「Music」カテゴリーアーカイブ

ウィーンと言えばウィーンフィル

一週間のご無沙汰です。先週はウィーン出張だったのですが,慌ただしい日々に更新をサボっておりました。実際,仕事三昧の一週間で,書くネタもなかったのですが。

そんなネタ無し一週間で最大のイベントだったのがコンサート。いつもならキンキラキンで有名な楽友協会大ホールへと出かけるのですが,今回はもう一方のキンキラキン,Wiener Konzerthaus。どちらかと言うとちょっと白っぽいイメージかも。

演奏はなんとあのWiener Philharmoniker,ウィーンフィルハーモニー管弦楽団です。指揮はV. Gergiev。ウィーンフィルの生演奏を聴くのは,国立オペラを含めて,確かこれでたったの3回目。楽友協会でのウィーンフィルコンサート,普通はチケットが手に入りません。

演目は,前半がTchaikovskyの交響曲第1番,後半はRimsky-Kosakovの代表作「シェヘラザード」。どちらもよく知った曲ですが,コンサートに行くまでは後半の曲を楽しみにしていました。

それがまあなんということでしょう。チャイコの一番,通称「冬の日の幻想」がもう感動もの。一楽章のファンファーレが鳴り響くところでは,思わず目頭が熱くなるほどでした。

シェヘラザードももちろん熱演です。なんとなくふんわりとしたイメージのウィーンフィルですが,Gergievの指先からでるダークサイドフォースが熱演へと駆り立ててるよう。ちなみにこの人,指揮棒無しで指揮します。

いやはや圧倒されました。今までおそらく40回はウィーンを訪問しておりますが,ウィーンフィルの生演奏に巡り会えるチャンスなんて滅多にありませんもん。

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Austria国立図書館PrunksaalにてBeethoven

新年早々だというのにウィーンに来ています。今年はBeethoven生誕250年記念ということで,ここウィーンでも記念事業があれこれ企画されているようです。世界で一番美しいと言われるAustriaの国立図書館大広間 Prunksaalで,Beethoven展をやっているというので,早速見てきました。

この図書館自体も有名な観光スポットなのですが,いつも入館を待つ行列に気後れし,一度も入ったことがありませんでした。内部は豪華絢爛そのもの。天井の巨大なフレスコ画が目を引きます。

そしてこれがメイン。Beethoven交響曲第9番の自筆譜。彼の自筆譜って全く読めないイメージあったのですが,これは何とか読めそうですね。清書後なのかな。

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なんの先生?

友人らと町中の小さなカフェでランチしていたときのこと。突然全く知らないおじさんがテーブルへとやってきて,僕に話しかけてきました。

「お前は物理を教えてるの?それとも音楽?」

友人らとの会話が物理関連だったと思うので,それを聞いてそっち関係のグループと思ったんだろうとは思います。でも何で音楽?

大学じゃないから教えはしないけど物理だよ,と答えたら,なんか市民講座的な質問をちらほらされた後に,おじさん,去って行きました。

で,何で音楽?

隣の友人に「音楽って言ったよね。なんでだろ」と聞いてみるも,彼も首をかしげています。彼が言うに,僕がどっかでピアノを弾いてたのを見てたんじゃないかと。でも知らない人の前で弾くことって全く無いんですよね。もしかしてうちの近所の人だったのかな。

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調律はできないけど微調整

ピアノ調律キットが届きました。思ったよりずっと値段は安くて,4000円ほど。調律作業で特徴的なチューニングハンマーの他,弦を押さえるミュートが色々入っています。使い方さっぱりなので,まずはネット検索から。

調律を自分でしようなどという大それたことは思っておりません。あれは自分では無理。でもちょっと狂った弦の調整くらいなら自分でできそうだと,以前からこのハンマーが欲しかったのです。

ピアノの鍵盤一つに,2本か3本の弦が張られています。これらの音が揃ってないと濁った音になります。これを自力で直したいわけ。

真ん中の弦の調律が正しいと仮定して,片側の一本の振動をミュートで止めます。二本同時に鳴らしてみて,うなりが出れば調整。これは意外と簡単でした。ぴたっと音を合わせたときの気持ちよさといったら。

こういう作業を少しずつ増やしていったら,いつの日か自分で調律ができるようになるでしょうか。まあ無理かな。

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クラヴィコードを初体験

友人が持っていたクラヴィコードを触らせてもらいました。この楽器自体は博物館で何度か見たことありますが,実物に触るのは初めてです。これはもちろん復元品ですが,まるで木工工芸品のような美しさです。

チェンバロが弦を爪で引っ掛けて音を出すのに比べ,これは弦を金具で叩く構造です。音は小さく,家庭用の楽器としては丁度よいのかもしれません。ピアノも弦をハンマーで叩く構造ですが,あれは弦の張力とかハンマーの威力とかケタ違いです。

鍵盤はとても軽くて,ピアノに慣れた指には超絶に弾き辛い。ずっと弾き続けてみないと慣れないっぽいです。チェンバロもピアノよりずっと軽いのですが,あれはキーを押し込んだときに,ピンと弦を弾く感触があります。その代わりチェンバロでは音の強弱はつきません。でもクラヴィコードは打鍵で強弱が付きます。

あとピアノにもチェンバロにも電子ピアノにも出来ない芸当,それはヴィブラート。ほんの少しですが,音を揺らすことができるようです。

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Shostakovich 24の前奏曲とフーガ

J.S. Bachの平均律クラヴィーア曲集にならってShostakovichが作曲したピアノ曲集「24の前奏曲とフーガ」。平均律のようにハ長調から始まって全ての調性を網羅する大規模な作品です。1951年の作曲とのことなので,つい最近じゃないかという感覚を共有してもらえるかどうかで年齢が分かります。

Bachの平均律はハ長調から始まって半音ずつ上がっていくので,3曲目の♯が7個も付く嬰ハ長調で涙目になりますが(変ニ長調で書けよ!),ショスタコの方は♯を一個ずつ増やしていく,ピアノ弾きに優しい設計。

先日ウィーンの楽譜店で楽譜を買ってきました。とりあず全曲,音だけ拾って見ましたが,初見で弾けるレベルから脳内混線起こすレベルまで,難易度様々です。大雑把に言って平均律が弾ければ何とかなるという難しさでしょうか(最難関24番を除く)。

比較的穏やかな雰囲気の曲が多いながらも,その中に厳しい緊張感が感じられます。16番や23番のフーガの響きの美しさは格別です。自分で弾いてるだけじゃこの曲の本当の良さも半減どころか1%くらいに落ちてしまいますので,早速CDを注文しました。

ところでこの楽譜,2巻合わせて8000円ほど。日本の全音でも同じ曲を出版しているようで,そちらはたったの3300円。散財してしまったかも。

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