Wien駆け巡り

金曜午後、ようやく仕事から開放され、駆け足でお土産を買ってまわりました。ついでに観光モードの写真も少々。

ドナウ川を挟んで旧市街と反対側に聳える近代的なビル群。Wien国連ビルもこの中にあります。

ドナウは主流と平行してNeue Donauというやや細い川、それにAlte Donauと呼ばれる池のようになった所があり、川岸にはバーやレストランが並びます。夏場にはヌーディストビーチにもなる所もあるんだそうで、ビル群に勤めるビジネスマンらは双眼鏡を常備しているという噂も。



一旦ホテルへと戻り、重たい書類を置いた後、Wienの観光案内でお馴染み「Mozartのト音記号」を撮りに出かけました。

で、ホテルを出た直後問題発生。「はて?あれは何処にあるんだっけ?」学生時のヨーロッパ一人旅で見たのが最後で、それから何度もこの町に来ているにもかかわらず、一度も見た憶えがありません。

郊外の公園だったか、それとも墓地だったか。。。「地球の歩き方」を持って歩行者天国を歩いている日本人観光客に尋ねようかと本気で悩んでいたとき(かなり変な人だと思われそう)、ふと王宮庭園にあるのを思い出しました。こちらがHofburg王宮の写真。



Burggartenまでは歩いてすぐ。無事、パンジーが植えられたト音記号を写真に収めることができました。庭園は、日向ぼっこをしたり楽器を弾く人たちで溢れています。Mozartの前は写真撮影の順番待ちをする観光客の塊。



さほど写真を撮ってまわる暇も無く、すでに夕方。今晩、市庁舎前で若い音楽家による野外コンサートがあるそうです。何時から始まるのか知りませんでしたが、とりあえず行ってみることに。でも会場はまだガラガラで、それもそのはず、9時過ぎからだそうです。



折角なので、市庁舎地下にあるレストランで食事しました。肉にウンザリしているにもかかわらず、メニューにあるウィンナーシュニッツェルを見ると無性に食べたくなってしまい、これを注文。やっぱり一度は食べておかないと。でも出てきた肉の大きさにまたゲンナリ。薄く延ばしてはありますが、やっぱり分量は多いです。

(なんとか)食事を終えてコンサート会場に戻りましたが、開始までまだ1時間あります。翌朝は帰国で慌しいし、見たところテレビ中継もやっているようなので、ホテルに戻ることにしました。

ホテルで荷造りをすませ、ビールを飲みつつテレビのスイッチを入れると、案の定、コンサートの中継をやっています。楽しそうなのでもう一度あそこまで行って見ようかと思案しましたが、会場に溢れる観客の映像を見てやめました。今見ているテレビの映像の実物が目と鼻の先にあるというのは、何だか妙な気分。

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アスパラガスとスペアリブ

ホワイトアスパラガスの季節なので、アスパラ三昧してます。最初は茹でてソースをかけただけの基本を頂いたんですが、写真を撮り忘れてしまった。この写真もピンボケになってしまいましたが、これは翌日の昼食で、ホワイトアスパラガスのリゾット。白ご飯に白アスパラなんでよく見えませんが、ぶつ切りにしたアスパラガスがゴロゴロと入っているのです。チーズがちょっとキツいながらも、なかなか美味でした。



こちらは晩御飯に行った地元レストラン。スペアリブが旨いという話だったので、それを注文したら御覧のとおり、巨大な肉塊です。もちろん半分は骨ですけど、それでもでかい。

両手を口の周りをベトベトにしながらスペアリブと格闘していましたが、半分ちょっと食べてギブアップ。4人がリブを注文しましたが、完食できたのはイギリス人の一人だけ。



で、こちらが完食記念写真。骨だけ残して、きれいさっぱり。さすが肉食民族は違います。サラダも残さず食べてくださいね。

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Barenboimコンサート

行って来ました、D.Barenboimのコンサート。プログラムはSchoenbergの「浄夜」とBeethovenのピアノ協奏曲第5番(Barenboim自身の弾き振り)。若い頃の写真しか見たことの無いBarenboimですが、すでに60歳半ばなんだとか。頭の方も年相応ということで、ステージに現れたときは、一瞬G.Soltiが出てきたのかと思った。

実はチケットを受け取ったときにちょっとした問題発生。ステージ脇の席だと思っていたのが、実はパイプオルガン横の2階バルコニーで、ステージがまるで見えない悲しい席。でもこの程度ではメゲません。Barenboimがステージに上がるや、席を立って脇の通路に移動。実質立ち見ですが、聴くだけの座席よりましです。

その辺りの人たちもステージが殆ど見えないのはずなのに、Schoenbergの間、立ち見していたのは僕一人でした。30分も立ちっぱなしが疲れるのか、まさかそんなのアリなんて思わなかったのか。以前、3階席の殆どステージが見えない座席だったときも、近くの階段に立って見てました。

Schoenbergは、Karajanを思い出すような、幅広くとてもロマンチックな演奏。うっとりねっとりと聴き惚れておりましたが、演奏終了後、横にいたおばさんから「あなた、とっても乗ってたわね」と言われてしまいました。別に体を動かしていた覚えは無いんですが。。。ってゆーか、Schoenbergって乗れるような音楽か?

後半のコンチェルトも、ダイナミックな演奏。この時は僕を真似て立ち見する人が何人かいました。やはり弾きながら指揮というのは難しそう。特に三楽章はかなりテンポを揺らした演奏だったので、あれに合わせるは大変そうです。

Barenboimのピアノは、オーケストラのような多彩さで、とても華やかなものでした。これでオーケストラがStaatskapelle Berlinで無くBPOだったら最高なのに、というのはちょっと贅沢か。

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Wien到着

パリ北駅から空港までは、電車RERですぐ。それも何も無ければのこと。ええありましたとも、お約束どおり。

2時間半の余裕を見てホテルをチェックアウトして電車に乗り込んだところ、列車は飛行場手前の駅でストップ。なにやら車内放送がありますが、仏語なのでさっぱり分かりません。向かいに座っている学生らしき青年に尋ねたところ、線路上で人身事故があって、今警察が調べているんだとか。

搭乗手続き時間は刻一刻と迫りますが、列車が再び動く気配はありません。車内放送は相変わらずフランス語のみで、状況はさっぱり。やがて何かの放送と同時に車内から一斉のため息。良くない兆候ということだけは分かります。

さっきの青年が「ワレワレハ電車ヲ替エネバナラヌ」と言って降りていきました。仕方なく、彼の後に続いて下車。ホームはラッシュ時の山手線の様相。

アナウンスは相変わらず仏語のみ。国際飛行場に行こうっていう人が殆どなんだから、英語のアナウンスをやるのが親切ってもんだろう…なんて考えているようじゃフランスでは生活できません。少なくとも、パリに住んでみたいと思ったことは一度も無いですな。

30分程してようやく次の列車がやってきて無事空港に到着。ドアが開くや否や客は一斉に外に飛び出して、走り去りました。幸い自分はまだ1時間程あったので、普通にチェックイン。早めの行動が旅の災いを退けるのだ。

Paris-ViennaはAustrian Airlines。好きな航空会社の一つです。アテンダントの愛想がよく、それに何と言っても機内が清潔でまるでJALやANAのよう。アメリカの飛行機ってどうしてあんなに…いや、止めとこう。

Wien(と書いたりViennaと英語綴りしたりしてますが)に到着したのは昼過ぎ。いつものホテルにチェックインを済ませ、楽友協会ホールに予約していたチケットを取りに行きました。ついでに今夜のコンサートの空きを聞いてみると、まだ何枚か残っているとのこと。折角のLabeque姉妹、そうそう見るチャンスも無いだろうと、これも買うことに。

夕方までさほど時間が無かったので、久しぶりにKunstforumへ。ここは近代を展示しているところで、小さいながらもダリやミロ、エルンスト、マグリットなどの作品を見ることができます(展示は変わります)。この手のヘンテコな作品って、日本で展覧会があるたびに足を運ぶほど好きなのであります。



夕方、本日のメインイベント。盛装して(ジャケットひっかけただけ)楽友協会ホールへ。今夜の演奏はBasel室内管弦楽団とLabeque姉妹、出し物は、Rossiniの序曲(どーでもいい)、2台のピアノのための協奏曲、それにBeethovenの英雄。Basel室内管弦楽団は、ヴィブラートをかけない演奏法や強いアクセントなどを特徴とする古楽スタイルの個性の強い演奏です。当然好き嫌いは分かれるところ。自分は苦手派。

Labeque姉妹もそういうスタイルに合わせるのかと思ったら、こちらはごく普通の演奏でした。もうそれなりのお年だと思うんですが、相変わらずの美人姉妹です。やっぱりピアノDuoはこうでなくちゃと思います。男のDuoなんて見たくありません。

肝心の演奏ですが、よくもまあ、あんなに息が合うもんだと驚きの連続でした。目を閉じて聴いていたら一人で弾いているのかと思うほど。目を閉じると眠ってしまいそうだったので、やりませんでしたけど。奏でるピアノの音も多彩です。後でピアノを見に行ったら、BoesendorferでなくてSteinwayでした。楽友協会でも持ってるんだ。

英雄の方は、なんとも元気な演奏。ヴィブラートをかけないので音程が揃っているせいか、少人数でも強音に迫力があります。加えてティンパニーの「どごん!」という太鼓のような音。太鼓ですけど。

一楽章コーダでトランペットが高らかにドーミドーソのテーマを奏でるところ。この直後、Beethovenのスコアではトランペットの旋律が行方不明になりますが、普通はスコアを無視してラッパが旋律を吹き続けます。どうやるかと注意して聴いていると、案の定トランペットの旋律が突然消えてしまいました。ナチュラルトランペットでは吹けない音なので当たり前か。

三楽章の狩のホルン。ナチュラルホルンなので、音が突然沈んでしまったりします。あの時代は普通のことだったんでしょうが、やっぱり落ち着きません。その他、あれ?っと思うところが何箇所もあった演奏でしたが、総じて熱気に溢れた楽しいコンサートでした。少なくともLabeque姉妹を生で見られただけよかったということで…。



おまけ。楽友協会大ホールは出入り口が狭いので、ピアノをそのまま出し入れできません。どうするかと言うと、御覧の通り。立てるのです。家が一軒買える値段のピアノを立ててしまうなんて、と心配してしまうのは小庶民の悲しさ。

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Eurostarで行くLondon

「あっち行った、こっち行った」という凡庸な旅日記になりつつありますが、特別笑えるようなトラブルが無いんだから仕方ない。Dover海峡を渡る話。

Eurostarに乗れば、Paris Nord駅からLondon Waterloo駅まで3時間程。仏英間がぐっと縮まった感じです。チケットはネットで予約しただけだったので、少し早めに駅二階の発券カウンターへ行き、チケットを購入しました。まるで飛行機チェックインのようなカウンターの雰囲気です。

すぐ横の搭乗口を抜けると、セキュリティーチェックがあり、パスポートコントロール(英国入国)があり、待合室には免税店がありと、気分は飛行場。でも乗るのはこの黄色いEurostarです。正面から撮った写真もあるんですが、かなり汚れていたのでこっちの写真にしました。駅の雰囲気も出てるし。

London行きの列車は一等車でしたが、ディスカウントチケットだったせいか、食事は大したことありません。機内食かホテルの朝食みたいなやつ。要らないから安くしろと言いたい。途中、トンネルに入る直前に「20分程でトンネルを抜けます」という車内放送がありましたが、その通りきっかり20分でした。



Londonでは特に観光するつもりもなく時間も無いので、20Euroだけポンドに両替して、Wimbledonに住む親戚の家に直行しました。それにしても、20Euroでたったの10ポンドとは…。

有名なテニスコートあたりにでも行ってみようかと散歩に出かけましたが、途中生憎の小雨。駅前のコーヒー店で時間を潰しただけで家に戻りました。

翌朝、Waterloo駅まで少し早めに行き、テムズ川沿いを散歩。ここに来るのは大学生の時以来です。Piccadilly Circusあたりまで行ってみようと思ったものの、帰りのEurostarの時間が迫っていて断念。



花満開のSt.James公園を抜け、国会議事堂とBig Benを眺めながら、再びWaterloo駅に戻ってきました。フランス入国の手続きを済ませ、待合室でお土産を物色していましたが、手持ちはたったの3ポンド。Eurostarのキーホルダーがあったので値段を聞いたら4ポンド。安すぎるのでカードは受け付けないんだとか。けち。



パリでは北駅近くのホテルを取っています。駅に近いというだけで選んだ、何の変哲も無いホテル。チェックインを済ませ、さほど遠く無いMontmartreまで歩いてみることに。

Sacre Coeur寺院のまわりは観光客でごった返してます。日曜日なので中ではミサが執り行われていますが、そこも観光客だらけ。もちろん自分も含めて。ちゃっかりタダでオルガンコンサートを堪能させて頂きました。

これで二都制覇。明日はWienに飛びます。

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Parisで飲み食い

昨日は、友人らとちょっと入り組んだ所にあるアジア風レストランで昼食。メニューは中華っぽいですが全部フランス語。テーブルには醤油が置いてあります。友人はこの店に何度か来た事があるらしく、そいつのオススメというやつを注文しました。

出てきたのが、なんとテンコ盛り焼きそば。途中うんざりしながらビールで流し込んだものの、2/3程食べてギブアップ。ちなみに昼間っからビールなんてここでは普通。

この店では、頼めば箸をくれます。自分のテーブルの殆どが箸を貰ってたし、日本人としては負けられないところ。ちなみに箸はフランス語で「バゲット」と言うそうです。あの長いフランスパンと同じ。



夕食も大体仕事先近くでとっています。仕事帰り、パブかカフェに寄り道してビールを一杯。その後、レストランに行ってワインを飲みながら食事というパターン。さすがに近所のレストランだけではつまらないので、一日だけカルチェラタンのレストラン街に出かけました。

半ば観光地化していますが、いつ来ても若者らで溢れている所。狭い路地にずらっと並ぶレストラン街は、下町の飲み屋街のように見えなくもありません。適当なレストランを選んで、Menuを注文。前菜とメインを一つずつ選びます。食べたのは、オニオンスープとダックのオレンジ煮。繊細さに欠ける盛り付けだったので、写真は無し。飲み物はもちろん赤ワイン。



あまりに満腹になってしまったので、腹ごなしに夜中のセーヌ川沿いを散歩して帰りました。すでに11時だと言うのに人で溢れています。歩行者用の橋の上は、まるで花見でもしているような賑わい。天神・中州あたりでも、地べたに座りこんで酒を飲んでいる連中は、それほど居ないと思う。



夜中の散歩。ルーブルを抜け、オペラ座の近くまで歩いた後、地下鉄でホテルへと戻ってきた時は、すでに1時近くになっていました。

仕事もようやく終わり、明日はいよいよEurostarに乗ってロンドンです。

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Parisは本日閉店

珍しく?フライトのトラブルも無く、あっさりとパリに到着しました。まだ朝の9時。とりあえずホテルに行って荷物を置き、今日の予定を考えよう。

電車、地下鉄を乗り継ぎ、パリ郊外のホテルにチェックインしたのが11時。町の様子が何故かいつもと違います。今日は月曜日の筈なのに、店は何処もシャッターを下ろしたまま。思い出しました。今日は5月1日、メーデー。フランスは国をあげて休業中。

まだ出発前に立てていた、ブックオフに行って旅のお供の文庫本を数冊買うという計画は、早くもパー。わざわざパリに出かけてブックオフというのも何だか哀しい話ですが、それほど活字に飢えているということで。おまけに小雨が降って寒い。仕方なく、美術館に避難しようと、10年ぶりのルーブルに行ってみると…

ピラミッド前にいつもある行列が見当たりません。なんとこっちもメーデーで休館。がーん。張り紙前で呆然としていると、世界各地からの観光客が、同じように「ガーン」とやられています。


仕方なく花盛りのチュイルリー公園をぶらぶらと歩き、そのままシャンゼリゼのマロニエ並木まで歩き続けました。マロニエの花はすでに盛りを過ぎていましたが、あちこちに植えられたチューリップや西洋石楠花が満開です。


普段は買い物客で賑わうシャンゼリゼも、今日はウィンドウショッピングのみ。繁盛しているのは映画館だけか。傘が要るほどでは無いとは言え、雨の散歩もツマラナイ。早々にホテルへと引き揚げました。

ところで、携行品リストまで作って万全の体勢で臨んだ今回の出張ですが、やっぱり無い。目覚まし時計が無い。リストにはあるのに、鞄に入って無い。リストの意味無い。やれやれ。仕方ないので、ノートPCで簡単なプログラムを作って、明日の朝7時に音楽がなるようにしました。

ただちょっと欠陥(というかバグでは無くて仕様です)があって、なり始めた「英雄」の1楽章を途中で止める手段が無い。朝からBeethoven、気合が入りそう。

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ニューメキシコの小さな町ロスアラモスでの日々雑感