七輪で出来るアメリカ料理

Hibachi Cookery in the American Manner

図書館の処分本コーナーで見つけた,アヤシい料理本「七輪で出来るアメリカ料理」.初版が1952年で,これは1970年の第23刷なので,かなりのロングセラー.40年前の本なのに,1000円もします.

サラダやアイスクリームのように火を使わない料理も沢山出ているので,なぜ七輪と謳っているのか意味不明.アメリカ料理というのもよくわかりませんが,まあ普通の西洋風家庭料理.

見開き左右に英語と日本語で料理方法が書かれていますが,日本語の方は旧仮名遣いで読みにくい.

訳も古風で,Electric Range が電氣かまどとか,Grapefruitがざぼんとか…

って,グレープフルーツがザボン??


序文が強烈です.抜粋すると...

七輪の上で,アメリカ式の料理を作る事は,この本が世に出るまでは外國人にも日本人にも難しいことであつた.ともかく,それを我々少數の者は,やり遂げたのである.

やらねぇだろ,普通.

七輪をわざわざ日本から持ち帰ったと言われる合衆国の片隅さん,一冊いかがですか.

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14 thoughts on “七輪で出来るアメリカ料理”

  1. 思わす、七輪をアルクで調べましたよ。
    Charcoal Brazierとあり、火鉢(Hibachi Brazier)とは明確に区別してあります。写真を見ると確かに七輪ですが、タイトルはHibachiとなっていますね。不思議です。確かに魚を焼くには重宝しますが・・・・。
    以前、ロスアラモスの家のフロント・ヤードで秋刀魚を焼いていると、通りかかった人、皆から何を焼いているのか尋ねられたことがあります。あの時は、七輪が手に入らなかったので、バーベキュー用のコンロ(炭)を使いましたが。

  2. これは・・・・久しぶりにガツンと強烈なものを目にしたような気がします。
    何故、アメリカで手に入りにくい七輪をわざわざ?謎が謎を呼ぶ本ですね。でもHIBACHIという単語は少なくともこのあたりから間違って伝わっていたらしいことはわかりました。

  3. これは誰のために書かれた本なのでしょう。
    日本在住のアメリカ人が、七輪で母国料理を作るためのバイブル?
    だと考えると、ちょっと理解しやすいような気もしますが。
    それとも、アメリカ在住日本人で、七輪しか手元にない人が
    代用してアメリカ料理を作るためのもの??
    きっと1952年当時は、不思議でも何でもなく、ひたすら重宝される
    人気本だったのでしょうね。

  4. Sallyさん,Hibachiも変ですよね.僕は七輪は要らないんですが,火鉢は欲しいです.冬場,しゅんしゅんとお湯が沸いていたり,好きな時に餅をやけたり,便利ですよね.暖房にはあまり役に立ちませんけど.
    バーベキューセットで焼き魚やってる人,たまにいますよ.アパートのベランダで焼いてる人もいましたね.問題はかなり煙がでるので,火災報知器がなることも...でも秋刀魚焼くなら,フロントヤードじゃなくてバックヤードでしょう.

  5. TAMAさん,Hibachiとかfutonとか,困った勘違いですよね.日本でも変な英語が使われてるので,お互い様ですけど.この本,Amazon.comには出てくるようです.ただし中古ですが.

  6. ポージィさん,僕もそう思いました.戦後の占領下に大量にいたアメリカ人が,なんとか七輪で母国料理を作ろうと努力し,そのノウハウ集なのかと.でもさすがに50年代にもなったらプロパンくらいあったと思うんですよね.玄関先で七輪でくさやを焼く姿は,せいぜい明治じゃないかと.それに解せないのは,70年代にもまだこの本が売られていたということなんです.やはりアメリカ人の七輪マニアがいたのでは無いかと...

  7. 訳文も強烈ならば、写真の色のドギツさも相当なもんですね~!私が想像するのに、ロスアラモス在住約45年ほどの70・80代の老夫婦が10年ぶりにガレージ整理に乗り出し、数々のNational Geographicの雑誌とともに埃かぶった七輪でできるアメリカ料理本を発見し、七輪はもうとっくに処分したことだし、この本もいらないという結論に達し図書館に寄贈したと。図書館側も困った。こんな古臭い本はどうみても売れそうにもない。だからトイレの脇の「御自由にお持ちください」コーナーに放置。というシナリオ。いかがでしょうか?

  8. エスペランザの住人さん,そのシナリオ,ほとんど同意でございます.きっと終戦直後に日本駐留して,七輪でステーキを焼いていたんでしょう.それを記念に持ち帰り,当時のことを偲びながらここでグリーンチリを焼いたのでしょう.

    でも一点だけ,実は「ご自由に」ではなくて,25セントだったんです.ええ,ええ,買いましたとも.ネタのためなら,クォータ一枚くらい...

    あのフリーコーナ,変なものが多いですよね.楽譜の表紙だけというのもありました.子供たちが,「なんだこりゃ」な本を時々持ち帰ってきます.

  9. とくさん,料理のレシピそのものは,案外普通ですよ.ロングセラーなだけあります.

  10. え~っと、私、以前、以前この本を持っていました。

    料理は出来ないくせに、TVの料理番組やレシピ・ブックを
    見たり読んだりが大好きでして、四半世紀以上前の大学生時代に、
    京都の丸善で見かけて、「こりゃ面白そうだ」と、即買ったんです。

    この本は、仰る通り昭和20年代が初版ですが、1980年代初めの
    その当時でも、まだ版を重ねていた、相当なベストセラーの筈です。

    「七輪」が”Hibachi”になっていたり、今から見れば変な部分や、
    著者が無理をしすぎている印象も、確かにありますが、全体としては、
    恐らく駐留軍人の主婦向けに、「いかにオーヴンなしで、西洋料理を
    作るか」を、相当工夫して書いてある、優れたレシピ本だと思いました。
    古風な日本語も、今となっては重めの料理も、時代を反映していて、
    読んでいて興味深い。実に結構な本です。

    ところが、あれから、無くしてしまって、古書サイト(「日本の古本屋」や
    「スーパー源氏」)で、検索しても出てきません。

    そこで、まことに勝手なお願いですが、

    >一冊いかがですか

    と書いておられますよね。もし宜しければ、売って頂けないでしょうか?

    大真面目にお願いしております。どうかメールでご返事を頂ければ幸いです。

  11. M.S.さん,なんとこの本をお持ちでしたか.僕も以前どういう本なのかちょっと調べていたのですが,あまり情報は無いようでした.今検索してみたら,自分のところがヒットしてしまいますね.おっしゃるとおりアメリカらしい家庭料理のレシピが並んでいます.日本人向けに書かれた本ではないでしょうから,日本の古書サイトでは見つけにくいのかもしれませんね.アメリカの古書市場の方が見つけやすいかも.

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