「Science and Computer」カテゴリーアーカイブ

車載オーディオ用USBメモリのMP3ファイルを編集する

USBメモリを使って車内で音楽の話の続き.約5GB分の室内楽MP3ファイルをUSBにコピーしているので,CDに換算して100枚分は入ってるはず.500曲くらいか.

それはそれで重宝しているのですが,ちょっとした問題があります.カーオーディオに表示される曲名やアーティスト名がカオスな上に,長すぎてスクリーンに収まらない.ファイル名を表示するのでは無く,どうやらMP3ファイルに埋め込まれたID3タグを表示してるらしい.

タグはiTunesを使ってCDをパソコンに取り込んだときに,自動的につくもの.iTunesに戻って全曲のタグを手で修正するのは無理です.なんとか一気に全部変換できないものか.

まずは全曲を一旦整理し直します.作曲家毎にフォルダを作り,その中にさらに曲のフォルダを作ってMP3ファイルを置きます.これくらいの作業なら,大して時間はかからない.

ファイル名はiTunesで付けられたものをそのまま使います.ここまで修正するのは面倒だし,それにファイル名の先頭に01, 02, 03と番号が自動的にふられてますので,曲順が変になる心配はありません.

最初のフォルダ名がID3タグのアーティスト,作曲家名とその中のフォルダを繋げたものがアルバム名になるように,超簡単やっつけ仕事スクリプトを書きます(良い子は真似しないように).

ID3タグの編集には,id3v2コマンドを使います.どうでもいいけど,ここまでいい加減なプログラム名を見たのは初めて.ID3v2って規格の名前じゃん.

タグを編集したものを再びUSBメモリにコピーし直して,車へと戻ります.

無事に作曲家毎にフォルダ分けできたようです.アルバム名は Beethoven String Quartet No.1 のようになってちょっと長いので,No.の先がスクリーンからはみ出してしまうのですが,まあそれは仕方ない.

Macでファイルをコピーすると,あのうざったい隠しファイル,「ドット・アンダースコア (._)ファイル」を作られてしまいます. これを消しておかないと,曲目一覧に表示されてしまいます.同様にゴミ箱も空にしておかないと,これまた変なファイルが表示されてしまいます.

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ちょっと怖い思い出話を少々

先日の話題の続き.亡くなられた大学教授に関して何か思い出話は無いかと聞かれ,故人のセレモニーの席では憚られたものの,友人らと話したことを幾つか.

話題はパリに飛びます.パリ市街ど真ん中にアパートを持っておられます.とは言え,滅多に使うことは無いらしい.一度そこへ案内してもらったときのこと.建物に入るには暗証番号が必要なのですが,どうやらその番号が変わっており,先生,それをご存知無かったらしい.

建物の真下まで来たものの,中を見ることはできません.残念だなとその場を立ち去ろうとしたら,丁度中から人が出てきました.先生その人に,

「この暗証番号は何番だ?」

いや,いくら何でも見ず知らずの他人に暗証番号教えるはずが...

「それなら,1234だよ」

って.教えるんかい!

無事建物内に入れたのですが,防犯は大丈夫なんだろうか.

この先生,車の運転が好きで,海外でも必ずレンタカーを使われます.パリ出張時,仕事先からホテルに戻るのに僕はバスを使うのですが,先生が「乗せていってやる」というので,便乗することにしました.

ちなみに一緒にいた友人は,何故かこの申し出を辞退,自分はバスで帰るとのこと.

夕方のラッシュアワーです,助手席で一人音楽を聞いてるわけにもいかず,話題は自ずと物理.専門ともなれば,次第に話題に熱が入ってきます.気がつけば,先生,僕の方を見ながら喋ってる...

「先生,前,前を...」
「ちゃんと見てる.大丈夫だ」

その瞬間,パリ方面は右車線という標識が流れていきました.

「あの...このままだとパリから離れていきますけど...」

お前が喋ってるせいだ!

なんで友人が固辞したのか,やっと理由判明.どうやら彼,先生の運転を知ってたらしい.

なんかまだいっぱいあるんですが,あまり書くとヤバそうなので,この辺で.

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答はこの紙に書かれているらしい

知り合いの大学教授の訃報を聞いたのは二ヶ月前のこと.自分の職場とも縁のある方で,この地に散骨するために遺族の方々が訪問され,それに合わせて小さなセレモニーが企画されました.

セレモニーとは言え,お茶でも飲みながらざっくばらんに昔話を楽しむという趣向.でも参加者のレベルが凄かった.職場の重役や旧所長の面々.さすがにネクタイ締めて行きましたよ.

事前に「教授に関連して何か楽しい話題を用意しておくこと」の連絡があったのですが,そんな場で話せるわけありません.黙ってよっと心に誓って会場へ出かけましたが,念のため一枚の紙切れを持参.

昔話スピーチが続き,友人の一人が話し始めたときのこと.大昔に僕と彼がやってた計算に話題が及んで,やばいなー,こっちに振ってくるんじゃないかと危惧していたら,案の定名前を出して,

「あの理論の未解決の問題は,彼が答を知ってます」

なんて言うもんだから,注目の的です.

しゃあないと例の紙切れを取り出し,

「10年ほど前に,先生から『答はここに書いといた.これを計算しろ』と渡されたものです.でもこの数式,僕にはさっぱり分からないんですよね.なのでご家族の方々にお返しします」

コピー用紙裏紙に無造作に手書きされた数式,実はフォトフレームに入れて飾っておこうかと思っていたのですが,なんか怖い感じもあって止めておきました.10年も経ったのに,まだ計算してないのかって怒られそうで.

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狭い業界,知ってる他人

同僚が投稿していた論文の査読結果が戻ってきました.こんな結果だったと査読レポートが添付されたメールが転送されてきたのですが,その添付ファイルがMS Wordファイル.

まさかと思いつつファイルのプロパティを見たら,ファイル作成者の名前がしっかり出ております.本来なら査読者が誰か分からないようにしないといけないのに,これじゃあねぇ...

もっともレポートの内容から,薄々誰かは見当がついていました.狭い業界,匿名さんを続けるのは難しい.

論文にまつわる別の話題.以前僕が査読した論文,問題ありとのコメントを編集者に返しておいたら,その論文は掲載不可と判定された模様.ここまではよくある話.

しばらくして,別のジャーナルから査読依頼.なんか見覚えあると思ったら,先日の論文です.どうやら却下を喰らった論文をそのまま別のジャーナルに再投稿したらしいのですが,運の悪いことに同じ査読者に回ってきたということ.やっぱり世間は狭い.

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iPhoneでシネマグラフを作る

Champagne movie

iPhoneで写真撮影するとき,Live Photosをオンにするとシャッターを押した瞬間前後を動画で保存します.正直言ってあまり使い道無いんですが,写真がぐにゅっと動くのが面白くて,いつもオンにしています.写真容量が増えるのが難点ですけど.

Googleのアプリ,Motion Stillsを使うと,Live PhotosをGIFアニメに変換できます.カメラをしっかり固定し,一部だけ動く風景を撮影すれば,こんなシネマグラフ風の動画も画像編集に苦労せず作れます.

Motion Stillsってかなりスムーズな動画を作ってくれる反面,結構コマ数を多く取り込むようです.blogに置くにはファイルサイズが大きめだったので,Gimpでコマ数を減らし,フレームのタイミングを調整し...ってやってたら,結局手作業でGIF作るのと変わらないか.

なんか面白いなこれ.他になにか作れないかな.

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聞くは一時の恥とは限らない

再起動中

長らく元号とは無縁の生活をしていましたが,昨年から今年にかけてやたらと日本の書類を書く必要があり,その数字平成29年に驚かされます.もうほぼ30年.

平成生まれの社会人誕生が話題になったのはすでに昔話.いまじゃ平成生まれのポスドクがいるってことか.今度うちに来るポスドクも,もしかしたら平成生まれか.日本人じゃないけど.

それにしても最近の若いもんは,分からないことがあったらすぐに人を頼るねー.以前なら,すぐにネット検索,それもちょっと鼻白むもんでしたが,自力で解決しようとするだけましかも.専門書に書かれていそうなことを聞きにくるので,そういう時は本棚から一冊取り出して押し付けています.これを読めと.

それで気づいたのですが,そもそも専門書というものを持ってないっぽい.僕は書籍への投資には躊躇しなかったのですが,今は違うんですね.確かに専門書に書かれた情報って,すでに少々時代遅れ気味です.でも人に聞いて分かった気分になるより,ずっとよく勉強できると思うんですが.

年寄りの愚痴かな.

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録音された声は自分の声もどき

Ashley Pond

小学生の時だったか,自分の声が録音されたテープを聞いて衝撃を受けました.誰にでもある経験だと思いますが,兎に角自分の声には馴染めない.と言うか,何かもうちょっと重みのある声になったらいいのに.

最近では研究会での講演をビデオ録画することが時々あり(やめて欲しいんだけど),そんな僕の動画がネットに晒されています.自分では絶対に見たくないものの,以前必要あって動画を再生したら,そこに響くのは何だかちゃらい自分の声.もうちょっと権威ありそうな低い音声に補正して欲しい.

とまあ,落ちも何にも無い話題ですので,以前日本で仕入れてきたネタを一つ.化学系の方から教えて頂いたもの.

元素番号89番のAcアクチニウムから103番Lrローレンシウムは,ひっくるめてActinoidアクチノイドと呼ばれますが,実はこれは正しくないらしい.-oidという接尾語は「○もどき」の意味なので,アクチノイドはAcもどき,つまりAcを含まない.

アンドロイドは,人を意味するandroに「もどき」が付いたものと聞けば,なるほどです.アンドロイドの範疇に人間を入れちゃだめですね.

脱線ついでに,御居処と書いて「おいど」と読みます.意味はお尻.つまり,アンドロイドは人間のお尻.低い声の話題から,低い部位に落ちてきたところで,お後がよろしいようで.

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