「Language」カテゴリーアーカイブ

いじられキャラの先は長い

原稿の修正があったら次回ミーティング2月9日までに連絡して欲しいというメール。

もう3月ですよ。そりゃ3月9日と書きたかったというのは分かります。でもちょっと悪戯心が芽生えて,

「11ヶ月間も待ってくれるんだ〜」

と返事し,それが全メール送信先へとコピーされました。そしたら,一人が

「いや違う,あれは9月2日という意味だ。つまり6ヶ月しか猶予がない!」

というポーランド人のツッコミ。これはちょっと説明が必要です。日本やアメリカだと,日付の書き方はMonth/Day/Year,つまり今日は 03/01/2021。でもヨーロッパだと日付を先に書くのが普通なのです。なので,01/03/2021。

確かにメール送信者はウィーン出身。そういう解釈もないことは無い。でも原稿修正ごときに半年は待ちません。ちょっとしたタイプミスでみんなからいじられまくるというのは,ここではよくあること。

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まだあった変なアクセント記号

アルファベットってたったの26個,ひらがな・カタカナ・漢字あまたの日本語に比べれば簡単なものです。そう思っていた私がおりました。

アルファベットの鬼門,それはアクセント記号。

ドイツ語のウムラウトUmlaut,フランス語のヒゲ,セディーユCedille,そういうのはちょこちょこと使うので,どうやって出力するのかはすぐに分かります。でも諸国の個人名に出てくる変な記号は,もう斎藤とか渡辺の変異体組み合わせの世界。

今日も不思議な文字に遭遇しました。aの下にセディーユみたいなヒゲ。なんだこれ?

おそらくは東欧の名前の一部,ポーランドとあたりを付け,ポーランド人の友人に「この記号,どうやって出力するの?」と聞いたところ,

「ああ,それは難しいんだ。あーしてこーして...でもしダメだったら,

ポーランド語キーボードをMacにインストールして...」

それは解決になってるのか?

調べてみると,これはオゴネク,ポーランド鉤と呼ばれてるそうな。それが分かったところで出力できないんですけど。

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それは参加者次第

国際会議を主催しようとしている知り合いから,ちょっとした問い合わせ。報文集の英文校正を業者に丸投げしようと計画しているらしく,じゃあ参加者から集めた論文の英語レベルってどれくらいなのかと。

僕が過去何度か報文集編集と校閲やったのを知って,その経験値を知りたいそうです。でもこれはもうほんとに参加者次第。おまけに国民性みたいなものも見えてきます。

アメリカからの参加者の論文は,そりゃ英語の問題はほぼなく(ゼロではない),もっぱら書式のチェックのみ。ヨーロッパも大体似たようなもの。時々computer literacyがちょっと弱いかなっていうものも。これなんて訳すんでしょ。パソコンを使いこなす文書作成能力?

そして問題は,それ以外の国々。ちなみに日本はそんなに悪くないです。日本の中高校で習う独特の言い回しが頻出したり,やたらと受動態になってたりしますけど。

そして,まあ何処とは言いませんが,そっちの方々の原稿が現れると「はぁ〜」となります。基本的な英文法すらチェックせずに投稿してきてたり。英語が不安なら同僚に見せるなりすればいいのに,そういう習慣はないようです。

さて,ヨーロッパとアジアからの原稿で共通して困ることが一つ。

それはA4サイズ。こっちは暗黙ルールでLetterサイズを使いますので,縦サイズが微妙に短くなってしまうことがあります。まあしゃあない。

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履歴書に書かれてないこと

夏季実習をそこでできないかと,事務からその学生の履歴書が送られてきました。勿論日本で見かける定形履歴書なんかではなく,自由な形式のCV, curriculum vitaeです。日本のものと決定的に違うのは,性別と年齢が書かれていません。年齢のほうは,学生さんということで想像。性別の方も名前から。

別に性別を知る必要は無いのですが,困ったのがこちらから事務への問い合わせメール。この学生のことを,Sheと書くのかHeなのか,取り敢えずどっちか選ぶ必要があります。

今回は名前から間違いなく女性だと思ったので,sheと書いていたのですが,どっちつかずの場合は,She/Heとか,(S)heとか書かざるを得ず,なんか収まりが悪い。this personとかstudentと書く手もありますが,これもなんだかちょっとねえ。

ドイツ語だとstudentでも逃げ切れません。der Studentだと男子学生,die Stduentinだと女子学生。男子学生が複数人いると,die Studenten,女学生だと dir Studentinnen。じゃあ男女学生だとどうなるんだろう。というか,学生一人の件で,なにを悩んでるんだろう。

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Preferenceは特にありません

Preference,あるいはカタカナでプリファレンスという単語を知ったのは昔のMacintoshだったかも。受験英単語には無いですよね,多分。ちなみに動詞の prefer は高校生で習ったと思います。 prefer A to B という構文で,BよりAが好きというので,AとBがひっくり返っちゃうとか。

そんな単語に今日は2回遭遇しました。preference,好み,嗜好,優先,まあそんな意味ですが,

Do you have any preference … ?

というのが仕事関連メールに紛れ込んでいたのです。

いや別にどっちでもいいけど( no preference),と返事したものの,わざわざ聞いてくるというのは,後で僕に叱られるとでも思ったんでしょうか。そんな怖い人じゃないのに。

そんな返事すら面倒くさいときは,一言,

Whatever

これでOK。「どっちでも〜」な意味。こういう返事を何度か繰り返してたら,そのうち何も聞かれなくなるはず。こうやって友達を失っていくのです。

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同意の反論の反撃の技術

I fully agree with you

こんな言葉が返ってきたからと言って,相手を納得させることができたとは思ってはいけません。その後,確実に正反対なことを言い始めます。

I totally agree with you とか You are absolutely right とか,ほんとはそんな気なんてさらっさらないのに,ちらりと油断させておいて,相手を丸め込もうという常套手段です。

会議中,極稀に議論がヒートアップしてくると,この技を出す手合いが必ずいるのです。最初のころは「へぇ,ちゃんと相手のことも理解してるんじゃん」と感心したものですが,なんのなんの。全く聞いちゃいないです。

もちろん,喧嘩の寸止め技術と言えないこともないのですが,議論勝負でのテクニックですよねえ。日本の会議でも,こんなのあるんでしょうか。

いや,あなたの仰ることはごもっとも!

とか言われると,返って馬鹿にされた気分になりそうですけど。

ちなみに僕はこんな回りくどいことはしません。ごく普通に,

それ,違うよ

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