2006/10/02 月曜日

Pizzicato Music

カテゴリー: Music — LiLA管理人 @ 22:01:10

ピッツィカートとかピチカートとかカタカナで表記されますが,これは弦楽器の弦をギターのように指で弾いて演奏する方法.楽譜には pizz. と書かれています.普通は曲中に一時的に指示されているだけですが,全曲通してピッツィカートで演奏するように指定されている曲もあります.

有名なところでは,J. Strauss IIのPizziato Polka.ニューイヤーコンサートなんかでおなじみの曲です.Tchaikovskyの第4交響曲の3楽章はPizzicato ostinato.弦は皆ピッツィカートで演奏し,それに管楽器が被さります.

あまり知られてないだろう曲では,BrittenのSimple Symphonyの2楽章「playful pizzicato」,おどけたピッツィカートとか訳されます.Brittenって,英国を代表する近現代作曲家なんですが,この時代にあって保守的を貫いたためか,「青少年のための管弦楽入門」以外に知られた曲が無いんですよね.

Brittenよりやや早い時代のBartokは,時代最先端の音楽と民族音楽をうまく融合させて,独自の絶対音楽を作り上げています.弦楽四重奏の第4番は,Bartokの弦楽四重奏でも最高傑作と言えるもので,強烈なリズムと変拍子,叩き付けるような不協和音が続きます.弦楽四重奏の中でも,もっとも演奏の難しい曲の一つです.この曲の第4楽章も,ピッツィカートだけで演奏されます.普通のピッツィカート奏法だけでなく,弦が指板に当たるほど強く弾くという特殊な奏法が出てきます.

   
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