「Language」カテゴリーアーカイブ

謎の言語で英会話

夏場,ここの職場に滞在する訪問客が増えます。夏休みに集中的に仕事する大学関係の研究者や学生がやってきて,駐車スペースの取り合いになるのがこの季節。夏でも涼しいというのも,人を引き付ける理由かもしれません。あちこちの州のナンバープレートが駐車場に並びます。

国内のみならず,海外からの訪問者も増えます。建物内で迷子になる人もおり,先日も突然僕のオフィスに見知らぬ人が入ってきたかと思うと,中国語っぽい英語で,

Dr.○○の部屋はどこ?

同じ部門の人らしいのですが,さすがに他分野の人は知りません。専門分野を聞いて,それならあっちの建物に入って聞いてみ,と伝えました。よくよく考えたら,その名前でディレクトリ検索すりゃ,建物とオフィス番号は分かったんですけどね。

さて夕方,駐車場へと歩いて戻っていたときのこと。すぐ隣を歩く数人は,どうやら学生グループらしい。なんやら話しているのですが,全く聞き覚えのない言語です。

何語だろうと気になり,ついつい耳をそばだてるのですが,分かりません。フランス,イタリア,ドイツ,スペイン,ロシア,そういうのなら分かるのですが,全く違うっぽい。聴覚感度を最大限に上げ,一番良く喋ってる女の子の声に注目,いや注耳したら,

あれ? 何喋ってるのか,なんとなく分かる。

知ってる言語? いや,これは …

英語だ!

すんげえなまった英語でした。何訛りとかそんなんじゃなくて,多分元々そんな喋り方。彼女が一人ずっと喋ってる理由が分かりました。おそらく他の学生ら,彼女の会話を理解してない。

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湯の輪

通勤バスに乗っていたときのこと。おばちゃんがずっと運転手と雑談しております。おばちゃんが一方的に喋り続けていると言ったほうが正確ですが,彼女,言葉の最初に必ず,

You know what

You know what I mean

をくっつけるのです。これ,かなりイライラします。運転手が苛ついて事故でも起こさないかと,そっちも心配。

You know what. あまり深い意味はありません。「ねえねえ」「あのさあ」「知ってる?」「ねえ聞いて」

You know what I mean. こっちは「ねえ,わかる?」これまた深い意味はありません。でもこんなのが続くと。

You know what. You know what I mean. You know what. You know what I mean. You know what. You know what I mean. You know what. You know what I mean. You know what. You know what I mean. You know what. You know what I mean. …

わかった,わかったよ。わかればいいんだろ!

切れそうになります。

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文章を読むパズル

めちゃ暑い日本から戻ってきたと思ったら,こちらはまだコタツ現役でした。昨日夕方はみぞれ混じりの雨。でもこのまま夏は来ないのかと油断してると,一週間後は冷房ほしいとかなったりします。

さて天気とは関係なくて,英作文の話。

英語が母語でない某アジア国から送ってもらったMS-Word原稿を,別の形式に変換しています。本文そのものはコピペするだけだから簡単作業だと思っていたのが運の尽き。

コピペした文章がちゃんとしたフォーマットになってるか,確認するわけです。見てくれは問題無いのですが,唐突に気になり始めるのは英文そのもの。

単数形,複数形,動詞の変化,そういう基本はいいんです。冠詞に関しては思う所あるとは言え,文法そのものに間違いは無い。でもイライラっとするのが文章そのもの。

言いたいことは何となく分かる。でもそういう表現はしない。そんな単語も使わない。そんな文章は,なるべく普通っぽく聞こえる英文に書き換えました。

問題は,言いたいことが分からない文章。身近な同僚なら,その部屋行って意味を聞けますが,地球の反対側じゃそうも行かない。考えに考え抜き,さらに前後の文章も統合的に検討し,

あ,わかった!

なるほど,そういう意味だったのか。まるでパズルを解いたような小達成感ですが,さてこれを書き直すとなると,

はぁ〜〜どないしょ

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ヴ難に発音しておこう

地名の表記に「ヴ」を使わなくなるというニュースを見ました。ヴェネツィアはベネチア,ヴァンクーヴァーはバンクーバー,ヴァージニア州はバージニア。バンクーバーあたりは「うに点々」より普通かも。

「風の谷のナウシカ」にヴ王ってのが出てきますが,あれをブ王に書き換えると,なんだかブサイクなイメージ。

確かに地名のカタカナ表記って難しく,僕はもっぱらアルファベット表記を使います。それでも英語綴と現地語綴が異なる場合も多くて困ります。典型的なのがViennaとWien。

ヴィエンナは英語ですが,ウィーンは言ってみりゃドイツ語表記を英語読みしたようなもの。普通に書くとヴィーン。もしヴを使わないとなると,ビーンで,豆?ってなっちゃう。

逆にWを含む日本の固有名詞は,ドイツ系の人にヴになりがちです。川崎のバイクなんて,きっとカヴァサ〜キでしょう。お互い様ってことで。



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ドライフルーツ,ウェット練習

どうもこの手の写真を撮るのが下手っぴです。もっと美味しそうに撮影できたらいいんですが,テーブルの上に置いてiPhoneでピッと撮るだけですからねえ。

ドライフルーツなんて昔はレーズンくらいしか意識してなかったのですが,まあ色々とあること。こちらはドライマンゴー。見た目,数の子みたいですけど。

オレンジを輪切りにしたのも好きなんですが,あれって一袋食べてもミカン一個分くらいだし,ちょっと割高感あります。あとミックスナッツの中にたま〜に入ってるドライジンジャー,ついついあれだけ選り分けて食べたり。

ところでdryという単語は乾燥という意味の他に辛口があるのは,某ビール名ですっかり広まりました。でもちょっと変わった用法に dry run というのがあります。予行演習みたいな意味ですが,ドライと付くようになったのは,一説では昔,消防会社が「水なし」でコンテストしたからとか。当然,水ありは wet runとなります。

でもウェットランってまず聞きません。全く無い訳ではないようですが,本番という意味ともちょっと違う。実際に「モノ」使った演習って状況が限られますね。

学生の学会発表練習を内輪でやるのはドライランですが,会議室にサクラを大量に入れて練習するのがウェットランでしょうか。テレビ局だったら,台本もってやるだけがドライランで,カメリハ(?)がウェットなのかな。一人夜中にプロポーズの言葉を練習するのがドライランで,彼女を前に立たせて「これ練習なんだからね」とプロポーズするのがウェットラン。その場で振られそうです。

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大量にみすぼらしい英単語

今日は3月14日のπ day。だからと言って3.14159265358979323846… を元にネタを考えてるわけではありません。ほんとは考えてたんだけど。

先日英文メールを書いていて,「見た目あんまり良くないんだけど」という意味で shabby と書いたんですが,本来はどっちかというと服装がよれよれとか,古い建物とかのイメージの単語です。

不思議なことに「みすぼらしい」という意味の英単語は大量にあります。言語は文化を表す。表現が多いというのは,英語はみすぼらしさに特別な感情でもあるのか。

口語ですが,cheesy とか ratty があります。「ネズミっぽい」はともかく,チーズっぽいのは安っぽいという意味。

seedy,直訳は「種が多い」ですが,これも何故か,みすぼらしい。どっちかというと「あやしげな」のほうかも。

ぼろぼろの意味では ragged をよく見かけます。頭ぼさぼさもこれ。他にも,scruffy, poky, tatty, mangy, dowdy … などなど。

それにしても,種がどうして「怪しげ」になるのか,その繋がりが分かりません。seedyっていうとザクロをイメージするんですが。

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