Silver Lace Vine

この山のようなもの、Silver Lace Vineと言う名の蔓性の植物です。名前が分からない間、ずっと王蟲の木と呼ばれてました。だって、形がなんとなく、ほら…。

寒さに強いらしく、このあたりでもテラスの手すりや屋根に這わせている家があります。和名は夏雪葛と言うそうで、その名のように夏になると白い小さな花がたくさん着き、遠くから眺めると雪が積もっているようです。冬場は葉を落とし、枯れた蔓だけが残るのですが、最近になって新しい葉が芽吹き始め、次第に緑の山に戻りつつあります。

蔓性の筈なのですが、このような山になっているのを見ると、固まって木のようにもなるのかと思っていました。藻だって、固まれば阿寒湖のマリモになるし(なるのか?)。


でも隣人が言うには、これは以前ここに住んでいた人がこんなフレームを組み立てて蔓を這わせたんだそうな。ということは、この山、中は空洞なんでしょうか。もしかしたら秘密の扉とかがあるのかも。スカンクとかが冬眠してそう。

繁殖力が強く、隣人の土地を侵略し始めているので、一部刈り取ってフェンス近くに植え直したのが、昨年の秋。その後休眠期間を経て、移植した方も新芽を出しました。夏には、フェンスに積もる雪のような花を楽しむことができるかも。3年後の夏には、家全体がこの草で埋もれているかも。

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文系力が必要

読売新聞に大人に最低限必要な科学常識の目安を文科省が作るという記事が出ています。そこに科学常識チェックなる○×クイズが11問出ているのですが、これがちょっと回答に悩む。

(2) 全ての放射能は人工的に作られた。○か×か。

放射能を持つものなんて何処にでもありますので×、と即答しましたが、はて?人工的な放射「能」ってなんだ? 放射線を出す物理機構は人工的なものかということを聞いているんでしょうか。よくわかりません。

(3) 我々が呼吸に使う酸素は植物から作られた。○か×か。

えーっと、酸素はお星様の内部で作られてますけど。×ですよね。あれ、○だった…。「呼吸に使う」という所がポイントか。つまり、原子核では無くて酸素分子のことね。じゃあオーストラリアにある化石、ストロマトライトのことだな。酸素を発生したのはシノアバクテリア。。。って、植物? 光合成をするものはすべからく植物なのかな?

どれも短い設問ながら、読めば読む程、分からなくなります。直感的には○なんだけど、厳密に言うと△かなー、みたいな。顧みれば高校生の頃やった国語のテストでも、同じ問題を抱えていました。

「文章を読んで、後の問いに答えよ」とあって、問題「次の文章のうち、作者がもっとも言いたいことはどれか」と来る。選択肢は5つ程あって、その3つは明らかにトンチンカンな事を言っています。

問題は残りの2つ。一つは、直感的に考えればこれ、という模範解答。もう一つは、いやいやそうではないぞ、この文章は裏がある、本当に言わんとするのはこっち、という選択肢。概して設問を読んでいるときに心に浮かぶのは、この後者。ぜーったいに裏があるというやつです。それくらいひねってないと、テストになりませんよね。

僕の回答は、もちろん「裏あり」の方。で、もちろん、×を食らいます。

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Sibelius 第6交響曲

シベリウスの交響曲第6番を聴きながら、今まで何度この曲を聴いたんだろうと考えていました。一番数多く聴いた交響曲は、間違いなくマーラーの第9番。これはおそらく1000回近く聴いているはず。自分の考える最高の交響曲はこれ。

このシベリウスの交響曲も、そこまで多くは無いとは言え、数百回聴いたことは確実。全く有名ではないこの交響曲、なぜか不思議な魅力を持っています。隠れ6番ファンというのが結構居るという噂です。

初めてこの曲を聴いたのは、カラヤン/ベルリンフィルのLP。今時のわけぇもんは知らねーと思うが、昔あった30cmほどの円盤に音楽の溝が彫ってあるってやつ。7番の交響曲を聴きたくてLPを買ったら、裏面に入ってたのがこの美しい曲で、もっぱら6番ばかりを聴くようになってしまいました。

この6番、あまり好きな言葉では無いですが、「癒し系」交響曲かもしれません。標題音楽では無いので、特に情景を描写しているとかでは無いのですが、聴いていると北欧の湖、森、冷たい透き通った空気を感じます。曲の冒頭は、まだ夜明け前の凍った空気、前奏部が終わりハープの伴奏にフルートとオーボエが主題の奏でるあたりは、夜明けとともに湖から鳥たちが飛び立つよう。

3管に近い編成ながら、4楽章通しても30分足らずの小さな交響曲。全曲を通して統一された主題と、凛とした空気、終曲の祈りのコラールが静謐の中に消えて行くさま、おすすめです。特に寒い日に暖かいお部屋でどうぞ。

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除草作業

土日を潰して前庭の雑草を何とか取り除きました。とは言っても実は半分だけで、奥の方は来年度プロジェクトとして先送り。写真左奥に見える緑地が放置された部分で、雑草を短く刈り込んで芝生をカモフラージュしています。これは「カモ芝」と呼ばれます。近所でもカモ芝している家は数軒あって、芝刈り機では無く、草刈り機で手入れします。と言うか、要するに普通の草刈りですが。

作業していると、隣人がやってきて「何を植えるの?」と聞かれました。「芝生にしようと思ってるんだけど」と答えると、「バッファローグラスは水があまり要らなくて良いよ。うちの前庭は全部それ」。

そのバッファローグラス、うちの前庭にも雑草に混じって蔓延っており、丁度今、スコップで掘り返しているところ。さらに彼は「でも、バッファローグラスって、結構高いんだよね」とおっしゃいます。山と積まれた掘り返されたバッファローグラスを眺めながら「高かったんか、これ…」。今更バッファローグラスだけ山から取り出すのも大変なので、とにかく初志貫徹、全部掘り返す作業を続けました。


注文していた染井吉野が配送されてきました。1m程の、棒にしか見えない苗木が3本。さらにおまけで、楓とレンギョウの苗も入っていました。これだけ入って$34はお買い得かも。桜とレンギョウは前庭に植樹し、楓は裏庭の隅に植えました。心配なのはここの寒さ。うまく活着すると良いのですが。


先日買ったTall Fescueの種。どんな芝に育つのか、小さなトレイで水栽培してみます。理系の人間はとにかく実験です。(「普段、実験してないじゃん」のつっこみ禁止)

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Children’s Festival


暖かくなってくると、週末の催し物が増えて来ます。今日は子供のお祭り。と言っても子供神輿があるわけではなくて、芝地の上に幾つかのテントが張られ、子供達は工作したり、お話を聞いたり、ゲームで遊ぶというもの。単にFestivalという単語をお祭りと訳しただけです。全部で10程度しかないコーナーですが、なかなか楽しげです。

町で働く車に乗れるというのは、もしかするとメインの出し物かもしれません。パトカー、ブルドーザ、清掃車、スクールバスなんかの運転席に乗せてもらえます。警察の車に乗るのはちょっと変な雰囲気。あまり厄介になりたくないですもんね。ここの一番下あたりとか。さすがに子供たちはスクールバスには乗りませんでした。どうせ毎日乗ってるんだし。


今年は作業車以外に、巨大な車が展示されていました。タイアが六つも付いたRVで、個人所有だそうです。ナンバーはなんと T-Rex。町中を車で走っていて、こんなのが後からやってきたら、本当にティラノサウルスに追っかけられてるみたいで嫌ですね。

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芝について

前庭に繁茂する雑草を根こそぎ取り除く、と言うよりは表面を剥ぎ取る作業を続けていますが、まだまだ全体の1/5程度程度。秋までには何とかと半ば諦めの境地ではありますが、できるならあと一月程で雑草を根絶して芝生の種を蒔けるよう頑張りたいところです。

Santa Feのナーセリーでは芝生の種が見つかりませんでしたが、Lowe’sというホームセンターにありました。でも、ケンタッキーだのフェスクだの、それらのミックスだのあって、選ぶのに一苦労。一旦家に引き返してネットで研究してから出直すというのが正しい選択でしょうが、それも面倒なので、種の袋に書いてある宣伝文句を頼りに、一つ買ってしまいました。別段芝生マニアでも無いので、芝生っぽければ何でも良いという安易な考え。

買って来たのは、トールフェスク(Tall Fescue)と言う種類で、何種類かの改良品種がブレンドされているようです。選択のポイントは、やや日陰でも育つという点。前庭に大きな松の木があって、昼間、しばらく日陰になる所があるため。それと、他の種類に比べれば水が少なくても良いと書かれてあったこと。だって、水道代高いんだん、ここ。

家に戻って調べてみると、これは寒地型の芝、こんな所で売られているので当たり前ですね。トールフェスクの和名はオニウシノケグサ(鬼牛の毛草?)だそうで、何となく雑草の様な名前だなと思っていたら、案の定雑草として紹介しているWeb Pageもあり。

さらにオニウシノケグサの写真をWebで見ていると、今一生懸命取り除いている雑草と極似。背中越しに女房が「それ、庭に生えてるじゃん」のトドメの一言。もしかして今やっている作業って、雑草を抜きながら、同じ雑草の種を蒔いている???

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英語で発表

アメリカで仕事をしていれば、研究発表みたいなものは当然全部英語になるわけですし、2年もやっているとすっかり慣れてしまいます。英語の巧拙さえ問われなければ、その場しのぎの発表も平気でやれる厚かましさもすっかり身についた所です。

そんな中、今日行われた発表会は自分たちのグループの業績評価審査で、久しぶりに緊張する発表会でした。まかり間違って下手な発表をし、「こいつはグループの穀潰しか」なんて評価をされてはたまりません。さすがに場当たり的に発表資料を準備してと言うのはマズいので、2週間前より発表用スライドを用意し、内輪の練習会を2度、
発表スライドを微調整し、さらに発表当日朝、パソコンの画面を前にしてボソボソと個人練習をやるという用意周到さ。学生の頃ですら、ここまでやった覚えはありませんね。横着だったので。

発表時間は30分。普通これくらいの時間があれば、30枚程度のスライドを用意します。でも評価委員会は頻繁に発表を中断して質問攻めにするらしいので、15分程度の内容をにしておきました。発表をスムーズにやるコツは、スライドを切り替えた時にまず何から切り出すか、つまり最初に言う言葉を決めておくこと、それからスライド一枚一枚の「メッセージ」を押さえておくこと。

さて本番ですが、まじめに準備しただけに万事スムーズに進んだようでした。この審査委員会も今日で2日目ということもあり、委員の面々も少々疲れ気味。これが幸いしたのか、厳しい追及は無く、すんなりと、どちらかと言えば呆気無く自分の番が終わってしまいました。僕の次に発表した同僚なんて、質疑応答無しです。かなり厳しく突っ込まれるとおどかされていたので、拍子抜け。

とまぁ、緊張の一日が終わり、ビールで乾杯。面白可笑しいネタも思いつかないので、今日の文章は「英語で発表しました」というだけの内容。

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ニューメキシコの小さな町ロスアラモスでの日々雑感