フランス人は69までしか数えない

昼食、友人らと町中のレストランへ。食後の会計、店員が持って来たレシートには、総計$91とあります。それを見たフランス人がポツリ

quatrevingtonze

quatreは4で、vingtは20。quatre-vingtsは4×20=80。で、onzeが11なので、4×20+11=91。なんじゃそりゃぁ!な数の数え方。

最近フランス語を始めたばかりの自分としては、これが面白い。仏語では69までは案外すんなり論理的に進みます。25ならvingt-cinq、これに年齢のansが付くとヴァンサンカン、雑誌にありますね。30歳のtrente-ans(トランタン)とかもあったような。ところが70から途端に滅茶滅茶になってくる。友人(仏)をして「フランス人は69までしか数えない」と言わしめたもの。

70がsoixante-dixで60+10。90はquatre-vingt-dixで4×20+10。91が上のように、4×20+11。常時頭の中で算数している気分です。じゃあ100はdix-dix (10×10)なのかと友人に聞いたら、それは無いとのこと。100はcent。

さすがに頭の中で計算している訳では無く、そういう名前なんだと覚えているだけだそうです。それでも、90を超えるとやたらと長くなる名前。95歳の人を対象にした雑誌があれば、名前はquatre-vingt-dix-cinq-ans (キャトルヴァンディサンカン)。絶対に売れそうにありません。

「あの雑誌の今月号は、もう入っとるかのう。ほれ、あの、なんじゃ、きゃばさんなんとか…」

「ああ、quatre-vingt-dix-cinq-ansですね。入荷していますよ」

「そうそう、その看板参観じゃ」

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5 thoughts on “フランス人は69までしか数えない”

  1. 数年前に国際的問題になった石原都知事のフランス語発言事件がありましたね。

    いやぁー、「看板参観」っていうようなゴロの覚え方しましたよ。言葉って楽しいですよね???
    トレビア〜ン。

  2. 当店にフランスのお客さまが定期的にいらっしゃるんですがなるべくドゥミルかトレスミルトロワサンくらいのものを買っていってもらいたいんです。1万円代も結構いいにくいですよ。

  3. くああ、フランメンコきいて書いてたらトロワミルがトレスミルになっちまいましたよう。すんません。

    ちなみに、うちは1万円代になると通訳さんにおねがいしています。

  4. いたずらリスさん、ありましたねー。数えられない発言。フランスと言えば、数学者で有名なお国柄なのにね。おかげで、数学で出て来る定理とか定数とか、読めないものばっかり。

    ヴァンサンカンと聞いて、永いあいだ晩餐館かと思っていたことは秘密です。

  5. とくさん、昔まだイタリアが、リラだった頃、オーストリア国境付近の町で買い物した事があります。そこはドイツ語圏だったので、ドイツ語で買い物してたんですが、話が値段に及んで沈没しました。あんな巨大な数字をドイツ語で言われたら、とっさに理解不能です(←あ、これ、いつかネタにしようと思ってたんだった。)

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