
つい最近まで冬景色だったのに,もう新芽が青空へと伸びていました。いや枝垂れてるけど,まあそこは比喩ということで。



街路樹の花も開き始め,午後の散歩に色を添えてくれます。
ワクチンの接種率が次第に高くなってきたこちらでは,春の訪れも相まってコロナ終わった感が広がってるようです。でもまだまだ油断なりません。もうちょっとの辛抱。








僕のCDコレクションで少々偏ってるのがバロック音楽。もちろんJ.S. Bachは大量にありますが,それ以外はどーんとボックス買いが幾つか。真面目に勉強する気にならないので,とりあえず集めとこう,みたいな。
そんなバロックシリーズの中で,まあまあ聴くものがあります。Arcangelo Corelliの12曲のコンチェルト・グロッソ。この作曲家,カタカナで書くのが面倒なのですが,コレッリとか,コレルリとか。
全12曲と聞くと大量のCDのように聞こえますが,実は2枚あれば全部入ってしまう長さ,つまり全部聴いても2時間程度です。これが仕事のBGMに丁度よいのです。
音楽も流麗にさらさらと流れていき,言っちゃ悪いけどあまり耳に残らない。Vivaldiなんかは時々耳に刺さってきます。
そして耳に残らないまま,気づいたら2時間。仕事も一区切りで休憩タイムです。未だにどんなメロディーだったのか全く覚えてません。コレッリさんには失礼ですが,完璧なBGMだと思います。Bachさんだったらこうはいかない。
あまり付き合いの無い出版社から論文査読依頼がきました。普段なら,いま忙しいからとか理由を付けてお断りすることが多いのですが,今回は引き受けることに。
最近は何でもオンラインなので,Web上での作業です。昨晩レポートをパソコン上で書き上げ,一晩寝かした後に再度推敲し,今朝出版社のサイトの自分のアカウントにログインしてコピペ,送信ボタンぽちっ。さて終了と思ったら,そこで表示された画面に「なんだこれ」。
過去の自分の査読結果一覧が表示されているのです。付き合い薄い出版社なのでほんの数件ですが,その査読判定結果が軒並みReject。
そこまで厳しく査読した覚えがないので,一瞬なんかの間違いかと思いましたよ。そもそもそこに表示された論文原稿タイトル,全く覚えがありません。
自分ってこんなに酷い奴だったんだと,改めて自分が書いた過去のレポートを読み返し,微かな記憶が蘇ってきました。確かにどれもこれも問題ある論文ばかり。なんでこんなのばっかりが自分に回ってくるんだと。確かそれでお断りすることが多くなったんだけ。
3月中は高齢者優先だったコロナワクチン接種ですが,今月に入って一気に他の年代にも広がってきました。自分の職場から突然のテキストメッセージ
「4/6に予防接種しに来れるか」
OKで返事しておいたら,その数時間後,
「4/7に予防接種しに来れるか」
6日はなんか都合悪くなったのかなと,これもOKしておきました。そうするとどうなるか。
はい,予約2回になっちゃいましたよ。なんていい加減なんだ。おまけに6日はModerna,7日はPfizer,って選んでいいんかい。案の定,すぐに「予約重複してました」のメール。いい加減なもんです。
さて本日予防接種に行ってきました。車に乗ったまま,腕にぷすっ。そのまま駐車スペースで15分待機して,何もなければ無罪放免。COVID19テストのときと全く同じ,流れ作業です。
一回完了カードをもらいました。次回は4週間後。終わったら同僚とビール飲みに行こうと約束したところです。
こんなに長期間在宅ワークばかりが続いていると,日々の出来事も限られてきます。同僚らと定例のオンライン会議をやる以外は,黙々とパソコン仕事。夕方,こった体をほぐすべく,1時間ほど外出。そんだけ。
今日も午後から定例会を一つこなしました。他部門のグループとの会合なので,ほんのちょっとですが新鮮味もあります。あちら主催なので,お客さんモードで居られるのもいい(なんて書いてええんかな)
会議終盤,進行係が突然
「用事あるから,あとは勝手にやっててね」
と消え去りました。残りメンバーだけで適当にやるとは一体どういうことなのか。何か喋らないといけないのか。話題無いなら会議を抜けてもいいのか。
......
10秒ほど全員が沈黙。誰かがアクションを起こすまで,じっと空気を読んでる姿が目に浮かびます。
えっと,会議,終わってもいいんだよね。
ようやく僕が口を開くと,堰を切ったように See you next time! と雲散霧消していきました。やっぱみんな早く終わりたかったんだ。
ふと気づいたらもう4月,カレンダーに「今日はピアノ調律の日」と出ているので,はて,前回調律してもう1年もたったっけな。
いやそんなはずはありません。一年前の今日は日本からの帰国直後で,まだ自主隔離の自宅謹慎。調律どころじゃなかったです。
ピアノのAの音のピッチ440Hzなので,[A]prilの4月4日。ちょっとこじつけっぽいけど,他の楽器はもうちょっと高めにチューニングするのでピアノ専門の日となるっぽいです。うちのピアノも高音部分ちょっと気になる音があるので,そろそろやるか。自己流で。
毎日毎日,呆れるほどなんたらの日が制定しております。どうせならいっそのこと「なんでもない日」もあればいいのにと思って,これはすでに不思議の国のアリスで制定済みだったことを思い出しました。
誕生日は1年に一度,でもなんでもない日unbirthday は1年に364日。アンバースデーならティーパーティー開いてお祝いしても良さそうですが,問題は一体だれがこれを「なんでも無い日」と訳したのか。
と調べてみたら,なんとこれは不思議の国のアリスでは無くて,鏡の国のアリスに出てくるものを,ディズニーが不思議の国で採用したらしい。世の中,まだまだ知らないことがたくさんあります。