読売新聞に大人に最低限必要な科学常識の目安を文科省が作るという記事が出ています。そこに科学常識チェックなる○×クイズが11問出ているのですが、これがちょっと回答に悩む。
(2) 全ての放射能は人工的に作られた。○か×か。
放射能を持つものなんて何処にでもありますので×、と即答しましたが、はて?人工的な放射「能」ってなんだ? 放射線を出す物理機構は人工的なものかということを聞いているんでしょうか。よくわかりません。
(3) 我々が呼吸に使う酸素は植物から作られた。○か×か。
えーっと、酸素はお星様の内部で作られてますけど。×ですよね。あれ、○だった…。「呼吸に使う」という所がポイントか。つまり、原子核では無くて酸素分子のことね。じゃあオーストラリアにある化石、ストロマトライトのことだな。酸素を発生したのはシノアバクテリア。。。って、植物? 光合成をするものはすべからく植物なのかな?
どれも短い設問ながら、読めば読む程、分からなくなります。直感的には○なんだけど、厳密に言うと△かなー、みたいな。顧みれば高校生の頃やった国語のテストでも、同じ問題を抱えていました。
「文章を読んで、後の問いに答えよ」とあって、問題「次の文章のうち、作者がもっとも言いたいことはどれか」と来る。選択肢は5つ程あって、その3つは明らかにトンチンカンな事を言っています。
問題は残りの2つ。一つは、直感的に考えればこれ、という模範解答。もう一つは、いやいやそうではないぞ、この文章は裏がある、本当に言わんとするのはこっち、という選択肢。概して設問を読んでいるときに心に浮かぶのは、この後者。ぜーったいに裏があるというやつです。それくらいひねってないと、テストになりませんよね。
僕の回答は、もちろん「裏あり」の方。で、もちろん、×を食らいます。




