2008/10/31 金曜日

赤ずきんちゃんを食べ終わった狼はHalloweenに出かける

カテゴリー: Dog, Miscellaneous — LiLA管理人 @ 22:01:27

Coo with a pink cap

ふっ,今年のハロウィーンのこすちうむ,これで完璧ってぇもんだ.みておくんなせえよ,このきゅーとな頭巾.越後のちりめん問屋で特別に仕立てた,そんじょそこらの安もんとは訳がちがえぇんだ.

こいつをなぁ,おい,顎の下できゅっと縛ってよ,んでもって,耳をぴ~んと立てた日にゃ,ろすあらもす八百八町,ぽめちゃんだろーがまるちゃんだろーが,振り返ること,請け合いよ.普段は気取ってやがるぷーちゃんだって,毛刈りの素肌をぽっと赤らめるにちげぇねえ.おぉっと,おいらちわっちゃんだけはお断りだよ.

んで,なんで頭巾なんだって?決まってんじゃねーかよ.仮装にはすとーりー,つまり筋っちゅうもんがしつようなわけよ.え?なに,必要だって?だから,おめ,そう言ったじゃねぇえか,今.つようったらつようなんだ.

んでだな,その筋っつうもんを通すためにはな,衣装で語らせるわけよ.ひちめんどくせー説明なんていらねぇんだよ.見ておくんなよ,この頭巾.言わなくとも,ほれ,伝わってくるだろ?

そうよ,赤頭巾ちゃんをくっちまった狼,それをこの頭巾だけで語らせようっていう寸法よ.ん,長いだって?あったりめーじゃねーか.最初にタイトル考えちまって,いったいどんだけ苦労して,ここまでひっぱってきたと思ってやがんだよ.分かったらとっとと肉でも出しやがれ.さもねえと,どアップにして笑わせるぞ.

   

2008/10/26 日曜日

カディオの計算機

カテゴリー: American Life, Miscellaneous — LiLA管理人 @ 23:50:38

CADIO Calculator

雑貨店で見つけた電卓.CASIOの計算機ならぬ,KADIOの計算機.平方根まで計算できるスグレモノ.

でもこんなんで,答え一発,出るのか,非常に疑問.

ちなみに最近,カシオミニが未来技術遺産なるものに登録されたとのニュースが流れておりましたが,そのカシオミニは6桁.これは8桁なので,遥かに高性能.嘘だというのなら,

「このカディオミニを賭けてもいい!」

ミニじゃないから…

   

2008/10/15 水曜日

他のはっぱもスキャンしてみました

カテゴリー: Miscellaneous — LiLA管理人 @ 20:53:29

8x8=64

   

2008/08/13 水曜日

異国盆

カテゴリー: Miscellaneous — LiLA管理人 @ 23:04:28

日本のお盆は、天国のご先祖様が戻ってくるんだよ。すっかり日本の習慣に疎くなってしまった子供らにそんな話をしつつ、こんな異国の土地に戻って来る先祖の霊も大変だなと。まあ黄泉の国からやって来る分には、入国審査は無いだろう。

家族皆ベッドルームへと戻り、いつものように一人キッチンで仕事を続ける。夕方広がった雲は、雨雫はもたらさぬまでも、次第に風の勢いを強め、台所の窓を時たま大きく軋ませる。やがて風が途絶え、耳鳴りがするような静寂。読んでいた資料をテーブルに投げ出し、キャビネットのウィスキーを小さめのグラスへ注いで、ふと窓を見た。

武者が一人。ずたずたになった鎧をまとい、腰には太刀をはく。兜は砕け、そこからのぞく老武者の顔に生きた証は無い。うつろな眼の向こう側はそのまま漆黒の夜に繋がっている。その姿に一瞬体全体に電流が走ったかと思うと、声が出ない。

武者が低く太い声で呟いた。「敵の将、ここにあり」。400年探し続けた敵を認めた老武者は、束に手をやるが早いか、太刀を振り上げた。そのままの姿勢で、束を窓ガラスにぶち当て、割ろうとしている。

窓に大きな衝撃が走り、壁が揺れる。一度、二度。「敵を討ち取らん」。強い声が響く。体が動かない。今にも割れそうな窓ガラスを透かして、肉の削げ落ちた老武者の顔に目が釘付けになる。再び風が強くなる。

三度目、ガラス窓が大きく振動したかと思うと、太刀がみるみる変色し、錆びて朽ちた。老武者の右腕の手甲がするりと落ち、中の肉がみるみる腐って落ちて行く。400年の年月が蘇っていく。顔の皮は乾ききって縮み、兜の下に骸骨が不気味に笑う。

下あごだけが辛うじて動く。「ついに見つけたり」。鎧がどうっと落ち、露になった腐った肉をぼとりと落とした。その瞬間、強い風を受けた足は一瞬にして白骨化したかと思うと、骨は砕け、全身がガラガラと地面に落ちた。ゴォーっという木々を駆け抜ける風。老武者の太刀、骨、鎧は砂のように砕け、強風がそれを舞い上がらせる。樹木の枝々が大きく軋み、それが無念と聞こえる。

やがて窓には町灯りが戻った。風は止み、虫の音がかしましい。外に出て窓の下を見ると、美しい金糸細工の施された古ぼけた刀の柄が落ちていた。

   

2008/08/10 日曜日

傘の話

カテゴリー: Miscellaneous — LiLA管理人 @ 22:24:11

「そろそろ会社に戻らないと…」

ネクタイを閉め直しながら呟いた。営業の途中、彼女のマンションにふらりと立ち寄り、ほんの少しの時間のつもりが、今では外は雷雨。営業中に本社から割り込まれないように携帯を切っているという言い訳は、そろそろ使えない時間である。

「そうね。寄ってくれてありがとう」
「うん、また来るね。あ、傘、あるかな。持ってないんだ」
「ええ、もちろん。あなたに特別な傘を作っておいたの」
「特別?」

hands-free unbrella

「ほら、これ。柄が無いでしょ。帽子タイプにしてみたのよ。あなたいつも営業資料を沢山持ってるから、これなら両手があくわ」
「おい、また変な物、作って…これ被って外を歩けって言うのかよ」

彼女の趣味は発明である。役に立つのか全く分からない珍品を作っては、実用新案を申請している。どうやら収入もそこそこあるらしい。彼女の気持ちを傷つけるのも嫌なので、取り敢えず被ってみた。外に出たら捨ててしまえばいい。



hands-free unbrella

「これで、どうかな?」
「ええ、素敵よ。きっと皆、振り返るわ」
(そりゃそうだろう、絶対捨ててやる)

「あ、その傘の開け閉めなんだけど、自動になってるの」
「へ〜、それはすごいね。スイッチはどこにあるんだ?」
「リモコンよ。ほら、これ」
「結局は開け閉めに手が必要だな。じゃあ、それスーツのポケットに入れといて」
「ううん、あたしがしてあげる。窓から見てるわ」
「おい…」
「うん?」
「もしかして、俺が大通りに出た瞬間、ズボッと畳むんじゃないだろうな」
「わかる?」
「…何となく」

リモコン開閉傘というだけでも必要以上に凝った仕掛けなのに、まったく何を考えてるのやら。

「じゃあ、いいよ。もう傘要らないから」
「だめよ、脱いじゃ」
「町中で笑いもんになってたまるかよ」
「このスイッチ、押すわよ」
「なんだ、それ?」
電気ショック
「つけんな! そんなもん」

   

2008/06/28 土曜日

夜、レストランでの小さな出来事

カテゴリー: American Life, Miscellaneous — LiLA管理人 @ 20:49:41

ホテルに到着したの時は10時過ぎ。面倒なので夕食は抜いてしまおうと、シャワーを浴び、ベッドに転がってテレビを見る。食欲は無いのに、疲れた体がビールを求め、その乾きが次第に強くなるばかり。仕方無くソファーに脱ぎ捨てたBrooks Brothersのストライプシャツを拾い上げ、財布をポケットに押し込んでホテルを出た。

すぐの所にあるファミレスRuby Tuesdayに入り、まずは赤ワインを注文して、メニューを眺める。深夜はメニューの種類が少なくなるらしく、ハンバーガーやシザースサラダ、ステーキのような何処にでもあるアメリカ料理しか見当たらない。ベーコンチーズバーガーを注文し、ワインをひと口飲むと、隣のテーブルの客が目に入った。

30代半ばと思われる、黒人の男女。夫婦なのか、単にデートなのか。男の方は、まるでプロレスラーかと思われる様な体つき。女の方も、負けず劣らずな体型。不思議なのは二人とも押し黙ったまま。僕がこの席に着くまえに、何か小さなドラマが繰り広げられ、まるでその嵐が雑草の一本一本までをなぎ倒してしまったかのような沈黙。

男の前には、半分程残ったビールのグラス。男はテーブルに軽く乗せた右腕を凝視し、口を固く閉じ、女の言葉を全て拒絶している。向いの女は、まるで男と目を合わせるのを避けるように、あるいはそれが自分の仕事であるように、一人黙々と料理を口に運んでいる。

僕の料理がサーブされるまでの10分程、隣のテーブルの極度な緊張感が、辺りの空気まで重く曇ったものへと変えて行く。男は不機嫌な表情を顔に刻んだまま全く動かず、女はフォークの上下を繰り返す。もしかすると、何か動きがあるのか。突然、大きな声で口論が始まるのではないか。見るつもりはなくとも、二人が気になる。

やがて女は料理を平らげ、ウェイターが請求書をテーブルに置く。凍り付いた静寂に小さな亀裂が入る。何か起こるのか。

その瞬間、男の頭が一瞬がくっと落ち、驚いたように顔を上げ、ウェイターと目を合わせる。

眠ってたんかい!

男は笑って支払いを済ませ、女と連れ立ってレストランを去っていった。

   

2008/04/01 火曜日

人騒がせなApril Fool

カテゴリー: American Life, Miscellaneous — LiLA管理人 @ 20:51:50

毎年,今年のApril Foolネタは何にしようかと,密かに狙っているのですが,今年はまんまと騙されてしまいました.Joke好きな国民のこと,朝からあちこちで笑えるジョークにあふれていました.それでちょっと油断したのが敗因.

例えば仕事前に立ち寄るSeattle’s Best Coffee.ラテの値段が安くなっています.なんか変だなと思ったら,全部ユーロ表示.わざわざ今日のために値段表を偽造するほどの凝りよう.こういう無駄な努力で人を楽しませてくれる姿勢,好きですね.

4月で,ここに着任して丁度5年です.身分証更新のために,人事課へ.「身分証の有効期限が切れたんだけど…」と言うと,

「更新しますね.あなたの職員番号は?」
「123456です」
「あれ,おかしいわね,その職員は昨年事故で亡くなってるわよ

あのなぁ...それは面白くない.

まあ,こういうのは可愛いもの.事件は夕方起こりました.帰宅途中,切らしていたウィスキーを買いに立ち寄ったスーパーマーケット.支払いを済ませ,出口に向かうと,突然,盗難予防のけたたましいブザー

どこかで万引きでもあったのかと後ろを振り返ると,周りの客が一斉にこちらを見つめています.え?!一瞬,買ったばかりのウィスキーの瓶を見る.盗難防止タグを外し忘れたのか.

警報は全く止まらず,ビーーーーーーっという耳をつんざく音に,さらに人が集まってくる.その中に警官の姿.

おい,ちょっと待ってよ.あわてて買った証拠のレシートを探す.確かクレジットカードと一緒に免許証入れに入れたはず.いや,ジャケットのポケットか?警官が近づく.辺りの冷ややかな目.

さっきレジで支払いを済ませたばかりなんだから,レジのおばさんが証人になってくれるはず.そう強気になるも,歩み寄る警官に,顔は引き攣った笑い.ポリスはにやりと笑いながら,僕の傍らに立ち…

手元のスイッチで警報を止めて一言.

Have a nice evening !

一斉に周りの客が大爆笑.

あーっひっかかった!考えてみれば不自然です.警報が鳴って即,警官が現れるなんて.

 

 

なーんつって,こんな事がもし本当にあったらジョークじゃ済まされませんよね.

2006年ネタ
2007年ネタと,その種明かし

   
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