Deliusを大人買い

F. Delius ディーリアスは19世紀末から20世紀初頭の英国の作曲家ですが,一風変わった音楽を残しています。英国と言っても,ほとんどをParis南部のGrez-sur-Loingで過ごしていますが。

当時のWagner, Mahler, R.Straussの音楽がどーんと迫ってくる油絵なら,この人の音楽は田園の水彩画,あるいは印象派風。僕は好きな作曲家なのですが,持っていたCDを誰かに貸したままになってるらしく,ずっとunDeliusな年月が過ぎ去っていきました。

それが先日,Amazonで格安ボックス・セットを見つけたので,これ幸いとポチっ。でもまさか18枚セットだったとは。

この人の曲の隠れファンは多いと思うのですが,さほど頻繁に演奏されることはありません。「ディーリアス」でググってみても,たったの5ページ止まり。「春初めてのカッコウの声を聴いて」や「夏の庭で」,「楽園への道」あたりの管弦楽曲はそこそこ取り上げられ,YouTubeにも幾つか動画があります。

全体にあまりくっきりした旋律というものが印象に残らず,移ろいゆく音の色が印象に残る感じの作品です。極端な起伏も少なく爆発力もない。でもそこが魅力です。

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