全世界を落としてしまった話

先週,ちょっと大きな計算をやる必要があり,高速なコンピュータを探していました.親切なことに,友人数人が「自由に使って良いよ」と快諾.どのコンピュータも複数のCPUを搭載した高級マシン.コンピュータ名もそれなりにすごくって,無限全世界,そして仏陀.最後の奴なんか,「人生、宇宙、すべての答え」を出してくれそうな名前です.計算させるなら「文殊」なんて名前の方が良いと思うのですが…(日本じゃちょっと評判悪いって?)

さて,さっそく無限のパワーを秘めた無限さんに計算をお願いしました.およそ3時間後,画面に流れる文字が突然停止し,そのまま無限の暗闇の中に落ち込んだまま動かなくなりました.

2年間無病息災だったコンピュータが,この程度の計算で死ぬ筈はない,これはきっと運が悪かったのだと,全てを全世界に委ねることに.全世界は一晩の間順調に数字を吐き続け,半分を過ぎたあたりで息絶えました.

でも全世界無限よりタフだった.再起動に成功した全世界は再び計算を続け,42.195km中,あと10kmを残してリタイア.残りを仏陀に託します.

最新のコンピュータ仏陀は,信じられない速度でラストスパートを切りました.おそらくあと3時間もすれば,全ての結果が画面に表示されるはず.

全て順調.あの一瞬の出来事までは…

この日の外の気温は氷点下15度.滅多に使われることが無い電気ヒータのスイッチを誰かが入れた瞬間,ブレーカが飛びました.仏陀を巻き添えにして….アーメン

この話はノンフィクションですが,登場人物は実在の団体や人物とは一切関わりがありません.今では職場で「全世界を落とした男」なんて呼ばれてるなんて,そんな事実は無いと思われます.

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「全世界を落としてしまった話」への6件のフィードバック

  1. コンピュータに疎い私も『何だか大変な事態が起こった』という事が理解できました。
    仏陀にアーメン…宗教を超越した大きな力を感じずにはいられません?!
    次は全世界の救世主となって下さいませ

  2. わんこさん,とりあえず仏陀へのお願いは叶えられたので,やはりこの世には神も仏もおられるということでしょうか.今度新しいコンピュータが入ったら,救世主という名前を付ける事を提案します.仏陀が「あり」なんだもんね.日本人だと絶対に付けませんよね,畏れ多くて.

  3. 銀河とか太陽とかHAL2000とかにもやらしてみたい計算ですね。銀河だとシロモノですから綺麗になって整数で答えがでてくるでしょうし、太陽だと途中で爆発するでしょう、おはるさんはきっと雛菊の歌をスローで歌いだすでしょうね。

  4. とくさん,おはるさんだと永久に答えが出ないまま,あっちの世界に行ってしまいそうです.R2D2とかC3POはないんですかね.

  5. R2D2とかC3POだと合戦にまきこまれて六郎太に頭があがりませんからねえ。うわこんがらがってきた・・・

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