木星,交差するリズム

木星が夜空に明るく輝いていたのは先週のこと。ここ数日は曇り空で,星が見えずに残念です。いま接近している彗星も,今のところ期待薄。

G. Holstの「惑星」の一番人気はなんと言ってもJupiter,木星です。中間に流れる教会音楽のような部分 “I vow to thee, my country” は,日本語歌詞を付けて歌ってる方もおられましたね。こういうオーケストラの機能が発揮された曲は,ピアノ独奏編曲には向かないのですが,それでもいくつか編曲が出版されています。Holst自身は「編曲,まかりならん」と言ってた筈なんですけどね。

Jupiter冒頭,全音楽譜出版から出ている編曲です。この部分,ミソラという3音とラドレの3音がずれて重なるので,4小節目でようやく元に戻るというややこしい構成です。この編曲では右手と左手で,ミソラ,ラドレを弾くだけなので,回数さえ間違えなければ,さほど難しくはありません。

こちらはEverard Sigalという方の編曲。やはりミソラ,ラドレですが,右手が上がっていくので,最初やや混乱しがち。

そして元のスコアはどうなってるのかというと,第一・第二ヴァイオリンパートがそれぞれ2つに分けられ,

これを見ると,要するに全音のは第二ヴァイオリンを左右に振り分けており,Sigal版は一番上と一番下を弾いてることが分かります。

オケの楽譜そのまま弾けるかと思ったのですが,これは頭がこんぐらがります。頭の中も4等分して使う必要がありそう。

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