2005/11/14 月曜日

手書きの楽譜を綺麗に清書したいと思っているんですが、そういうソフトウェアはどれも高価です。LaTeXのパッケージ、MuTeXやMusiX-TeXは無料ですが、以前一度だけチャレンジして挫折しました。TeXのコマンド書くのは数式だけで十分、楽譜までこんなので書いてたら苦行僧そのもの。
LilyPondも大元はTeXをベースにしていましたが、かなり使いやすくなってきているようなので、LilyPondのMacOSX版を試しに使ってみることにしました。作ってみた楽譜は、Haydnの弦楽四重奏Kaiserquartettから、有名なドイツ国歌のテーマをピアノ用にしたもの。弦楽器のパートをそのままピアノ譜にしただけですが。
この程度の綺麗な楽譜が書けるんですが、やはりTeXの血筋、データ入力にはかなりの忍耐を要します。文法に慣れてないとは言え、この楽譜を作るのに要した時間は、ほぼ5時間。文法は、例えば五線譜上に「ドレミ」を4分音符で書きたければ、
c4 d4 e4
という風に書いて行きます。さらに拍子やら調やらを文字で書き込んで行きます。このHaydnの譜面の右手最初の4小節だけでも、
\time 2/2
\key g \major
\clef treble
\partial 2
<b , g'>4. <d a'>8 |
\repeat volta 2 {
<g b>4 <fis a>4 <a c>4 <g b>4 |
<< {a8 fis8} \\ { c4 } >> <b g'>4 <e ' c>4 <d b>4 |
<c fis,>4 <b g>4 <a e> b8 g8 |
}
こんなに複雑。
上の譜面は、まだまだ未完成。音符の繋がり方がまだ変です。これに強弱や装飾音符、スラーを書き加える必要あり。
自宅のMacでLilyPondが動くことは分かったとして、さてこれを積極的に使って楽譜を書いてみるかと言うと、それはちょっとねぇ…
Mutopiaには、苦行僧たちがLilyPondで書いた楽譜が集められており、名曲の楽譜のPDFを無料で落せます。
そのうち、 Rosegarden も試してみよう。