2006/05/29 月曜日
10年程前、NHK教育であった短い音楽番組。クラシック音楽にCGで作られた物語が付けられたもの。物語は音楽の標題とは関係無く、自由なイマジネーションで作られたもので、子供番組ながらも面白いと思いました。映画Fantasiaの短編集といったところ。
コミーとハーディというキャラクタが出て来るんですが、ハーディの方はMac SE30そっくり。画面左上のAppleアイコンがバナナになってたと思います。コミーの方は付属のマウス。雰囲気はちょっとトムとジェリーっぽい。
音楽に付けられたCGですが、今からすれば「ショボイ」ものでしたが、それなりに楽しめるものでした。標題音楽というと、音楽を聴きながら「ここは、ツァラトゥストラが『神が死んだ』ことを皆に説くために山を降り、類人猿にモノリスを与えたら道具を発見してしまった所だ」とか考えてしまいます。途中から話が混乱しているようですが。でもこの番組ではCGのストーリーがかなりぶっとんでいたりして、原曲の標題とのギャップが返って面白い。
丁度この番組がNHKで放映されていたころにあった、ちょっと驚いた話。新聞への投稿だったか、NHKへの抗議だったか忘れましたが、「この番組は、子供達にクラシック音楽の間違ったイメージを植え付けるものだ」というもの。
たしかに古典音楽にあわせて宇宙船が出て来るのは間違ったイメージかもしれませんけど、じゃあ宇宙ステーションが「美しく青きドナウ」に合わせてワルツを踊るのは間違っていないんかい、と…。
作曲家が何を考えて作曲したのかなんて、今となっては分かるすべもなし、標題が付いているからといって、その通りのイメージを作曲家本人が期待しているかどうかなんて分かりませんからね。Brahmsがどんなにストイックな態度で居ても、音楽からは横恋慕プンプンなわけで、それを嗅ぎ取って演奏するのか、あくまで額面どおりに受け取って演奏するのか、何が「正しい音楽のイメージ」なのか誰にも分かりません。
ところでこの「音楽ファンタジーゆめ」、DVDで発売されていますが、たったの45分で3675円ってちょっと。。。NHK、受信料未払いで経営が厳しいんでしょうか。