「Science and Computer」カテゴリーアーカイブ

なんでこれで動くのか分からない

以前作って長いこと放置していたプログラムがあるのですが,数日前から俄然やる気に目覚めて取り組んでいます。とある共同研究の一貫で書き始めたプログラムなのですが,なんとなくやる気全開にならないまま月日が流れていきました。

どれくらい流れていったのか。ファイルの日付を見て俄然としました。なんと3年前ですよ。2016年からずっと放置。共同研究者も,呆れを通り越して,すっかり忘れてるっぽい。

コンピュータ・プログラムって,自分で作ったものであっても年月が経ってると,何をしてるのかさっぱり分からなくなります。最近はそういうこともあろうかと,なるべく丁寧にコメントを入れるようにしてはいるのですが,それでも「なんじゃこりゃ」となることしばしば。

先程もパソコン画面を睨みつつ,うーむと唸っておりました。なんだろうこれ,なんでこれで計算できるんだろう。

僕は自分で書いたプログラムは職場の同僚・後輩にそのまま渡しています。使って便利という理由だけではなく,中を読めば何をやってるのか勉強になると思うから。教科書で勉強するより,ずっと効率が良いはずなのです。

でも残念なことに,中を見ようとする人は極わずか。みんな勉強しないなあと少々不満だったのですが,理由は別にあったようです。自分で書いたプログラムを自分が分からないのに,他人に分かるはずがないと。

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突然の高速英会話

「やっとドアが開いてた」

と,学生風お兄ちゃんがオフィスに入ってきました。なんでも僕の部屋のドアはいつも閉まっていて,不在がちなんだとか。会議に行ってることはありますが,ドアは大概開けっぱなしだけどなあ。

それはともかく,彼,自分は○大学の△で,□教授の学生で … と矢継ぎ早に自己紹介,それも超早口です。□の部分はなんとか聞き取ったものの,油断してたものだから,大学と名前はさっぱり。

聞き返すのも何だし,□先生の部分から○大学は推測,名前はこっそりと名札を見ました。

どうやら夏季研修で来ている博士課程の学生のようです。僕に用事があるとは思えなかったのですが,ほんとうに僕のところへ挨拶にきたっぽい。自分の仕事について超早口で語り始めたのでたまらない。

こういうときは,こちらがゆっくり話すことでスピードダウンを誘導できます。でも物理を熱く語り始めたら止まらないタイプには通用しなかった。

しばしば議論に付き合った後,「いまから会議あるから」とお引取り願いました。で,会議に行くふりして,ドアをぴっちりと閉める。

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誰にも言うなよ,と言ってます

「言うなよ,誰にも言うなよ」

そう言いながら,人事に関する噂話を教えてくれる,ありがたい同僚が何人かおります。噂とは言え,ほぼ確実な話。誰それがどこそこへ移動するとか,あのポストにはあの人が就く予定だとか。同じ職場内の噂話にとどまらず,海外の研究所の人事まで漏れ聞こえてまいります。

僕は基本的にそういう話題には興味ないので,右耳で聞いた声が左耳へと通過していくのですが,もしかしたらそれで口が堅いと思われてるのかもしれません。

数日前,別の同僚が僕のオフィスへ飛び込んできて,

「○○,管理職になるんだって?」

うっかり「ああそれ,正式にアナウンスあったの」とうっかり言ってしまったもんだから,

「なんだ,知ってたのか」

まあ知ってる人は知ってる,知らない人は知らない。人事ってのは裏で色々と微妙なことが蠢いておりますので,あまり関わらないほうがよい。

ところで管理職になるって,日本の会社では出世ということになっておりますが,こちらの職場ではちょっと違います。ある意味,研究者が研究を諦めるということ。マネージメントに入ったら研究なんてしてる暇はなくなりますので,それをやりたがる人と,やりたがらない人が結構はっきりと分かれます。

僕は極力やりたがらない派なのですが,この歳になったらそうも言ってられない。管理職ではないものの,そんな事務書類書きの日々が続くことが多く,最近じゃまともな仕事は自宅に戻った後です。

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半径5mの研究者たち

昨日朝,ヨーロッパの知り合いとSkype会議していたときのこと。ひょんなことから彼の奥さんの話になり,実は彼女も学位を持っているんだとか。この界隈では取り立てて珍しい話では無いのですが,彼女の学位論文の内容を聞いて驚いた。

思いっきりこちらの仕事と被っています。僕自身はそこまでどっぷり関係していないのですが,同僚の仕事です。奥さんの名前は聞かなかったのですが,試しに論文を検索してみたら,女性と思しき著者名の論文が出てきました。世界は狭い。

そして午後。職場の友人と,とある大学の研究者の他愛ない噂話をアレコレしておりました。話は飛んで,今度は全く別の女性研究者の仕事の話。ふと,

「そう言えば彼女,噂話渦中の彼の奥さんだよ」

「え!?」

まあなんと世界は狭いことか。とは言え,考えてみりゃ,似たような勉強を同じ大学やポスドク時代にやってきた二人が,そのままくっついちゃう可能性はかなり高そう。社内結婚の研究者版か。問題は,夫婦で同じポストを取り合っちゃうことになりかねないことか。

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単調単著

普通,学術論文は複数で書きます。たった一人の研究成果を公表というのは,やはり少数派です。そもそもトンデモさんになりがちだし。そんな友達いない単著論文を最近久しぶりに書きました。

もともと友人少ないので,過去にもそんな単著論文が幾つかあります。数えてみると,4本ありました。一番古いものは,今から20年前というヴィンテージ感。

一人だけで書くと苦労するのが,誤植や軽微なミスの発見。共著者がいると,そういうミス発見の確率はあがりますが,自分で原稿チェックすると見逃しがち。学術誌に投稿した後に,かなり恥ずかしい間違いを発見されることがあります。

今回の論文はそういうことは無かったようで,内心ほっとしているところです。ちなみに単著の良いところは,少々好き勝手な書き方ができるところ。論文原稿内に,ちょっとスラングっぽい表現を忍び込ませて起きましたが,今のところ,誰も気づいていないようです。

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安物買いの銭失いになるか

iPhoneやiPadを充電したりパソコンに繋いだりするときに使うlightningケーブル。家の中や職場,さらには車中で簡単に充電できるようにしているものだから,すぐに足りなくなります。

でもAppleの純正ケーブルは,ちと高い。以前,お金をケチってサードパーティ製の数本セットを買ったところ,じきに接触不良を起こすようになってしまいました。

已む無くもう一本追加しようかとAmazonを開くも,やはり純正品は高い。やはりサードパーティ製の安物へ目が行ってしまいます。だって数倍違うんだもん。

そんな時,心の拠り所になるのがカスタマーレビューです。もちろん玉石混交な情報源ですが,多数の人が☆一個だとやっぱり避けておくのが無難でしょう。ましてや「これ,発火しました」と写真付きの投稿を見たりしたら,そりゃ避けます。

ぎりぎりまで純正品を買うんだと心を奮い立たせていたものの,サードパーティ製でまずまずの口コミがあったもんだから,ふらふらとよろめいてしまい,結局安い商品を購入。

配達されたケーブルを使って,まずはiPhoneの充電をチェック。ちゃんと働いているようです。これなら安心かも。

と思うのは早計。口コミ情報には,

たった数週間で使えなくなった

というのもあるのです。はてさて,どうなりますやら。

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