「Science and Computer」カテゴリーアーカイブ

昔の機械を見たら分解してみたくなる病気

車のオーディオの音量や室内温度は,いまだにつまみを回して変えるものが普通だと思います.でもあれって嘗ての可変抵抗器のメタファーですよね.内部は全部デジタル処理されているはずだし,今の若い人にテレビの音量を上げ下げするのに「ボリューム変えて」じゃ通じない.

機械を見ると,ちょっとわくわくします.子供の頃,大型ゴミに出された家電を拾ってきては分解して中の構造を調べたもの.もちろん分かるわきゃないんですが,それでもこんなに部品が使われてるんだと楽しくて仕方なかった.大型トランジスタを見つけたときは,宝物発見気分です.

ボリュームのつまみに繋がった可変抵抗器.どうして回すと音量が変わるのかと,そこだけ取り出してテスターで抵抗値を測り,挙句の果てにそれを分解して中の構造を確かめました.意外とシンプルで,少々がっかりでしたけど.

テレビのチャンネルを回す,ラジオの周波数を変えて曲を選ぶ,どうして回すと変わるのか,その頃は,裏側って思ったよりもシンプルな機構でした.今じゃテレビにしろ自動車にしろ,コンピュータ制御です.分解したところで無愛想な百足チップが並んでるだけ.便利だけどつまんない.

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勝手にオンになっていたiPhoneのBluetooth

aspen

先日iPhoneのOSををiOS11にアップデートしたのですが,そのせいで小パニックに遭遇しました.まさか勝手にBluetoothがオンになっていたとは.

普段,iPhoneのBluetoothは切っています.車載オーディオに青歯接続したこともあるのですが,不在着信の履歴がずらずらとダッシュボードのスクリーンに表示されて嫌気が差しました.それ,missing callじゃなくて「居留守」.

それはともかく,iPhoneのことなんぞすっかり忘れ,自宅でMacBookで仕事中のこと.こちらはいつもBoseのポータブルスピーカーに接続して音楽を聞いています.

と,そこへiPhoneに着信.それと同時にBoseスピーカーから大音量で着信音.おまけに “Call from unknown” なんて喋るし.

なんだなんだ.慌ててiPhoneを探すも,音はBoseから聞こえてくる.このスピーカーで電話できるんかいな.いやスピーカーに話しかけてちゃ変だ.わけわかんないまま,とにかくスピーカーのスイッチを切り,その後,ぶるぶる震えてるiPhoneを見つけました.

不思議なのは,iPhoneとBoseはペアリングされてないこと.勝手に接続して,勝手に着信音を鳴らしてる.本体はサイレントモードなのに.なんかこれやばくないですか.

iPhoneのBluetoothも切ってたはずなのに,いつの間にかオンになっています.これはどうやら新しいiOSの仕様らしい.コントロールセンターでオフにしただけでは,勝手にオンになることもあるんだとか.「設定」できっちりオフにする必要があるんだとか.なんだよ,このゾンビ仕様...

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マストドンが出てくるくらい昔の日本のネットの話

U. Michigan, museum

アメリカの大学の実力というのか財力をまざまざ見せつけられるのが,その施設の充実度です.大学内に美術館や博物館,コンサートホール等など.

そりゃ日本の大学に無いこともないのですが,サイズが違う.維持費もかかるだろうに.日本の大学だと,そんなのに金使うくらいなら,研究費をもっとよこせと言ってくるに違いありません.

思い出すのが受益者負担という言葉.Internet黎明期のこと.大学大型計算機センター間がようやくネットで接続され始め,自分の居た大学キャンパスも何とかその恩恵を受けようかという時代です.

でも問題はNTTに払う専用回線への支払いが少々お高いということ.Internetがいかに便利であるのか説明するも,回線費用は研究室数の頭割り,当然「そんなの受益者負担だろう」とおっしゃる方がでてくるわけです.自分のとこはInternetなんていらない.電話とFAXがあればよいと.

Mastodon

絶対に有益だからと力説するも,こればっかりは使ってない人には伝わらない.そんなとき,最終手段として「こんなモノも無料で見られるんですよ!」とパソコン画面に...あ,この話はやめておこう.

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ここ間違ってます

新人のポスドク君が,僕の書いたプログラムを読みつつ勉強しています.本来なら他人のプログラムなんて見たくもないもの.でも理論系の研究を理解するのに,コンピュータプログラムは手っ取り早い教科書です.

一応僕自身,コードを書くときは後輩・同僚が読む(かもしれない)ことを前提に書いてはいるのですが,そこは古いタイプの人間,計算効率重視で俄に理解しがたいテクニックを使うのも事実.

そんな変な書き方をした部分を見たポスドク君,僕のところに来ては

「ここ,間違ってますよ」

そりゃ完璧なプログラムなんて存在しないんだから,どっかは間違ってます.でもそこは間違ってないのだ.そんなとき,

「まあ,よ〜く考えてみな」

これも教育の一環です.決して手抜き教育してるんじゃないんだからね.もっとも物理教育って言うよりは,ハッキングテクニックの伝授になっちゃってるけど.

それにしても「間違ってますよ」と言ってくるところ,さすがに西洋人です.日本人だったら畏れ多くて何も言ってこないでしょう.こういうポスドクは伸びそうなので,鍛えてあげよう.

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せめてスライドくらいは英語で

先日,国際色豊かな職場環境にちょっと触れましたが,今日もそんな話.

最近パリからやってきた新人ポスドク君,パソコンにかじりついて発表用スライドをひたすら修正しています.理由はそれがフランス語で作られていたから.こっちでそれを見せられても理解できる人は少ないので,英訳作業です.

勿論いまどき「スライド」は使いません.コンピュータでのプレゼンですが,まあそこは慣用としてスライド.

日本の学会に参加するときいつも思うのは,やっぱりスライドは日本語なんだなというと.そりゃ観客はほぼ全員日本人です.でも海外の人もぽつぽつといることもあるし,せめてスライドくらいは英語で作っといたほうが親切だと僕は昔から言っておるのです.

そんな話をずっと昔,日本の大学の某右傾センセイに言ったときのこと.子曰わく,英語を世界共通語と考えるのは英米の傲慢である.日本人の研究成果を理解したいなら,日本語を勉強するのが常識である.

まあ日本の学会ならそうかもだけど,最初から英語でスライド作っておけば,国際会議に参加したときに,再利用できるんだけどな.科学技術界隈では実質的に英語中心になってるんだから仕方ない.あのセンセイだったら,海外での発表でも日本語を貫き通すかもだけど.

「頑張って英語でスライドを用意しても,英語が間違ってたら恥ずかしい」なんて言う人もいました.間違ったら恥ずかしい.なんか典型的な...って感じもしますが,スライドに書かれた日本語が間違ってることだってざらにあるのに.

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Bluetooth Speakerでノマド仕事

Bose SoundLink Revolve

Macbook Proの内蔵スピーカーで音楽を流しつつ仕事することがあります.音質はMacbook Airに比べてかなり改善されたものの,やはりしょぼい.Bluetooth接続できるスピーカー,Bose SoundLink Revolveを買いました.

スピーカーとは左右二つあって,その中央に座って音楽を鑑賞すべし.長らくこの教義を守ってきたものの,昨今の音楽の聞き方はすっかりカジュアル.このSoundLink Revolveはモノラルスピーカーならがも,360度方向に音が広がる設計です.

電源を入れると,突然「言語を選べ」と喋ってびっくり.日本語に設定してみました.

さて,古いiPadに音楽をコピーし,そこから音楽を流す作戦.このiPad,名前が「山田太郎のiPad」みたいに漢字になってます.SoundLinkとペアリングしたら,「山田太郎」の部分を中国語読みで喋ってくれました.一瞬何が起こったのかと...

小さいながらも,かなり低音が響きます.充電しておけば何処にでも持って行けるので,早速裏庭デッキのテーブルに置いてパソコン仕事.これは極楽です.あとビールがあったら最高.

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車載オーディオ用USBメモリのMP3ファイルを編集する

USBメモリを使って車内で音楽の話の続き.約5GB分の室内楽MP3ファイルをUSBにコピーしているので,CDに換算して100枚分は入ってるはず.500曲くらいか.

それはそれで重宝しているのですが,ちょっとした問題があります.カーオーディオに表示される曲名やアーティスト名がカオスな上に,長すぎてスクリーンに収まらない.ファイル名を表示するのでは無く,どうやらMP3ファイルに埋め込まれたID3タグを表示してるらしい.

タグはiTunesを使ってCDをパソコンに取り込んだときに,自動的につくもの.iTunesに戻って全曲のタグを手で修正するのは無理です.なんとか一気に全部変換できないものか.

まずは全曲を一旦整理し直します.作曲家毎にフォルダを作り,その中にさらに曲のフォルダを作ってMP3ファイルを置きます.これくらいの作業なら,大して時間はかからない.

ファイル名はiTunesで付けられたものをそのまま使います.ここまで修正するのは面倒だし,それにファイル名の先頭に01, 02, 03と番号が自動的にふられてますので,曲順が変になる心配はありません.

最初のフォルダ名がID3タグのアーティスト,作曲家名とその中のフォルダを繋げたものがアルバム名になるように,超簡単やっつけ仕事スクリプトを書きます(良い子は真似しないように).

ID3タグの編集には,id3v2コマンドを使います.どうでもいいけど,ここまでいい加減なプログラム名を見たのは初めて.ID3v2って規格の名前じゃん.

タグを編集したものを再びUSBメモリにコピーし直して,車へと戻ります.

無事に作曲家毎にフォルダ分けできたようです.アルバム名は Beethoven String Quartet No.1 のようになってちょっと長いので,No.の先がスクリーンからはみ出してしまうのですが,まあそれは仕方ない.

Macでファイルをコピーすると,あのうざったい隠しファイル,「ドット・アンダースコア (._)ファイル」を作られてしまいます. これを消しておかないと,曲目一覧に表示されてしまいます.同様にゴミ箱も空にしておかないと,これまた変なファイルが表示されてしまいます.

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