2007/07/04 水曜日
おばあさん白山羊が住んでおりました.おばあさんが川で洗濯をしていると,どんぶらこっこどんぶらこっこ,大きな桃が流れてきました.おばあさんは,桃を取ろうとしてうっかり川へ落ち,風邪を引いてしまいました.そこで,赤ずきんちゃんは,白山羊おばあさんのお見舞いに行くことになりました.
実はその頃,腹ぺこ狼が風邪で寝込んでいるおばあさんを見つけ,こっそり家に忍び込み,頭からガブっと丸呑みしてしまいました.狼はおばあさんのふりをして,赤ずきんちゃんがやってくるのを待ちました.
とんとんとん,「おばあさん,私よ,赤ずきんよ.お見舞いにおばあさんの大好きなマンドラゴラの根っこを持って来てあげたわ」
狼は「おお,それはどうもありがとう.ここへお入り」としわがれた恐い声で答えました.
「おばあさん,どうしたの,その声.まるで狼みたいだわ」
「風邪ですっかり声が変わってしまったんだよ,ゴホッゴホッ」

不審に思った赤ずきんは,ドアのしたからそーっとおばあさんの足を覗いてみました.そこには,白山羊おばあさんの,真っ白な足が見えました.
安心した赤ずきんちゃんは,ドアを開けて中に入りました.そこには…

「まあ,おばあさん.なんて大きなお耳なの!」
「それは,おまえの可愛い声をよーく聞くためさ」

「まあ,おばあさん.なんてギラギラしたお目目なの!」
「それは,おまえの可愛い顔をよーく見るためさ」

「まあ,おばあさん.なんて大きなお口なの!」
「それは,おまえを…」
「あ,こんな所に昨日の晩ご飯の残りのスペアリブが...それっ!」
「ワフッワフッワフッ」
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