2006/10/21 土曜日
締め切り間際にあたふたとするのはあまり好きでは無いので,すぐにやれることは大体さっさと片付けてしまいます.もちろん,好きでは無いと言っているだけで,いつも余裕を持って行動してるわけじゃありません.時と場合によりけり.
先日のフランス出張では,会議の資料作りに少々手間取り(と言うか,飛び込みの仕事に追われて時間が取れずに),出発ぎりぎりまで発表のスライド作りをしてました.
このスライド作り,今ではほとんどコンピュータでのプレゼンテーションですが,一昔前はOHPによるものばかり.日本ではOHPと言えば,その投影機とフィルム両方を指しますが,英語だとtransparency(和名,トラペ),slide,viewgraph,vugraph等など.稀にfoilという人もいます.
そういうのだと,あらかじめプリンターやコピーで用意する必要があるので,大学院生が学会前日に徹夜でこれを作っているのは大学での風物詩.翌朝一番の新幹線や飛行機で会場にかけつけ,10分だけ発表した直後に息絶える学生さんが続出します.美観を気にせずかつ横着な人になると,透明のトラペを学会会場に持参して,自分の順番が来る直前まで,会場で手書きする人もいます(特に物理学会).
パソコンでのプレゼンテーションが一般的になると,この悪あがきはさらに悪化して,会場にパソコンを持ち込み,他人の発表そっちのけで自分のスライドを作っている人をあちこちで見かけます.
ただしこれはかなり危険なギャンブルでもあります.せっせと発表原稿を作り,いざ自分の順番が来たと思ったら,コンピュータがフリーズ.あるいは,自分のコンピュータの画面では正しく表示されていたギリシャ文字が,会場の大きなスクリーンに表示された途端,ハサミやらロウソクやら電話やらに化けて,会場の失笑を買います.