2010/01/03

「AVATAR」を観てきました

Filed under: American Life,Dog — LiLA管理人 @ 21:53:34

年末,久々にTitanicを観ました.当時は「まるで本物」と思ったCGですが,昨今のHollywood映画を観慣れてしまった今となっては,作り物っぽさが見えてきます.それでも,3時間を一気に観させてしまうJames Cameronは凄い.これまた3時間近くある新作AVATAR,その長さに躊躇していましたが,やっぱり観に行こうということになりました.

Coo on the street

ちなみに映画館は,写真の山道の先800mのところにございます.

以下,ネタばれ注意.


あちこちで評判になっていましたが,とにかく映像が美しい.色鮮やかな想像上の動物,植物たちの世界が,画面いっぱいに展開されます.一方で,軍のメカたちもあまりにリアル.ストーリーの展開も速く,上映時間を全く感じさせません.あっと言う間にコンピュータで作られた世界に取り込まれてしまいます.

その一方,ストーリは単純明快.SF版 Dance with Wolves か,ポカホンタスといったところ.最新兵器物量作戦で希少鉱物を獲得しようとする官軍(?)に,惑星Na’viの,自然と共に暮らす住民たちが勝利するというもの.しかも勝利は犠牲の上に成り立ち,そこんところがもうアメリカ流勧善懲悪の世界そのままです.勿論「悪」は異星人ではなくて,軍事侵略や金銭欲といった現代版.

同じくCGを駆使した Star Wars (新しいほうね)や The Load of the Rings だと,オペラ的な物語の展開があるわけですが,AVATARはもう一直線(そりゃ,三部作と比較するのは無理がありますけど).分かりやすい反面,その部分に物足りなさを感じる人もいると思います.

日本人だと宮崎アニメの世界と共通する部分を見る人もいるんじゃないでしょうか.ラピュタ,ナウシカ,もののけ姫,それっぽい設定がチラホラと…一番最後の部分なんて,「王蟲の怒りは大地の怒り」だし.ガンダムみたいなのが出てくるし(これは違うか),冒頭の宇宙船なんて2001年っぽいし(これも違うか).Cameron監督本人が意識してるかどうか,知りませんけど.

見たことも無いような映像の美しさ,スカッとする話の展開を楽しむための映画.そういう意味ではイチオシです.でもストーリーに哲学を求めてしまうと,あまりにナイーブだと感じるでしょう.Hollywood映画に求めても仕方ない?

ところでこの映画の特殊効果を担当するILM (Industrial Light and Magic) のクレジットで出てくる名前,John Knollですが,Photoshopの開発者としても有名.ついでながら,お父さんは「放射線計測ハンドブック」の人.

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