2005/11/14 月曜日

LilyPondを試してみた

カテゴリー: Music, Science and Computer — LiLA管理人 @ 21:56:50

手書きの楽譜を綺麗に清書したいと思っているんですが、そういうソフトウェアはどれも高価です。LaTeXのパッケージ、MuTeXやMusiX-TeXは無料ですが、以前一度だけチャレンジして挫折しました。TeXのコマンド書くのは数式だけで十分、楽譜までこんなので書いてたら苦行僧そのもの。

LilyPondも大元はTeXをベースにしていましたが、かなり使いやすくなってきているようなので、LilyPondのMacOSX版を試しに使ってみることにしました。作ってみた楽譜は、Haydnの弦楽四重奏Kaiserquartettから、有名なドイツ国歌のテーマをピアノ用にしたもの。弦楽器のパートをそのままピアノ譜にしただけですが。

この程度の綺麗な楽譜が書けるんですが、やはりTeXの血筋、データ入力にはかなりの忍耐を要します。文法に慣れてないとは言え、この楽譜を作るのに要した時間は、ほぼ5時間。文法は、例えば五線譜上に「ドレミ」を4分音符で書きたければ、

   c4 d4 e4

という風に書いて行きます。さらに拍子やら調やらを文字で書き込んで行きます。このHaydnの譜面の右手最初の4小節だけでも、

   \time 2/2
   \key g \major
   \clef treble
   \partial 2
   <b , g'>4. <d a'>8 |
   \repeat volta 2 {
     <g b>4 <fis a>4 <a c>4 <g b>4 |
     << {a8 fis8} \\ { c4 } >>  <b g'>4 <e ' c>4 <d b>4 |
     <c fis,>4 <b g>4 <a e> b8 g8 |
   }

こんなに複雑。

上の譜面は、まだまだ未完成。音符の繋がり方がまだ変です。これに強弱や装飾音符、スラーを書き加える必要あり。

自宅のMacでLilyPondが動くことは分かったとして、さてこれを積極的に使って楽譜を書いてみるかと言うと、それはちょっとねぇ…

Mutopiaには、苦行僧たちがLilyPondで書いた楽譜が集められており、名曲の楽譜のPDFを無料で落せます。

そのうち、 Rosegarden も試してみよう。

   
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