「Music」カテゴリーアーカイブ

学生時代の手書きの楽譜を清書

学生時代,オーケストラのスコアをピアノで弾けるようにあれこれ編曲してた時期がありました。大体に於いて手が足りなくなるんですが,そこを何とか10本の指で押さえられるようにするのが腕の見せ所,というかそういう練習。

オケ曲は長いので,大概途中で飽きて止めてしまうんですが,そんな手書き楽譜がまだ幾つか残っています。その中の一枚を眺めながら,突然これちゃんと完成させたいなと思い始めました。

楽譜作成には無料のLilyPondを使います。超絶面倒なソフトですが,売り物レベルの楽譜を作成できます。取り敢えず全部音符を拾っておいて,あとで弾きにくいところ,ピアノっぽくないところは修正することにしました。

現在,曲のほぼ真ん中。冬休みには完成できるかな。

悲劇の痕跡

久しぶりに引っ張り出してきた楽譜,頭からたらたらと弾いてると衝撃的なページに遭遇。

運の悪い蚊が偶然,捲った瞬間ページの間に飛び込んだようで,そのままぺったんこ。平面ガエルならぬ平面蚊。

多分一年ぶりくらいに取り出した楽譜なので,その間にミイラ化していったようです。なーむー

ゴロヴィンの森の変な楽譜

以前話題にしたな,いつだっけと検索してみたら,なんと2006年。ゴロヴィンの森の物語 G’schichten aus dem Golowinerwaldの楽譜を引っ張り出してきてつらつら弾いていました。途中ジャズっぽくなるところは譜読みしにくかったので以前は飛ばしていたのですが,改めて全部弾いてたら,なんかすごいパーツが。

カデンツァ部分なのでテンポとか自由でいいんですが,こりゃいったいどう弾けばいいんだ。

最初の音は8分音符の長さ,それを最後32分まで加速するってことなんでしょうけど,こんなの初めて見ました。も一回最初から丁寧に見たら,他にも変な箇所あるのかも。

コロナ禍の日本帰国,せめて音を

無人実家の音響設備はほぼゼロです。もともとオーディオシステムは無かったし,残っている家電はテレビのみ。持参したパソコンとiPhoneはありますが,それじゃ音質に難ありです。

テレビの裏側にHDMIの端子を発見。変換ケーブルがあればパソコンを接続できます。近くの家電ショップで USB-C – HDMI変換ケーブルを買いました。これでパソコン内の動画やネット動画をテレビに写せます。

でも音だけ欲しいときがあります。再び家電ショップで外付けスピーカーの小さいものは無いかと見ていて,このBluetoothスピーカーを衝動買い。あまり荷物は増やしたくないのですが,この程度ならさほど邪魔にならない。スーツケースに入らなかったら,誰かにあげて帰ればいいし。

後で気付いたのですが,これ防水です。つまり風呂に持っていける。お風呂で音楽三昧,こりゃ風邪引くね。

月夜の散歩,真っ暗な音楽

次第に日常が戻って来たLos Alamos,土曜夕方町中で音楽とアートのイベントが開催され,ふらふら歩いてきました。

数カ所に分かれ,ウィンドアンサンブル,一人コンサート,ジャズ,ベリーダンスなど。ローカルな人々なので鑑賞するには少々難ありなものもありましたが,まあ楽しければ良いのです。

このオバケ黄葉街路樹を見た後,ジャズ演奏しているいつものビアパブに入りました。せっかくなので一杯やっていこうと,バーカウンターでビールを貰い,さて支払いとクレジットカードを差し出した瞬間。

停電!

ビールはあるのに,支払いができません。現金あるか?と聞かれるも,そんなもん持ち歩かない世界です。支払いはタブレット端末なので,そこだけは電池で動いていますが,ネットなければただの板。

とりあえずカードを端末に入れ,店が閉まる11時に決済するからと言われるも,支払いオープンにしたままなんて気持ち悪い。せっかくついでくれたビールですが,これ要らないからとキャンセルしました。サーブされたものをキャンセルするのは気が引けますが,こればかりは僕に責任ありません。

そのまま家に帰り,キャンドルをともしてその場しのぎ。月明かりだけが頼りの漆黒。町全体にわたるかなり大規模な停電だったようで,復旧したのは1時間半後のこと。折角の週末イベントは散々な結果となったようです。

格安不人気楽譜

楽譜棚で探しものしてたら出てきたもの。学生時代に入手したProkofievのピアノ・ソナタ第5番と小品集「束の間の幻影」の楽譜です。

プロコフィエフの没年は1953年なので買ったときまだ著作権は生きていたはずです。おまけに輸入譜なのに,随分とお安い。当時はソ連時代なので,著作権関連は曖昧だったのかもしれません。この楽譜のUSA価格はたったの$4です。

日本での定価が880円。それが赤札価格の500円。そして最終処分価格の100円。人気無くて売れ残ってたんですかね。ごっそりと買いましたよ。ピアノ協奏曲も含めて全部で5冊。もっとも彼のピアノ協奏曲第5番は超難曲として知られ,とても歯が立ちません。

ところでこの値札に書かれているのは日本楽器,そうYAMAHAです。社名がヤマハに統一されたのが1987年(昭和62年)とのこと。福岡のヤマハで買ったものですが,確かにその少し前でした。