海外旅行に不慣れな頃,ガイドブックに書かれている「海外ではスリやひったくりが多いので,貴重品は肌身離さず」という文章に恐れおののき,現金は持ち歩かず,パスポートと現金と航空券を布袋に入れて下着の内側に隠していたものです.ちなみにこれをやると,布袋が汗で匂って来ます.
いや実際危険なのは事実なのですが,慣れてくると段々と横着になります.トラベラーズチェックなんて面倒,カードがあれば何とかなるさ.しかもそのカードは,無防備にポケットの財布に突っ込まれてたり.さすがに現金は少なめにしておりますが.
そんな油断に油を注ぐ,じゃない,えっと油断を…何だっけ.とにかく冷や水を浴びせられるような話を幾つか聞きました.全てヨーロッパでの出来事.
まずはフランスのホテル.友人のノートパソコンの盗難被害.部屋に置いていたのを,誰かが持ち去ったんだとか.金額的な損害よりも,仕事上のデータが全て失われたという精神的ダメージが甚大だったもよう.
イタリアにて.友人のクレジットカードが停止されたそうです.イタリア入国直後に,泥棒から限度額一杯までそのカードの名義で買い物をされたらしい.それも,遥か彼方のスペインで.どこで番号が盗まれたのか,未だに不明.
普通,カードで買い物するとレシートのカード番号欄はXXXXXXと伏字になっています.でもヨーロッパではそのまま番号が書かれていることがあるので,迂闊にレシートを捨てられません.
自分がまだ学生で,ヨーロッパを貧乏旅行していた時の事.宿泊は勿論ユースホステルです.ドミトリには,中国人旅行者一人とアメリカ人が二人.ちなみにこの二人のアメリカ人,ベッドを共有してました(言わなくてもそれが何を意味するかは分かると思いますが).
早めにシャワーも済ませてベッドで寝ていたのに,外の騒ぎで目が覚めました.中国人旅行者の財布とパスポートが盗まれたとのこと.シャワーを浴びている時,ベッドに放置していたらしい.
深夜,警察から事情聴取.同じ部屋に居た者としては,立派な容疑者であります.寝てたので,アリバイも無いし.
でも,あのゲイの二人(あ,言っちゃったよ)が,しきりに僕のことを庇ってくれました.僕は知らなかったんだけど,部屋には第三の男が居たんだと.身包みはがされた中国人旅行者,お気の毒なことに今後の旅程を全てキャンセルして,パスポート再発行のために大使館へと向かうんだとか.








シアトルのフィッシャーマンズマーケット近くの駐車場で日本への復路分のエアーチケット入ったスーツケースを盗まれました。新しいチケットはスッチーの友達がAMEX GOLDでお詫びに購入してくれ、帰国の際は、空の新スーツケースだけで身軽に帰国出来ました。
香港でプロのスリに遭いました.肩からお腹の前にかけていたハンドバックの中から赤系のポーチを抜かれました。実は、プロのスリは抜き違いをしていたのでした。香港では、赤は縁起もので赤系の財布が多いんですね、粗品で貰った赤の化粧ポーチ(中身はティッシュとハンカチ)、財布は黒色。円換算すると現金約10万円と財布だけで3万円近くしました。不幸中の幸いでした。
第三の男とは、じつはゲイ君の一人を追ってきた元彼です。
三角関係のとばっちりを食ったのが中国人君。
何しろ元彼はアジア系の密入国者でしたから
もっけの幸いとパスポートをネコババして消えたんです。
もちろん、並木道をまっすぐ前を向いて去っていったのです。
(ここでチターのBGMがチャンチャチャンチャチャチャーン♪)
私も最初の頃はアメリカの暴力映画の見すぎで、毎日びびりながらパスポートとトラベラーズチェックと全財産を服の下に例のウエストポーチみたいな奴で隠していましたが、同僚にロスアラモスは安全だから家に置いときゃ大丈夫なのにと笑われました。
知り合いには鍵かけない人もいたしな。15年も前の話ですけども。
ロスアラモスで一番ビビったのは民家の庭に熊が出没の新聞記事を読んだときですかね。
ニューメキシコ出張中は、『コードの付いた財布ケース』に財布を入れて、ジーンズのポケットに入れておきます。スリや引ったくりもそうですが、落し物・紛失の予防にもなって便利です。出し入れがチョット面倒ですが・・・
ホテルの部屋を出る時は、荷物全てを固定家具にワイヤーで縛り付けています。念には念を入れて・・・苦笑
ところで、ロス・アラモスでは、5日(日)未明に停電がありませんでしたか?サンタフェでは、4時間に及ぶ大停電!もちろん、初の経験でしたよ。
密かに楽しみにしていたABQのバルーン・フィエスタも、その日は全てのイベントが中止で、とても残念でした・・・
ひゃぁ~ やっぱり何か怖いです。
でも、日本でもだんだんそうなりつつあるかも。
未だに、例えばファミレスのバイキング料理を取りに席を立つときなど、
平気で席にバッグを置き去りにする人を多く見ますが、あれなんぞ
狙っている人にとっては美味しいでしょうね~
カードは陰でササッと何やら操作して偽造したりもするそうで、
カードの行方から目を離すなと聞いてます。でも、デパートなんかだと
店員さんがどこか売り場とは全然違う場所に持っていって会計を済ませて
くることもありますよね。ついていくわけにもいかずどーすればいいんだ、
って思います。この頃では、サインじゃなくて暗証番号を打ち込む方式が
増えてきていますが。
フランスでのご友人、イタリアでのご友人、ドミトリの中国人
みな気の毒ですね。自分が海外でそんな被害者になったら、
どうしていいやら頭真っ白で何も考えられなくなりそうです。
いたずらリスさん,それって災難だったのか転じて福となすだったのか.航空券以外も盗まれたんですから,やっぱり災難ですよね.今なら航空券を持ち歩くことが無いので便利です.昔の数枚つづりのチケット,持ち歩くには不便なサイズでしたね.
んで,香港ではスリですか.ふむふむ,連中は赤を狙うんですね.これは貴重な情報を.香港に行くことがあったら,絶対に赤い財布をデコイとして持ち歩きます(狙われてどうする).これまた不幸中の幸いでよかったです.
Chieさん,今,頭の中を「ちゃらららら~,らら~,ちゃちゃん!」がぐるぐる回って止まりません.どーしてくれるんですか.
そういえば,あのウィーンのプラターって所にある観覧車,一度だけ乗ったことがあります.アジア系密入国者,観覧車の中で悪について語るんですね.「牛乳をだな,水で薄めて,白く着色して...」って,しゃれにならーん.
Rockyさん,アメリカってそういうイメージですよね.実際,そういう場所もありますし.ABQあたりだと,商店の窓に鉄格子が入っていて,やっぱり物騒なんだなと感じます.ここでは全く心配ありませんけどね.今の家を買ったとき,前オーナーに「ドアの鍵は」と聞いたら,「鍵,使わないからなぁ,どこかなぁ」でした.
熊さんは,以前,すぐ近所の家に入って騒動になりましたね.うちの前庭にも,熊の「落し物」があったことがあります.
ベアトラックさん,やはりお仕事上,保安は重要ですもんね.ここでスリの話はあまり聞かないのですが,やっぱりあるとすれば,身に危険の及ぶ強盗でしょうか.ニューメキシコにもそれなりにやばい地域はあるそうですし.
停電,ここでは無かったですよ.この時期にサンタフェで4時間もということは,送電線系のトラブルでしょうか.こちらでよくあるのは落雷による停電ですね.ABQまでも影響があったとなると,逆になぜここが大丈夫だったのか,気になります.
ポージィさん,たまに帰国すると,やっぱり日本は安全だなとつくづく思いますよ.確かに物騒な事件が世間を騒がせていますが.でもですねー,アメリカくらいになると少々の事件ではニュースにならないという根本的な問題も.
旅行で東京に来ていたアメリカ人は,地下鉄の中で人が寝ているのを見て驚いていました.
カードもさることながら,今,日本では何でも携帯でやっちゃうじゃないですか.あれって不安は無いんでしょうか.落としたり置き忘れたりしたら,何にもできなくなりそうです.
追加事項。
オレゴンでレンタカーした車の車輪1個が盗まれまちた。一番安い車だったので、少々びっくり。でも保険はフルでかけているし自分の車ではないので結構極楽とんぼ状態。すぐにレンタカー会社へ連絡。駐車してある車の傍で待っていると、コートを着た50才台くらいの男がこちらを見て素通りしました。気にせずに無視。暫く後、レンタカー会社のイケメンスタッフ(ERに出演してたジョン・カーター似)が到着。その時です。先程のコートを着た男が現れ、私達の処へつかつかとやってきて、突然「いやぁー、この手の車のタイヤはサイズが普通車より小さくて結構重宝がられるからねぇ。」と話だすではありませんか。私の頭の中は、こいつ何者?警察?浮浪者?もしや、犯人では?絶対にそうだ、と思ったものの、レンタカー会社の兄ちゃんがこの男に情報提供のお礼にとUS$20.-のバウチャーをあげたのでした。何で、この怪しい男に? まっ、私の車じゃないからいいか、と終止気楽でした。
いたずらリスさん,なんなんでしょ,その男.もしかしてすきあらばもう一個タイヤをかっぱらっていこうと思ってたのでしょうか.で,なんなんですか,レンタカー屋の兄ちゃん,なんでそこで$20出しますか?
しっかし,タイヤ一個盗むのって,それだけで結構な手間だと思うんですが,その小さいサイズのタイヤ,そんなに希少価値があったんでしょうか.安い車についてるタイヤなんて,極々普通なものが付いていそうなんですけどね.
それはそうと,色んな事件に遭遇されておられますね.手記にして出版されては如何でしょう.