かぼちゃ

Halloweenの季節になると売られるカボチャグッズ。隠れHalloweenマニアの自分としては、もうどれもこれも欲しくなるようなものばかりです。最近も、Tim BartonのNightmare before ChristmasのDVDを買ったばかり。ビデオは既に持ってたんですけどね。Tim Bartonの新作、Corpse Brideも勿論要チェックです。

昨年、スーパーで見つけたカボチャのペーパーウェイト、形の違うものが何種類かあったんですが、買ったのは一つだけ。その後、他の種類をこっそり買いに行った所、クヤシい事に売り切れ。

今年こそは数種類集めようと頑張り、さらに2つ買ってまいりました。これで紙が何枚あろうが、どっしりと押さえることができます。季節限定の文鎮ですけど。

真ん中の緑のは段ボール専用のペーパーウェイト…じゃなくて、これは本物。庭で栽培したカボチャなんですが、中国のカボチャなんだとか。大きく育ったものは日本のカボチャそっくりで甘くて美味しかったんですが、このかぼちゃん、大きく成りきる前に霜の季節になってしまったので、収穫してしまいました。

こういうグッズって、どれもこれも中国製です。えーっと、本物のカボチャじゃなくて置物の方です、一応。いや、本物のカボチャは中国カボチャとかいう話はおいといて。。。。うーん、ややこしい。

もちろんアメリカのどっかの会社が中国の会社に発注してるんでしょうけど、Halloweenとは縁の無さそうな中国からやってくるってのが面白いですね。何処出身だろうと、面白いものは面白い、欲しい物は欲しい。今買っておかなければ、来年まで絶対に手に入らない…

煩悩が尽きることはありません。まあ、一個200円程度の煩悩ですが。

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音を合成すること

今年の夏、Robert Moog博士の訃報が流れました。言わずと知れたシンセサイザーの生みの親です。まあ、知らない人は知らないほどの古い人ではありますが。電気信号をフィルターに通す事で音色を変え、さらに強弱を付け、変幻自在に音楽を作り出す事ができるアナログシンセサイザー。オーケストラはこれで廃業なんて言い出す人も居たとか。

こういう「電気モノ」って、理系かつ音楽好きはシビレルものです。それはまだ自分が中学生だったジュラ紀、電気の力でどんな音でも出せるシンセサイザーは夢の楽器でした。富田勲のようにこれに入れ込んだ人以外にも、ロックや映画音楽等、シンセサイザーは至る所で登場します。特に日本で有名になったのは、BeatlesのAbby RoadとYMOでしょうか。

当時たまたま読んだ文章。ストラデバリウスだろうが電気信号だろうが、空気の振動に変えたものが同じなら区別はつかない、だからストラデバリウスの音は合成できる、というのは、まさに目から鱗でした。多分、糸川英夫氏だったと思いますが、ちょっと記憶があやふや。なんせジュラ紀の事ですもん。

その文章に続いて、何やら複雑な数式が並んでいましたが、今思えばあれはフーリエ変換の式ですな。どんな複雑な音色だろうが、単純な三角関数の和として表すことができるというもの。

ちょっと話は違いますが、ピアノのタッチについて書かれたものを思い出しました。プロが鍵盤を叩いた時と、アマチュアが叩いた時では、タッチが全く違うと言われたりします。でもこの著者は「リヒテルだろうが音楽とは無関係の人だろうが、同じ速度で鍵盤を叩けば、出て来る音は全く同じ」と切り捨てます。タッチとは音の連続があって初めて感じられるもの、単音でのタッチの差はあり得ないと。著者はネイガウス、あのブーニンの祖父だったりします。

これを読んだとき、なんとまあ物理的に音楽を考える音楽家が居るもんだと、ちょっと感動しました。全く同じ空気振動を与える音は、グールドが弾こうがアルゲリッチが弾こうが、全く同じもの。それを考えると、糸川氏の話も、さもありなん。

話題が全然まとまりませんが、とにかくシンセサイザーです。往年のアナログシンセをPC上でエミュレートするSpiralSinth Modularがあります。興味のある方はどうぞ。とてつも無く高価だったMoogシンセサイザーを、今ではコンピュータ上で再現できる。不思議なもんです。

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子ギツネこんこん

週末の真昼、庭にひょっこりと現われた子ギツネ。最初はコヨーテかと思ったんですが、毛の色合いからするとGray Foxの子供。可愛いです。

物音に気づいて逃げてしまいましたが、早速、庭にドッグフードを置いておきました。また来てくれるといいけど。それにしても、犬なんか飼って無いのに、なんでドッグフードが家にあるのかなー。

土曜日は伸び放題になっている裏庭の草刈り。子ギツネの写真の回りに見えている草。あそこは野原では無くて庭の一部。手押しの芝刈り機じゃ歯が立ちませんので、電動草刈り機を使います。2時間もやっていると、腕が全く上がらなくなるほど。

日曜日は恒例のSanta Feへの買い出し。食料等を買い込んだ後、日本とアメリカの文化交流をはかるサンタフェ人というのの会合に出席。毎月一度開かれますが、今年は夏から出張続きだったので、久々の出席です。

サンタフェ人では、11月13日にSanta Feで「祭り」を企画しております。会合に出る以上、この催しを何か手伝いたいとは思ってるんですが、13日直前までNew York出張の予定。当日は何とか参加の予定。New Mexico在住の皆さん、この日の予定は空けといてくださいね。詳細は後日連絡いたします。

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辛いNew Mexico

New Mexicoと言えばチリ、辛い料理の本場です。唐辛子だけでなく、ハラペーニョやハバネロのような口が火炎放射器になりそうなチリが、スーパーマーケットで当たり前のように売られています。

スーパーの野菜コーナーに積み上げられた細いピーマンのようなもの。あれはグリーンチリ。レッドチリに比べると辛さはマイルドですが、たまーに「大当たり」があるので注意。

そんな環境で暮らしていると、次第に辛さに慣れてきます。慣れるどころか、中毒になってきます。Los Alamosで2年間ポスドクやると、グリーンチリ無しには生きて行けない体になると言われております。

そんなこんなで、ちょっとぶったまげた話。

先日映画を見に行ったおり、売店で順番待ちしていると、前に居た男性がポップコーンを注文。大容器(バケツとも言う)に入ったポップコーンを渡されると、その男性、まぁ、なんということでしょう!、やおらポケットから唐辛子を取り出してポップコーンにかけはじめました。それも大量に。

テーブルに乗ってるような塩こしょうの容器じゃ無いですよ。ビニール袋に入った大量の赤い粉。あんたそんなもん、いつも持ち歩いてるの?と目がまんまる状態です。ここまで来ると、本当に中毒です。

で、真っ赤になったポップコーンを店員に渡し、これにバターをかけてくれと注文。レッドチリバターポップコーン…どんな味なんでしょう。

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子供の英語発音

よく聞く話ですが、アメリカに移住して子供を現地小学校に押し込むと、あっと言う間にnativeっぽい発音をするようになります。スペルや理屈では無くて体で覚える英語、そんなのを家庭に持ち帰られると、しばし混乱を招きます。

今度のハロウィーンで何の変装をするかという話。子供は「『ぐらんぱいあ』になる」と言ってます。ぐらんぱいあ?

聞き返す事数度、やっとヴァンパイアと理解(一応、Vをヴィと表記)。でもこっちが「さっき『ぐらんぱいあ』って言ったろ?」と聞いても、「ううん、グランパイアなんて言ってないよ」の答え。何だか良く分かりません。

子供の友達の名前も発音不能です。Alison, Maliandaと書いてあるのに、アリソン、マリンダと言うと

「違う! あらせん、まれんだ!」(と言ってるように僕には聞こえる)

小学校ではスペリングテストがあります。日本で言う漢字書き取りテストですね。毎週、決められた単語表の中から幾つかを先生が言って、その単語を書くもの。家でその練習をやるのが、ちょっと厄介です。表の中の単語をどれか一つ読みあげると

「えー、なに、それ?」

だもんね。親の沽券に関わるので、英語の話題、子供とは極力避けるようにしています。

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旅先での洗濯

大きなスーツケースを持って旅行するのは嫌いなので、旅するときは小さなナイロン製の鞄、なんて呼ぶんだろ、キャリーバッグかな。機内に持ち込めないことは無いほどの大きさです。それにデイパックを一つ。一週間の出張だろうが三ヶ月だろうが、この容量ぽっきり。

持ち運べる服・下着の数は限られますので、旅行中の洗濯は必須です。幸いスーツを着る仕事では無いので、ズボンの方は綿パンとジーンズ、シャツも普通の綿シャツ、夏ならポロシャツ等。何組か用意しておいて洗濯すれば、困る事はありません。

下着なんかも、2枚もあれば十分。毎晩風呂に入る時に、一緒に洗ってしまえば良いんです。で、パンツの洗い方ですが、まずざっとお湯で洗います。それに石鹸を付け、ナイロンタオルよろしく、「それ」で体をゴシゴシ洗います。一石二鳥。汚くなんかないですよ。ちゃんと石鹸付けてるんだし、それに自分のパンツだし。

あとはマイパンツと一緒にシャワーを浴びて、絞って干すだけ。冬場、ヨーロッパあたりのホテルだと、ヒーターの上に乗せておけば、あっという間に乾きます。

洗濯したジーンズやシャツ等は、絞ってあらかた水を切った後、バスタオルの上に広げ、タオルと一緒にきつくグルグル巻きにします。これでかなりの水分が取れ、皺も伸びます。後はハンガーにかけて何処かにぶら下げておくだけ。

僕の旅行鞄を見た人は、大体「たった、これだけ?」との反応。「こいつ、3ヶ月間、ずーっと着替えないんだ」とか思われてるようです。

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満月の夜の怖い音楽

仕事の帰り、東の山の峰すれすれに月がかかっています。一月程前の十五夜の頃、Cembalopianoさんが「月にちなんで」という文章を書かれていたのを思い出しました。今夜は満月。話題はBeethovenの「月光ソナタ」、Debussyの「月の光」…

いえいえ、もうすぐHalloweenです。月にちなんだ怖い音楽、A.Schoenbergの”Pierrot Lunaire”, 月に憑かれたピエロ。全曲21曲からなる歌と室内楽からなる組曲。当然Schoenbergですので、30分の演奏の間、無調性音楽の不協和音の中に身を置くことになります。

この音楽の特徴は、歌手がまるで喋るように歌う事。SprechgesangとかSprechstimmeと呼ばれ、音符通りに歌うのではなく、音符に沿って話します。今風に言えば「ラップ」ですね。で、その語り部分、ちゃんと5線譜上の音符として書かれております。スコアを見ながら聴くと、どんな風に音符を「語って」いるのかが分かって面白いです(スコア、もちろん持ってます)。

歌われる(語られる?)歌詞は、とにかく不気味。月の光でピエロの頭がだんだんとイカレて来るというもの。表題も、例えば「絞首台の歌」だの「斬首」だの。夜中、部屋の電気を消してこの曲を聴くと、ドイツ語の意味が分からなくても、非常に涼しくなること請け合い。

一度だけ、この曲をライブで聴いたことがあります。Santa Feで夏場開かれる室内楽祭。観光地の観光シーズンということもあり、かなりの観客はSchoenbergを知らずにコンサートホールにやって来た模様。案の定、曲が始まり、歌手の声が次第に狐でも憑いたかのようになってくると、絶えきれなくなった客が次々とホールを去っていきました。

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ニューメキシコの小さな町ロスアラモスでの日々雑感