2006/06/05 月曜日

長年使って来たYamahaのClavinovaを、ついに処分してしまいました。昨年、ベビーグランドを買って以来、殆どスイッチを入れられる事も無く居間の片隅に佇んでいましたが、長女の友人が古いピアノを探しているというのを聞き、その子にあげる事に。
このClavinovaはCLP-550という型番で、買ったのは今から17年も前です。アパート住まいの学生時分、どうしても夜間に練習できるものが欲しくて、楽器屋で当時出始めたピアノっぽいタッチの電子ピアノを色々と試し弾きして選んだのがこれ。本物のピアノとは比べものにならないようなタッチですが、それでも他の電子ピアノよりはずっとマシで、キーの戻りも速く、BeethovenのSonataなんかでもそれなりに弾けるものでした。
電子ピアノなのでヘッドフォンで練習すれば音は聞こえないのですが、盲点が一つ。キーボードを叩く音それ自体が結構響くのです。両手10本の指で鍵盤を引っ叩くわけですから、その「バンバン」という音が大きく、電子ピアノとは言え、真夜中に弾くのは気が引けます。
このClavi、親友の結婚式の会場まで持って行って弾いたり(「悲愴」を弾きました。殆ど嫌がらせ)、当時の彼女(現女房とも言う)がピアノの練習をしたいというので貸し出したりと紆余曲折があり、ついにはアメリカに渡って来ました。
アメリカ引っ越しが決まったとき、処分するか輸送するか悩んだのですが、引っ越し後すぐにピアノを買うのも難しそうだったので、とりあえず送ったのです。他の荷物の量に比べればさほど大物というわけでもなかったし。
アクースティックピアノを買うまでの1年半、子供と自分の練習用に、それなりに活躍してくれました。古い電子ピアノとは言え楽器ですから、長年使っている分それなりに愛着があります。今までClaviがあったはずの部屋の片隅にぽっかりと空いた空間を見ると、なんとも複雑な心境になります。