2006/05/15 月曜日

Kyzyl

カテゴリー: Science and Computer — LiLA管理人 @ 22:48:21

丁度モンゴル人のお客が来ていたとき、フランス人の友人とのRichard Feynmanの話題で、「そう言えばFeynmanはモンゴルかどっかの町に行こうとしてたんだよな」という話になりました。

物理系人間ならタイトルくらいは聞いた事あるであろう「ご冗談でしょう、ファインマンさん」シリーズの最後の本、Ralph Leighton著「ファインマン、最後の冒険」に出て来る町Kyzylです。この誰も知らないような町に行こうとした理由は単純で、綴りに母音が一つも無い変な名前だから。

Los Alamosとは縁の深いFeynmanの本(本人が書いたものでは無い)ですが、Los Alamosで働く友人はそんなシリーズ聞いたこと無いと言います。フランスで売られても、誰も買わないとまで言い切りました。なんでやねん。

Kyzylはキジルとかクィズィールと読まれるようですが、モンゴルの隣のトゥヴァ共和国の首都です。「ご冗談でしょう、ファインマンさん」が無ければ、おそらく殆ど誰も知らないような小さな国(って、言い過ぎか。切手で有名なんだそうです)。当時、鉄のカーテンの向こう側だった町を、Feynmanはあの手この手を使って何とか訪問しようと試みますが、結局癌に倒れます。

今から60年前、こういうちょっと変なノーベル賞受賞者が、この町を歩いていたんだと思うと不思議な気分です。

   
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