「Music」カテゴリーアーカイブ

書き散らかしSchubert

Schubertのピアノ・ソナタは21番まであります。でも21曲あるというわけではありません。それはやたらと未完成の曲があるから。病に倒れて絶筆みたいな壮絶な話ではなくて,どうも途中で放り出しちゃったっぽい。

手持ちのSchubertのピアノ・ソナタ集は基本的に完成されたものしか収録されていません。未完成でも幾つかの楽章が完成されているものは収録されています。例えば第2番は3楽章まで入っていますが,終楽章は行方不明。

途中まで書き散らかして放置したとは言え,そこはSchubertの魅力に溢れた断片で,楽譜も探せば出てきます。上の楽譜は8番の4楽章であろう楽譜の最後。ぷっつりと終わってます。

こちらは11番の第1楽章,これもぷっつり。

そして15番。この曲は「Reliquie レリーク」遺作というニックネームが付いています。実際に遺作だったわけではなく,死の3年ほど前の作品。これまたぷっつり。

ぷっつり作品とは言え,こうやって出版されて残ってるんだから,Schubertのものならどんな断片でも欲しいという人が昔からいたんでしょうね。僕もなにか断片を残しておくとしよう。

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Czerny代わりの指練習

週末,久しぶりに筋トレならぬピアノの指トレでもするかとCzernyを探すも,楽譜棚に見当たりません。どうやら既にお蔵入りしてしまったらしい。じゃあ何か代わりのものをと取り出したのは,Mozartのピアノ協奏曲。

体力的にハードなところはありません。当時のピアノの性能の制限から音域も狭く,Beethovenのようにぶっ叩くこともない。その代り細々した華麗な音型,スケール,アルペジオが散りばめられています。Czernyに比べれば,左右両方の手を程よく使います。ちなみにCzenyは右手酷使。

Mozartのピアノ協奏曲の中でもお気に入りは,20番ニ短調, 21ハ長調, そして27番の変ロ長調。このうち20,21のペアは指トレに丁度よいパッセージが多く,練習にちょうどよい。

ところでMozartって短調の曲は極端に少なく,おまけにイ短調(♯♭無し),ニ短調(♭1個),ト短調(♭2個),ハ短調(3個)ばかりという偏りよう。

そして,短調とペアになる長調の曲がおあることが多いのです。有名なのは40番ト短調交響曲と,41番「Jupiter」。弦楽五重奏第3番ハ長調と4番ト短調。ピアノ協奏曲の20,21もやっぱり姉妹曲。

って,大して多くもなかったか。どうしてこうなってるんでしょうね。

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マタイ受難曲をピアノで弾いてみる

Jadassohn版
Bagge版

週末ながらも溜まった仕事を片付けようと,昼間からずっとパソコンで和文英文の作文しています。こういうときのBGMに便利なのは長い曲。CD一枚で終わると,次を選択するたびに,仕事が一旦中断しますので,数枚組の何か。今日選んだのはJ.S. BachのMatthäus-Passionマタイ受難曲。

正座して聴くような高尚な曲をBGMにしてよいのかというのはさて措き,うっかりスコアを開いたもんだから仕事中断どころじゃなくなった。3時間以上,楽譜とにらめっこ。そのうちスコアだけでは飽き足らず,ピアノ編曲版をネットから落としてきてしまい,もう仕事になりません

マタイ全曲を編曲したものに,Peters出版のJadassohn編曲と,Breitkopf出版のBagge編曲がありました。但し,Jadassohn版はレチタティーヴォが全て省かれていますので,かなり短くなっています。一方Bagge版は完全全曲版,さらに歌詞も書かれていますので,弾き語りできないこともない。

編曲そのものは,Jadassohn版のほうが弾きやすく書かれています。上の合唱の部分のように,Bagge版には指が届かない10度音程が出てきますが,Jadassohn版はテノールをオクターブ上げてこれを解消。

さらに全体的にBaggeは派手。終結合唱,Jadassohnに比べてBaggeは音量も増強され,劇的に曲を結びます。

Jadassohn版
Bagge

あれ,Jadassohn版,3小節目の和音が違ってる。

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ケースを交換

今日配達されたAmazon箱から出てきたのは,空のCDケース,10枚入り。壊れたケースをこれと交換します。

壊れたケース,新品のケース,それぞれバラします。CDケースの裏に入ったジャケットの印刷を取り出します。これが無いと雰囲気半減,いや1/100減くらい。透明ケースを買ったのも,このためです。

無事入れ替え完了。爪折れも無く,これでCDがしっかりと固定されました。さて,他の壊れたCDケースを探しましょう。やり方は簡単,本棚から取り出して,しゃかしゃか振ってみるだけ。カラカラしたら壊れてます。でも傷つくかな。

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CDからから

CDケース中心部の,この爪,これが折れるとCDを固定できません。そんなCDに何度か遭遇しました。今回購入したCDも,ビニールカバーを破る前から,何やらカラカラと音がしています。これはやばいかも。

案の定,爪が折れていました。それもほぼ半分。これじゃCDケースの意味ない。

昔,日本の店でこういうCDに遭遇したことがあります。ケースとは言え,CDがぐらついたら傷つく可能性もありますので,その時は商品丸ごと交換してもらいました。で,交換してもらったCDのケースの爪も折れていて,諦めました。

どうやら爪が折れやすいタイプのプラケースがあるらしい。透明タイプの輸入盤,とくにヨーロッパ。あくまで主観ですが,そんな気がします。

Amazonで空ケースを注文しました。爪折れCDが既に数枚あります。いや,あるはずです。問題は,どのCDだったのか覚えてないこと。片っ端から開けていくしかありません。

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フーガの技法を始めよう

J.S. Bachの大作,Die Kunst der Fuge,フーガの技法。少々とっつきにくくもあり,最高傑作なる名声も聞こえ,長年苦手でした。リタイアしてサンデー毎日な日々になったらじっくり取り組んでみようと先送りしていたら,昨年末,ひょんなことからこの曲に縁ができてしまい,ならばと真面目に聴(弾)き始めました。

以前からCzerny版の楽譜は持っていたのですが,真面目に取り組むにはと,ウィーンのDoblingerでHenle原典版を購入。GouldのCDしか持ってなかったので,改めてEmerson SQによる弦楽四重奏演奏と,Angela Hewittによるピアノ演奏のCDを購入。CDは今日届いたばかりなので,今夜(深夜)じっくりと聴く予定。

Gould版を聴きながら楽譜を追っかけたことも何度かあるのですが,最後まで集中力が続かずに諦めました。最後のフーガにある有名なBACHのテーマが最初に出てくる所がずっと分からないまま,今日まで生きてきたわけです。

この部分,Helneはそっけなくそのまま楽譜が続くだけですが,Czerny版は親切にもBACHの書き込みがしてあります。Henleの譜面に手書きでBACHを書き込み,改めて最初から演奏してみて,ようやくこの有名な箇所を聞き分けられるようになりました。

BACHが登場する193小節目から1ページ,フーガは未完のまま唐突に終わってしまいます。自筆譜では239小節まで続きますが,Czerny版は233小節まで。Gouldの演奏も,ここでぷっつりと終わりますが,自筆譜よりもこちらのほうが,ぷっつり感が良いような。

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