2007/08/22 水曜日

近道する人々

カテゴリー: American Life — LiLA管理人 @ 22:27:37

アメリカで仕事をしていて日本との違いを感じる事は山ほどあれど,いつも不満に思うのが「聞くは一時の恥」に対する考え方.知らないことを聞いて恥ずかしい思いをするのは一時的なもの,一生恥ずかしい思いをするよりは…というのが日本的な考え方.でもここでは「恥」の閾値が極端に低い分,ちょっと分からないことがあると,すぐに人に聞いて答を得ようとする人が多い.アメリカ人というわけでなく,アメリカの大学で教育を受けた人一般に当てはまる気がします.

別にそれを悪い事と言っているのでは無いのですが,もし自分なら人に聞く前に本を読んだり,(手を抜くなら)ネットを漁ったりします.手間はかかりますが,それが一番正確だし,結局は最短距離だと思うから.

ところが日々繰り返される光景,それは,いきなりオフィスに同僚がやってきたかと思うと
「やあ,あれ,教えてくれない?」(本を読め,本を)
「この式,どうやったら出てくるの?」(鉛筆持って計算しろ)
「これ,どうやって使うの?」(マニュアル読め)
等など.効率は良いんだろうけど,伝承じゃ曖昧になるだけだと思う.

一番極端だったのが,ある日かかってきた電話.質問があるから,今からこっちに来ると言います.

わざわざ僕の所までやってきたその人が出した質問,それはまともに答えてると本が一冊書けそうな内容.ある程度は説明しましたが,後は関連する書籍を紹介して勘弁してもらいました.

渡米してすぐの頃,夜10時過ぎに同僚から電話がかかってきた事があります.
「遅くに悪いんだけど…ちょっと質問があるんだ」
「うん,何?」
「紙と鉛筆を用意して」
「...用意したけど?」
「じゃあ,今から言う通りに書いて」
「うん」
「dy/dx = f(x) + exp(-x) …. この微分方程式が解けないんだ」

全く, 夜中に微分方程式解いてるンじゃ無いですよ.

   
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