「Music」カテゴリーアーカイブ

Sibelius 第6交響曲

シベリウスの交響曲第6番を聴きながら、今まで何度この曲を聴いたんだろうと考えていました。一番数多く聴いた交響曲は、間違いなくマーラーの第9番。これはおそらく1000回近く聴いているはず。自分の考える最高の交響曲はこれ。

このシベリウスの交響曲も、そこまで多くは無いとは言え、数百回聴いたことは確実。全く有名ではないこの交響曲、なぜか不思議な魅力を持っています。隠れ6番ファンというのが結構居るという噂です。

初めてこの曲を聴いたのは、カラヤン/ベルリンフィルのLP。今時のわけぇもんは知らねーと思うが、昔あった30cmほどの円盤に音楽の溝が彫ってあるってやつ。7番の交響曲を聴きたくてLPを買ったら、裏面に入ってたのがこの美しい曲で、もっぱら6番ばかりを聴くようになってしまいました。

この6番、あまり好きな言葉では無いですが、「癒し系」交響曲かもしれません。標題音楽では無いので、特に情景を描写しているとかでは無いのですが、聴いていると北欧の湖、森、冷たい透き通った空気を感じます。曲の冒頭は、まだ夜明け前の凍った空気、前奏部が終わりハープの伴奏にフルートとオーボエが主題の奏でるあたりは、夜明けとともに湖から鳥たちが飛び立つよう。

3管に近い編成ながら、4楽章通しても30分足らずの小さな交響曲。全曲を通して統一された主題と、凛とした空気、終曲の祈りのコラールが静謐の中に消えて行くさま、おすすめです。特に寒い日に暖かいお部屋でどうぞ。

コンサート

Los Alamos Concert Associationという所が、年数回、町中でコンサートを開きます。 3月にはPRAZAK QUARTET、そして今月は、五嶋みどりのリサイタル。とても人口2万人足らずの町としては思えないほどのレベルの高さです。しかも入場料はたったの3000円程、しかもしかも子供は無料です。

五嶋みどりと言えば、かつて天才少女と呼ばれ、今でも世界の第一線で活躍されいるヴァイオリニスト。そんな名手の演奏を地元高校の講堂で聴けるなんて、このコサート協会に本当に感謝…って、いいのかな、講堂で?

このコンサートシリーズ、大体一人かあるいは友人と行くのですが、今回は家族全員で行くことに。問題は始まりが夜8時で、子供達が起きていられるかということ。彼らの就寝時間は8時半です。

7時半に会場に行ってみると、すでに行列ができています。こんなの、このコンサートシリーズで見たことありません。最後部に並んであたりを見回すと、前方20mに友人の姿。娘を派遣して席の確保を依頼。

満員だったものの、友人の尽力で前方の席を押さえることができました。前方も前方、最前列です。この友人の奥さんは「ステージの楽譜が読めますよ」とおっしゃってましたが、さすがにそこまで目は良くないです。

演奏家まですぐの距離での音楽会、感動ものでした。でも膝に乗せた6歳の息子は夜更かしできず、結局寝てしまいます。みどりさん、ごめんなさい。立ち上がって拍手したくても、こいつが邪魔でできなかったんですよ。

ところで、プログラムとかの名前は全部 Midori になってます。名字は出さないんですかね、イチローみたいに。

会場で後の席に座っていたおじさんが、
「みどりッテ、ドウイウ意味?」
と聞いてきたので、
「ソレハぐりーんッテイウ意味ダ」
と答えたところ、このオヤジ、自分の奥さんに、
「みどりハ、どりーむトイウ意味ダソウダ」
と説明。言ってねーよ、そんなこと。