アメリカの音楽

楽譜棚に、John Cageのピアノ作品集が一冊だけあります。何処で買ったのか覚えていないんですが、値段が257となっています。単位が書かれて無いんですが、絶対にドルやユーロじゃ無いでしょう。そんなに高かったら絶対に買ってません。おそらく、シリングかフランか…ちらちらと拾い読みしながら弾いただけで、そのまま本棚で何年も熟成されていたようです。

J.Cageと言えば、「4分33秒」という曲?が有名ですね。「何もしない」音楽。ピアノが弾けなくても演奏できます。こういう企画ものは、やったもの勝ちで、後で他人が真似してもダメ。ちなみにこの曲、「楽譜」もちゃんと売られています。

さて、このCageのピアノ曲集に”A Room”というのがあって、これは今まで愛用していた電子ピアノでは弾くことができません。というのも、曲の最初にちょっとした指定があり、それはピアノの弦に色んな物を取り付けろというもの。長いボルト、太いボルト、1円玉、ゴム等。それからweather strippingなんていう、ドアの隙間を塞ぐやつもあります。

こういうガラクタをピアノの弦に挟んで音色を変えて演奏すると、ベコッとかボコっとか変な音が出て、楽しげな音楽となります(本当か?)。

曲そのものは、8分音符がタラタラと続き、なんだかタイプライターでも叩いているよう。テンポの指定も無いので、どれくらいの早さで弾くのか、さっぱりわかりません。電子ピアノしか無かったので、ボルト無しで弾いてみましたが、うーん、面白いかなぁ、微妙ですな。

やっぱり作曲者の指示通り、ゴムやボルトをピアノにつっこんで弾くべきなんでしょうか。今なら、やれますね。本物のピアノがあるんだから。絶対やらないけど。

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4 thoughts on “アメリカの音楽”

  1. J.Cageの「4分33秒」、これいいですよね〜。もの凄く良い曲だと思います(笑)でも、4分33秒もお客様に見られながら舞台の上でじっとしているのも逆に辛いかもしれないですね。。
    誰の曲か忘れてしまったんですけど、1台4手でガラクタをピアノの弦などに突っ込んで演奏する曲を演奏会で聴いたことありますよ!舞台を叩いてみたりピアノの蓋なども叩いてみたりとか、舞台の上を行ったり来たりまでしてめちゃめちゃ面白かったです。後、稲本さんでしたっけ・・・ピアノの弦に何か挟むか、弦の上に何かのせるか忘れたんですけどただ今特許申請中とか!
    これらもの凄く興味深い音が鳴っていて試したいんですけど、勿論私も自分のピアノではやりません・・・

  2. おぉ、4分33秒の良さが分かるんですね。さすがです。今度、コンサートで是非やってみてください。
    あ、でも夏祭りではやらない方がいいと思いますよ。さーっと引いて行きそうなので。。。

    変な指定のある楽譜、ありますね。ふたを叩けとか、ダンパーを手で押さえろとか。
    実は図形楽譜ネタを出そうと思ってたんですが、手持ちの楽譜が見あたらないんです。
    見つかったら、ネタにします。

  3. ロマン派でプログラム組んでいて、アンコールでCageとは唐突ですね。
    受け狙いの可能性大ですが、でも面白そう。その現場を見てみたかったです。
    解説が分からなかった人達は、何故弾き始めないんだろうと、段々と不安になってきますね。
    それにしてもこういう音楽、ほんとにやったもん勝ち。別にオーケストラだってできますよね。
    舞台に団員が上がって来て、何もせずにお辞儀をして引っ込んで行くと。。。
    座布団が飛んで来るかも。

  4. 4分33秒はむかし日本でKrystian Zimermanがリサイタルのアンコールで取り上げてました。
    プログラムはロマン派ばかりだったので唐突でしたが。アンコールの曲を準備する暇がなくて
    苦肉の策だったんでしょうか。一通り曲のコンセプトを観客に説明してから(通訳なし・・・
    知らない人は狐につままれた気分だったに違いない)ピアノの前に座り凍りつきました。
    1分、2分、3分・・・。ざわざわ、ひそひそ、途中で突然拍手し出す人。
    彼がついに立ち上がったときの盛大な拍手は、やっと終わってくれたという安堵が
    にじみ出ていました。

    曲の長さは自由なのですよね。確か初演の人が4分33秒だったのでそれが曲名になったと。
    でも一時間とかやられたらほとんど根競べの世界ですね。

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