フーガの技法を始めよう

J.S. Bachの大作,Die Kunst der Fuge,フーガの技法。少々とっつきにくくもあり,最高傑作なる名声も聞こえ,長年苦手でした。リタイアしてサンデー毎日な日々になったらじっくり取り組んでみようと先送りしていたら,昨年末,ひょんなことからこの曲に縁ができてしまい,ならばと真面目に聴(弾)き始めました。

以前からCzerny版の楽譜は持っていたのですが,真面目に取り組むにはと,ウィーンのDoblingerでHenle原典版を購入。GouldのCDしか持ってなかったので,改めてEmerson SQによる弦楽四重奏演奏と,Angela Hewittによるピアノ演奏のCDを購入。CDは今日届いたばかりなので,今夜(深夜)じっくりと聴く予定。

Gould版を聴きながら楽譜を追っかけたことも何度かあるのですが,最後まで集中力が続かずに諦めました。最後のフーガにある有名なBACHのテーマが最初に出てくる所がずっと分からないまま,今日まで生きてきたわけです。

この部分,Helneはそっけなくそのまま楽譜が続くだけですが,Czerny版は親切にもBACHの書き込みがしてあります。Henleの譜面に手書きでBACHを書き込み,改めて最初から演奏してみて,ようやくこの有名な箇所を聞き分けられるようになりました。

BACHが登場する193小節目から1ページ,フーガは未完のまま唐突に終わってしまいます。自筆譜では239小節まで続きますが,Czerny版は233小節まで。Gouldの演奏も,ここでぷっつりと終わりますが,自筆譜よりもこちらのほうが,ぷっつり感が良いような。

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