Tchaikovsky交響曲第3番

Tchaikovskyの交響曲といえば6番の「悲愴」が一番有名で,その次は5番,そして4番というふうに遡っていきます.でもここまで.次に有名なのは,強いて言うなら「冬の日の幻想」という標題で呼ばれる1番か.7番というちょっとアヤシげなのもありますけど.

で,多分一番マイナーな交響曲が,「ポーランド」という標題で呼ばれる第3番.CDショップの棚で見かけるのは稀ならコンサートで演奏されるのも稀という,稀交響曲の王者のような曲,と書くと言い過ぎか.

聴いてみるとわかりますが,別段変な曲ではありません.ほの暗い前奏から始まる第一楽章は,主部に入るとTchaikovskyらしい華やかで堂々としたイメージで突き進みます.Mozartの交響曲第39番四楽章そっくりな音型がでてきたりして,かなり盛り上がって終わりますが,曲を知らない人ならここで拍手しそう.

二楽章はワルツ.ここまで聴くと,交響曲というよりは組曲のようです.そう,まるでバレエ組曲のような.そう言えば,一楽章も物語の序曲のようにきこえます.ロマンティックな三楽章やScherzoの四楽章などもなんとなく舞曲のようだし,終楽章のポロネーズもフィナーレの全員の踊りの音楽のよう.最後の終わり方はちょっとピアノ協奏曲に似てたりします.

そういう風に聴くと,交響曲としてのまとまりの悪さがイマイチ人気の原因なのか.交響曲としての構成の面ではやはり4番以降のほうが良くできています.でも初期の3曲の交響曲は,メロディーメーカとしてのTchaikovskyの面目躍如たるもの,稀交響曲にしておくにはもったいない.ここは一つ,バレエ組曲として再編成できませんかね.

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セスナで遊覧

週末子供向けイベントでセスナに乗せてもらえるというのがあったそうです.かみさんが受付時間を間違っていたらしく,町外れの飛行場に着いたときはぎりぎりの時間.なんとか一番最後に受け付けてもらえたものの,雨が降り出して離陸が一旦中止に.

結局少し待って離陸できたそうで,最後の乗客の特権で普通よりも長く飛んでもらえたんだとか.出張から戻ってくると,子供たちは飛行機の話題で持ち切りでした.

以前はLos Alamosの空港からAlbuquerqueなどに定期便が飛んでいたそうですが,今では個人のセスナの離発着に使われるだけの小さな飛行場です.そこにレンタカーのオフィスがあるので,時々行くんですが,搭乗口の方はいつも無人.それでも,Albuquerqueから自家用機(!)で通勤している人がいるそうなので,朝晩は賑わっているのかも.

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Aチケットで行こう

あんなことこんなことなど,何かと楽しいことの多いSouthwest Airlinesですが,今回の出張もこの飛行機です.短期出張なのでチェックインする荷物も無く,その場合は空港の自動チェックイン機で搭乗券を受け取ればそれでお終い.問題は全席自由席だということ.

全席自由とは言っても,チェックインの早い順にA,B,Cと3つのグループに分けられます.当然Aチケットは窓際や一番前の幅の広い席を確保できる可能性が高く,Cチケットだと3人がけの(最悪の場合twoおでぶの)真ん中という最低の環境で数時間を過ごすことになります.なので,いかに早くチェックインを済ませるかがポイント.

飛行場に着いたのは出発1時間半前.早すぎるというほどでもないですが,十分余裕はあったはず.でも自動チェックイン機が印刷したのは,なんとCチケット!

出発ゲートに行ってみると,すでに長蛇の列です.同じAやBを持っていても,そのグループ内では早いもの勝ちなので,皆30分以上前から並んでいるんです.そのA列の中に知った顔を見つけました.いったいどれだけ前にチェックインしたらAが貰えるだよと彼に尋ねると,なんと裏技(と大げさに言うほども無い)があるんだとか.Southwestは出発24時間前からon-lineでチェックインを受け付けるので,前日のうちに自宅のパソコンでチェックインするんだそうです.

さて,Washingtonでの仕事も本日で終わり.明日は再びSouthwestでAlbuquerqueまで戻ります.こちらに来るときのC席の窮屈さを忘れる前にホテルからSouthwestのweb siteに繋ぎました.出発時間までは22時間.余裕でしょう.

名前と予約番号を入れ,便名を確認すると,バーコードの付いた搭乗券が画面に表示されます.結果はなんとB !なんでやねん.

Southwestの達人が言うには,24時間ぴったり前にチェックインのボタンをクリックしないと,Aチケットがもらえないんだとか.たくさんのsouthwestの乗客がパソコンの前で真剣勝負.時計の秒針をにらみつつカウントダウン.5,4,3,2,1でチェックイン,やった!Aチケットゲットだぜ.一体なにやってるんだか…

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西へ東へ

先週末西海岸のWashington州Seattleに行ったばかりですが,今は東海岸のWashingtonにいます.いったい自分は何をやってるんだか.さすがに首都,こんな「高層ビル」は久しぶりに見ました.なんたってNew Mexicoでは平屋ばかりだし.

ここはNew Mexicoと2時間の時差があるので,あちらを早朝の飛行機で出ても,こちらに到着するのは午後過過ぎになってしまいます.朝ご飯をAlberquerqueで食べたと思ったら,もう晩ご飯の時間.ホテルのバーでビールを飲んだ後,近くにあったアフガニスタン料理というちょっと怪しいレストランに行ってみました.カレーっぽいものや中東のケパブのようなものもあり,じつは中々美味でありました.

カレーのようなものを注文すると「これは結構辛いけど大丈夫か」と聞かれたので,「ニューメキシコから来たんだけど」と答えると,「じゃあ全然大丈夫ね」まったく,辛さというのは慣れてしまうもんです.


エレベータを待つのが嫌いなので,しばしば非常階段を使ってビルを登り降りします.これは階段の途中で見かけた張り紙.「ざんねーん,ここも出口じゃないんだよー.でももうすぐ!」.極端に意訳すると,こんな感じか.普通に歩いているときにこんな張り紙を見かけたら笑えますが,もし火事でもあって緊急避難しているときだったら,ムカっとくるかも.

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Penguin Cafe Orchestra

Seattleの本屋で見つけたピアノ譜.Simon Jeffes率いるPenguin Cafe Orchestra (PCO) はもともとはギターを中心とした小編成アンサンブルです.なんだかよく分からないのですが,PCOの曲から8曲選んでそれをバレエ用に編曲し,さらにそれらをピアノソロに編曲したもののようです.

曲はミニマル系環境系.E.Satieの家具の音楽を「いーじぃりすにんぐ」っぽくしたもの,という感じか.とにかく同じパターンを延々延々延々と繰り返しますので,ピアノのような単音色の楽器で弾き続けていると「まだ終わらないのー」という非難めいた声が聞こえてきます.

不思議なのは,こういう単調な繰り返しの音楽がはたしてバレエ音楽として成り立つのかということ.楽譜に書かれた解説によれば,実際にLondonのCovent Gardenで1988年に上演されているようです.いったいどんな振り付けだったのか興味あります.DVDとか出てればいいんですけどね.ざっと調べた限りではCDしかないようです.

真剣に聴くような音楽ではなくて,夜遅く仕事から戻って来て,棚のウィスキーをグラスに注ぎ,CDのスイッチを入れると自然と流れ出してくるような音楽.なによりもPenguin Cafeという名前が秀逸です.もしバーとかカフェを自分で経営するなら,是非この名前をパクりたい.とりあえずその前段階として,酒瓶の入ったキャビネットの周り半径1mを,Penguin Cafeと呼ぶことにしよう.今度Santa Feに行ったら,マスコットになるペンギンを買ってきます.

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かくも短き滞在

実はSeattleに行ってました.「実は」なんてわざわざ断る程もないですけど.話は数週間前にさかのぼります.グループリーダーがふらりと僕のオフィスにやって来て,「突然で悪いんだけど…」と話を切り出しました.

「今度Seattleである会議に行ってくれない?」

なんか会議があるというのは知ってましたけど,行くつもりはさらさら無かったのでガーンっと一発くらった気分.内容はかなり退屈なもの,おまけに4日間です.そんなに長く居たくは無かったので,自分の関係しそうな最終日だけなら出席しても良いと返事しておきました.しかしグループリーダーと言えば上司,その彼に向かって「行くのは嫌」とか言えるのはやっぱりアメリカですねぇ...

一日だけの参加とはいえ,Seattleは遥か彼方,前日に現地入りして一泊せざるを得ません.金曜日の午後,2時間かけて空港へ.2時間飛んでSaltlake City,さらに2時間飛んでやっと西海岸北端のSeattle着.ホテルで一泊し,翌朝会議のあるWashington大学へと向かいました.

大学構内の巨大な駐車場に車を停め,地図を片手に目的のビルを探していると,先に現地入りしていたグループリーダがやってきました.

「今日の会議なんだけど…早めに帰りたいって言う人もいるようだから,午前中だけで終わることになったんだよね

ガーーーーン

するってーとなんですかぃ.俺っちはたったの3時間の会合のために,2時間車を運転して4時間飛行機にのって,わざわざホテルに一泊したっちゅうこってすか?!電話でいいじゃん,そんなの.おまけに,今から再びNew Mexicoの山奥に戻らなければならないっちゅうに.

つーわけで,再び雨のしょぼ降るLos Alamosへと戻ってまいりました.すでに深夜です.晩ご飯を飛行場で食べる暇が無かったので,カップヌードル食べてます.疲れたので寝ます.

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Back to School文房具

ここの小学校は8月16日から新学期となります.新学期になるたびに親を悩ませるもの,それは文房具.毎回学校から新学期に備えて用意してくるもののリストが配られます.鉛筆何本,ノート何冊,のりやハサミ,色画用紙,ティッシュペーパー等々.

結構具体的にメーカを指定してくるときもあって,たとえばハサミはどこそこのものとか.もっとも文具屋に行くとそのメーカのものしかなかったりするんですが.

8月になると,ディスカウントショップや文具店ではBack to Schoolのセールが始まります.小学校用文具の特設コーナができて,学校からもらうリストのものは一通り揃うようになっています.それでも外国人が戸惑うのは,あまりなじみの無いものがリストにあったりすること.消しゴムは日本で使われるようなものでは無くて,鉛筆のお尻に被せるようになったもの.これがまた粗悪で,消しているんだか紙の上に黒鉛を延ばしているんだか分からないほど(ちなみに帰国時買い物リストには,かならずユニ消しゴムが入ってます).

全般に文具後進国のアメリカです.質もさることながらデザインも「もうちょっと何とかしてよ」というものばかりなので,帰国するたびにあれこれ文具を調達している次第です.最近の息子のお気に入りは,この虫キングシリーズ.

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ニューメキシコの小さな町ロスアラモスでの日々雑感