愛の夢 第三番

Liszt編曲のBeethoven交響曲集の話題を出しましたが、実はLisztの楽譜でこれ以外に持っているのは、「愛の夢第3番」だけです。書いているだけで恥ずかしくなる様な表題ですが、甘〜いChopinを茶化したパロディという説もあるので、少々くさいタイトルで丁度良いんでしょう。

それはさておき、Lisztを弾かない理由。いや、弾けない理由。難しいからです。それだけです。はい、おしまい。

もうちょっと言うなら、Lisztの曲にはやたらと10度音程(ドからオクターブ上のミまで)が出てきますが、「小さな手のLiLA」はこれが届かないのです。

それでも愛の夢の楽譜だけは持っています。有名な曲だからというより、曲最初の部分の和音がどうなっているのかを知りたかったのがその理由。旋律はとてもシンプルで、単に「み〜〜〜(Cの音)」を繰り返しているだけ。それが何故あんなにきれいに聞こえるのか、不思議でなりませんでした。

下の楽譜は、その不思議がっていた当時、ノートに書き写した和音。たった数小節の、それもとても単純なメロディーなのに、それを彩る和音によってこんなに音がきれいにに響くことを知った瞬間でした。



変イ長調の主和音(A♭)に始まり、次の小節では平行調同主音調であるヘ長調の属七(C7)にジャンプしています。次の和音は変ロ長調の属七、次は変ホ長調の属九。全く和音を解決しないまま(というか、解決する度に七度音を加えて下属調に転調)、変イ長調の属七和音となり、やっと主和音に解決。

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出張計画

今年の海外出張の多さは半端じゃないんですが、6月にあるイタリア出張に向けて、日程調整中です。行き先はMilanoの北、高級リゾート地、Como湖。湖畔にはかつての貴族たちが建てた別荘が点在します。StarWarsのロケにも使われたヴィラなんてのもあります。あ、仕事ですよ、自分は。

Como湖での仕事が終わるのは金曜日夕方。土曜日早朝に電車でMilanoまで出て、そこからMalpensa空港行きバスに乗れば良いわけですが、それだと飛行場に到着するのが出発ぎりぎりになってしまいます。問題は、絶対に間に合わないという訳では無いということ。

なんせイタリアの公共交通機関なんて当てになりません。突然のストなんて日常茶飯事です。一緒に出かける同僚と話し合った末、土曜日Milanoに一泊して日曜日に帰国することにし、出張書類を提出しました。が、事は簡単に運ばなかった。職場のトラベルオフィスから電話。

「土曜日にMilanoに余分に一泊するんだね」
「そうですよ。飛行場まで行き着けないので、途中下車します」
「でも、土曜の朝早くコモ湖を出れば、飛行機に間に合うだろう」
「だって、ぎりぎりですよ。電車が遅れるかもしれないし」
「間に合う可能性がある以上、宿泊は認められないので、ホテル代は自腹です」
「えー!?だって、飛行機に間に合わなかったらどうするの?」
タクシーでも使って飛行場に行けばいいでしょ」

タクシーなんて使ってたら、Milanoで一泊するよりも高くついてしまいます。すったもんだの末の結論がイタリアでレンタカーを借りるというもの。レンタカーでComo湖まで行って帰る。同僚と二人で行動すれば、さほど赤字にはならないかな。

仕方無く予定変更した書類を再提出し、同僚(フランス人)に「レンタカー、予約しといて」と頼んでおきました。1時間程して、彼が僕のオフィスにやって来て、

「レンタカー、予約できなかった」
「はぁ??? 今度はいったい何だよ」
「クレジットカード、持ってないんだ」
「……クレジットカード無しで、アメリカで生活すんなよ

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理系の作文技術

そういうタイトルの本があるらしいんですが、読んだ事はありません。論文や報告書を書く場合に一番重要なのは、書いた本人が言わんとする所を的確に読者に伝えること。曖昧な文章は誤解のもと。

市井の民の綴るblogを読んでいると、文章の上手い人、ちょっと読みにくい人と玉石混交。自分自身は研究系の人が書かれているweb pageを良く読みますが、そんな中に「あ、この人、文章が上手いな」と感じることがしばしばあります。

理系人間と言うと、マンガばかりで本を読まない(正しいです)、数式ばかりいじっていて文章を書かない(必要なければやりません)、理屈ばかりこね回して人間的な暖かみに欠ける(興味の対象によっては熱くなります)というイメージですが、文学才能に秀でた人も居るようです。ちなみに自分の事ではありませんので、念のため。

理系大学生が最初に文章書きの洗礼を受けるのは、卒業論文あたりかもしれません。研究の意義目的などを書いて、研究室の先輩にチェックを入れてもらうと、真っ赤に添削された原稿が戻ってきます。段落全体の構成はもとより、一つの文章の主語と述語が一致していなかったり、現在形と過去形、「ですます」調と「である」調が混在したり、そういう基本的な作文術をまず叩き込まれます。

でもこういった報告形式の文章にはある程度の定石があり、赤ペンの入った原稿を徹夜で修正した結果は、ある程度凡庸な文章になりがちです。論文の文書で個性を発揮するわけにもいかないので、これは仕方の無いところ。それでも、卒業論文は文章を書く上での基本を押さえる良いトレーニングになっていると思います。

自分が受けたこの洗礼で良く憶えているのが、「文章を簡潔に書く」ということ。削っても意味が変わらない部分は削る。冗長な文章は読み手を退屈にさせるし、読み手の勘違いを引き起こします。これを心の片隅に留めながらこの文章を書きつつ、気付けばすでに6パラグラフ。理解するのと身に付くのは、全く別の話。修行が足りません。

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鹿害、こんなものまで…

鹿さん、実は花がとっても好き。春、庭の花が咲くとすぐに切って花瓶に生けるか、柵で囲っておかないと、鑑賞する前に鹿にやられてしまいます。でもこれは聞いていなかった。

芽を出したチューリップの葉っぱ。まるで芝刈り機で刈られたように、すぱっと食べられてしまいました。

ほー、切り口は渦巻きのようになってるのか。。。。等と感心している場合ではありません。花なら切って鑑賞できますが、葉っぱも生えてくる端から花瓶に生けないといけないのか(涙)。

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変なSPAM

さほど多くのspamに悩まされているわけでは無いので、メールのフィルターは最低限のものしか付けていません。勢い、やってくるspamをつい読んでしまうことがままあります。たまに面白いのがあるというのも、その理由。最近たまに来る日本近隣某国からのspam。突っ込みどころ満載です。

弊社のメールを読むことをどうもありがとうございます。

読むことはどういたしました。

弊社 最新のホームページ 全ての商品の2000円-6000円
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送料は無料です!

えーっと、商品が2000円-6000円の場合に送料が無料になるんでしょうか?

いろいろな特恵もあります!

これは「とくけい」と読むんでしょうか。辞書で調べたんですが、特恵関税制度という単語しか載ってません。もしかしてJETRO関係の方でしょうか?

品質の保証。価格は合理的です!

はぁ、合理的なんですか。あまり安そうじゃないです。

趣味があれば、ご連絡くださいね

そう言う趣味はないです。

次のやつはもっと強烈です。

当公司は国際ブランドが会社を売買するのだ

反対の反対は賛成なのだ。

信用は良好だ
長期にわたり ○○ ×× △△を供給する

そうか

こんにちは

なぜ、ここで「こんにちは」なのだ。

あなたの1分の時間を遅らせる
国際世界のブランド ○○ ×× △△

遅れるような時計、売るなよ。

価格は安い
信用は良好だ
詳しい情況は会う

禅問答か。負けないぞ。

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ニューメキシコの小さな町ロスアラモスでの日々雑感