今どきの国際会議の風景

小規模な国際会議では,参加者全員が議論に参加することを求められます。当然ながらそこでの戦いは語学力に左右されます。限られた語彙を駆使して大声で主張する人もおられますが,やはりアメリカからの参加者が有利なのは悔しいところ。

僕がそんな会議に参加し始めた当初,皆さん,なんて活発に議論するんだと怖気づいたものですが,慣れて横着さが表に出てくるようになると,参加者を観察する余裕も出てきます。

まず気づいたのが,少ない単語を組み合わせて会話を成立させるタイプ。たくさん喋っているように聞こえて,実は同じ言い回しの繰り返しだったりするのが面白い。一度そういう人の使う単語をノートに書き続けてみたことがありますが,ほぼ20パターン程度で全てだったので驚きです。

ヒアリングは完璧なのに,意見を言う口が重いタイプ。典型的な日本人参加者がこのタイプ。自分の発音を聞き取って貰えないのではないかという躊躇いと,元々主張しない国民性の相互作用。

ヒアリングが覚束ないのに,マシンガンのように英語で発表するタイプ。旧共産圏の方で時たま見かけます。スライドを大量の文字と数式で埋め,息継ぎをしているのかどうかすら分からない速度で喋り続けます。質問に対しては,ねじれの位置関係の回答。

そして最近よく見るパターン。それは議論に参加してるのかどうか,さっぱり分からないタイプ。英会話を聞き取れているのかも分からず,意見も言わない。たまに話題を振られたときは,何か答えるので,聞いてはいるっぽい。でもそれ以外はずっとスマホをいじっております。

興味無いなら会議に出てこなくてもいいのにと思うのですが,そういう愚痴が出てしまうのは,自分がオジサンになった証拠かも。

FacebooktwittertumblrmailFacebooktwittertumblrmail