており,まずはShostakovichのヴァイオリン協奏曲第一番。E. Tjeknavorianというウィーン生まれの若いヴァイオリストで,なんとまだ24歳ですが,すごく有望な若手のようです。実際,演奏後のブラボーの嵐がその才能を語っておりました。

二曲目はこれまたウィーン生まれの作曲家,B.R. Deutschの作品で,Phaenomenaというアコーディオン協奏曲のような曲。アコーディオンの技術も凄いながらも,オーケストラもかなり激しい面白い曲でした。この作曲家さんもまだ42歳。曲の後にソリストと指揮者と共にステージに登り喝采を浴びていました。

そして最後はポーランドの作曲家W. Lutoslawskiルトスワフスキで,管弦楽のための協奏曲,いわゆるオケコン。三管編成のオケに加えて多彩な打楽器,チェレスタやピアノも入る大規模なもの。これまた派手な曲ではありましたが,出張疲れのせいか不覚にも一瞬の睡魔に打ち勝てなかったのでした。

古い紙,古い写真

昔のアルバムに,写真と併せて旅行時のチケットやらを貼っておりました。ほとんど一人旅なので自分が写った写真はほとんど無く,風景や建物ばかりなので,逆にこういうチケット類が今となっては面白い。

生まれて始めてウィーンを訪れたときの3日間フリーパスです。当時の92シリングが幾らだった定かではないのですが,1シリング20円くらいじゃなかったかなあ。このパスを使い,地下鉄と路面電車であちこち移動したんでしょうか。記憶に無いんですけど。

ウィーンでの滞在は,安いユースホステル。憧れの音楽の都です。まずは国立歌劇場へ。でも普通の座席は高いので天井桟敷。

出し物は「蝶々夫人」でした。舞台はほぼ見えませんので,オケピットを鑑賞。後ろの方では,常連さんなのか,おっちゃんが床に座り込んで音楽だけを楽しんでおりました。

オペラを観た気分にはなれなかったので,翌日はフォルクスオーパーへ。

演目は定番の「こうもり」です。こちらはちゃんとした座席で,お値段もそこそこだったようです。

ちなみに実家の方には子供の頃のアルバムもあり,小中学生の頃の自分の写真も数葉。今と変わらず生意気そうなガキの顔をしておりました。