日本語音楽用語

多くはイタリア語である音楽用語には、例えばSinfonia (Symphony) は交響曲とか、Concertoが協奏曲などのうまい訳が当てられています。Sinfonia, Conertoは、時代によってやや意味が異なりますが、音楽史の専門家じゃないのでそれはおいといて。

Concertoは、ソロあるいは少人数のグループと、大人数のグループが「競争して演奏」するものですが、上手い漢字を当てたもので、協奏曲は和の国日本では「協力しながら演奏」する音楽となります。交響曲に至っては、交わり響きあうというこれまた中々凝った和訳です。

あまり一般的で無いのにSonataがあります。某テレビドラマのおかげで今では子供すら知っているソナタですが、これに当てられた和訳は「奏鳴曲」。元々は「演奏される」という程度の意味だったと思いますが、これが「演奏され共鳴しあう音楽」という、なんとも雅な名前です。ちょっと説明に無理がありますけど。

Bachの数々の作品でおなじみFuga。一つのテーマを、輪唱のようにずらしたり調性を変えたりしながら紡いでいく、複雑かつ千手観音のような手が必要な音楽。これに当てられた日本語は「遁走曲」。なんだか重みがありません。厳密に同じ旋律をコピーする音楽はCanon。これは複製曲と呼ばれます(嘘です。追走曲、他の訳もあり)。

あまり知られていないものとしては、例えばPassacaglia(パッサカリア)は低復曲、Tarantellaは毒舞曲、Ragtimeは楽時曲、そしてHanonは鍛指曲と呼ばれています。

手抜きして脳内辞書だけでこれを書いています。嘘を言ってるかも。

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「日本語音楽用語」への12件のフィードバック

  1. PassacagliaにTarantella、Ragtime、そしてHanonにまでそんな名前があったとは〜!!
    全く知りませんでした。勉強になりました!!
    しかし「鍛指曲」とは、非常にそのままの名前を付けられたもので・・・(笑)

  2. えーっと、あまり信じない方が良いかもしれません(笑)。

    ところで、どうも勘違いしてたみたいなんですが、MimiさんとKiraさんの2人組なんですね?
    ザルツブルクの旅行記で気づいた次第。

  3. 信じます!っていうか、そうであったら非常に面白いと絶対に信じたい内容です!!

    そうなんです。実はmimiとkiraの二人です。mimiは今回私と一緒に帰ってきましたが、数ヶ月ヨーロッパに居た為、これまでのBlogやLiLA管理人さんのところにおじゃまさせて頂いているのはkiraです〜!ややこしくてすみません・・・

  4. こんにちは。 遁走曲・・すたこらさっさと逃げていく・・速いテンポのものにはぴったりですね、でも、2巻のE-Durのフーガだと逃げられないかな・・。
    Passacaglia・・これもなかなか味のある翻訳で・・。バッハのハ短調低復曲、案外いいかも。ちょっと弾きたくなってきました。今度の練習のとき、もってこ。

  5. nyf1403さん、
    重いフーガだと、遁走曲というよりは鈍走曲になっちゃいますね。
    パッサカリアに低復曲、いいでしょ。はやらせて定着させましょう。

  6. なーるほど、Mimi☆Kiraさん、というかKiraさん。かわいいイヤリングをしていて、
    いつも「耳がキラ」っとしてるからMimi☆Kiraなんだろうという、オヤジ発想で勘違いしていました。すみません。
    ドブリンガー、間違って手前のCD屋に入る人が多いんですよ。中で繋がって無いから、紛らわしいんですよね。

  7. こんにちは。
    先日、blogに(ノクターンOp.72-1について)コメントを頂いたLENAと申します。
    音楽用語の和訳がオモしろかったもので、随分と古い記事にコメントを書いて申し訳ありません。笑

    Hanonは鍛指曲とは、まさにイメージどおりで笑っちゃいました。
    でも、Tarantellaは毒舞曲は、スゴいですね。。。
    毒・舞・曲、って。。。笑

  8. LENAさん、こんばんは。
    いやー、書いてましたね、鍛指曲とか毒舞曲。レッスンのときに是非お使いください。
    「さー、めぐみちゃん、今日は鍛指曲の3番よ」とか。何となく気合いが入りそうです。

    ホ短調のノクターン、時々弾いています。内容的構成的にはChopinにしては未熟な曲ですが、
    なぜか魅力がある曲ですね。比較的簡単だからというのも、良く弾く理由の一つですけど。

  9. あはははっ♪
    「さー、めぐみちゃん、今日は鍛指曲の3番よ」に、笑ってしまいました。笑
    コレに気合が入ってくれるような熱心な生徒は、ごくわずかでしょう。笑

    そうですね、72-1は、ショパンの中でも導入編というような、取り掛かりやすい曲ですね。
    旋律がハッキリしてるし、特別難しい技巧的な動きもないですし。
    人前での演奏には聴き映えはしないかもしれないけど、mollの美しさを知るにはいい曲だと思いますね。

  10. 子供受けはしませんかねぇ。高校生くらいのピアノに燃えている生徒相手だと、鍛指曲全曲走破なんて
    やるかもしれませんよ。前書きに確か「全部弾いても一時間」とか書いてあったような。

    # そういや、そういうバカ、昔やってましたねぇ。。。遠い目。

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