「Language」カテゴリーアーカイブ

ヴ難に発音しておこう

地名の表記に「ヴ」を使わなくなるというニュースを見ました。ヴェネツィアはベネチア,ヴァンクーヴァーはバンクーバー,ヴァージニア州はバージニア。バンクーバーあたりは「うに点々」より普通かも。

「風の谷のナウシカ」にヴ王ってのが出てきますが,あれをブ王に書き換えると,なんだかブサイクなイメージ。

確かに地名のカタカナ表記って難しく,僕はもっぱらアルファベット表記を使います。それでも英語綴と現地語綴が異なる場合も多くて困ります。典型的なのがViennaとWien。

ヴィエンナは英語ですが,ウィーンは言ってみりゃドイツ語表記を英語読みしたようなもの。普通に書くとヴィーン。もしヴを使わないとなると,ビーンで,豆?ってなっちゃう。

逆にWを含む日本の固有名詞は,ドイツ系の人にヴになりがちです。川崎のバイクなんて,きっとカヴァサ〜キでしょう。お互い様ってことで。



Facebooktwittergoogle_plustumblrmailFacebooktwittergoogle_plustumblrmail

ドライフルーツ,ウェット練習

どうもこの手の写真を撮るのが下手っぴです。もっと美味しそうに撮影できたらいいんですが,テーブルの上に置いてiPhoneでピッと撮るだけですからねえ。

ドライフルーツなんて昔はレーズンくらいしか意識してなかったのですが,まあ色々とあること。こちらはドライマンゴー。見た目,数の子みたいですけど。

オレンジを輪切りにしたのも好きなんですが,あれって一袋食べてもミカン一個分くらいだし,ちょっと割高感あります。あとミックスナッツの中にたま〜に入ってるドライジンジャー,ついついあれだけ選り分けて食べたり。

ところでdryという単語は乾燥という意味の他に辛口があるのは,某ビール名ですっかり広まりました。でもちょっと変わった用法に dry run というのがあります。予行演習みたいな意味ですが,ドライと付くようになったのは,一説では昔,消防会社が「水なし」でコンテストしたからとか。当然,水ありは wet runとなります。

でもウェットランってまず聞きません。全く無い訳ではないようですが,本番という意味ともちょっと違う。実際に「モノ」使った演習って状況が限られますね。

学生の学会発表練習を内輪でやるのはドライランですが,会議室にサクラを大量に入れて練習するのがウェットランでしょうか。テレビ局だったら,台本もってやるだけがドライランで,カメリハ(?)がウェットなのかな。一人夜中にプロポーズの言葉を練習するのがドライランで,彼女を前に立たせて「これ練習なんだからね」とプロポーズするのがウェットラン。その場で振られそうです。

Facebooktwittergoogle_plustumblrmailFacebooktwittergoogle_plustumblrmail

大量にみすぼらしい英単語

今日は3月14日のπ day。だからと言って3.14159265358979323846… を元にネタを考えてるわけではありません。ほんとは考えてたんだけど。

先日英文メールを書いていて,「見た目あんまり良くないんだけど」という意味で shabby と書いたんですが,本来はどっちかというと服装がよれよれとか,古い建物とかのイメージの単語です。

不思議なことに「みすぼらしい」という意味の英単語は大量にあります。言語は文化を表す。表現が多いというのは,英語はみすぼらしさに特別な感情でもあるのか。

口語ですが,cheesy とか ratty があります。「ネズミっぽい」はともかく,チーズっぽいのは安っぽいという意味。

seedy,直訳は「種が多い」ですが,これも何故か,みすぼらしい。どっちかというと「あやしげな」のほうかも。

ぼろぼろの意味では ragged をよく見かけます。頭ぼさぼさもこれ。他にも,scruffy, poky, tatty, mangy, dowdy … などなど。

それにしても,種がどうして「怪しげ」になるのか,その繋がりが分かりません。seedyっていうとザクロをイメージするんですが。

Facebooktwittergoogle_plustumblrmailFacebooktwittergoogle_plustumblrmail

いつもの連中

The Usual Suspectsという最後どんでん返しの映画があります。邦題もそのままユージュアル・サスペクツだったようですが,実際に日本語で言うと何になるかなと気になりました。別に映画の話をしていた訳ではなく,単にこの単語が仕事上の会話で出てきたから。

普通の意味は「思い当たる連中」。いつものやつらとかそんな感じ。映画の中では,いつもの容疑者みたいな意味で使われています。

なんかすっきりした和訳がないかなあと,あれこれ辞書をみていて,おぉ!と膝をぽんと叩きたくなるものを見つけました。

ふだつき

膝,叩いたことありませんけど。

札が付いてるのは,大体悪い方の評判です。良い方は折り紙付き。折り鶴がくっついてるわけではなく,こちらは鑑定書付き。

Facebooktwittergoogle_plustumblrmailFacebooktwittergoogle_plustumblrmail

句読点に変化あり

今年に入って日本語の書き方を少々変えました。それは句読点。今までは「.」と「,」を使っていたのを,読点はそのまま,句点を「。」へ変更。特に深い意味はありません。たまたま依頼されていた日本語原稿の書式がそうなっており,いちいちパソコンの入力設定を変更したり,書き上がった文書を一括変換するのが面倒で,ついに趣旨替えしたということ。

横書き日本語の場合,句読点をどうするかは編集次第だと思うのですが,「.,」の組み合わせ,つまり英語風の受けはあまりよろしくないっぽい。区別がつきにくいせいですかね。

ブログを書くこと以外,日本語の長い作文をすることは滅多にありません。極稀に,何かの記事を依頼される程度です。存在を忘れ去られてしまわないためにも,時々日本語記事を書いておいたほうがよさそうです。「日本語,ちょっと変になってきましたね」と言われる前に。

Facebooktwittergoogle_plustumblrmailFacebooktwittergoogle_plustumblrmail

いらいらの種の論文

フランス人の書いた論文原稿を読んでいると,ちょっと珍しい英単語が出てきました.

vex

自分の英語人生でこの単語が実際に使われているのを見たのは初めてです.調べてみると,少々古い表現で,次第に使われなくなっているらしい.

単語そのものは知っていました.それはVexationsヴェクサシオンというフランス語の単語.意味は「癪の種」.Erik Satieのピアノ曲,1分ほどの短い曲なのに,それを840回繰り返せという指示のある,変な曲です.

vexは,おそらくは現Frenchで普通に使われている単語なのかもしれません.でもあんまし一般的な単語じゃないので,annoyに書き直しとき,と伝えておきました.

そしてその後,サティのヴェクサシオンがずっと頭の中で鳴り続けております.あの論文を読んだばっかりに...そろそろ800回.あと40回か...

Facebooktwittergoogle_plustumblrmailFacebooktwittergoogle_plustumblrmail