Santa Feにある最も高級なホテルのひとつ,Eldorado.そこのバーで友人らと飲んでいた時の事.手元が狂ったか,ウェイトレス,いきなり僕の背中に氷水をぶちまけてくれました.「冷てっ」と咄嗟にジャケットを脱いだものの,水は襟からシャツの中に侵入,いや浸水.背中が水浸しです.
こういう事態でもパニックにならないのが,高級バーのウェイトレスならではなのか,あるいはアメリカ人だからなのか,ともかくにこやかに謝った彼女,ジャケットを乾かしシャツの替えを持って来るからと,すぐさま店の奥へと僕を案内しました.
ジャケットを持って一旦奥に消えた彼女,そのまま戻ってきて「ジャケット,縮んでしまうから,ドライヤーで乾かすのは良くないわね」と,ジャケットを壁のハンガーにかけ,真新しいシャツをくれました.
「見た目,あたしみたいになっちゃうけど,気にしないで」
とくれた青いシャツは,どうやら従業員の制服.くれるのかな?まあいい記念になるや,とトイレで着替え,席へ戻りました.
まだ9月とは言え,夜間は寒い.濡れたシャツをしばらく着ていたので,ちょっと凍えています.注文していたウィスキーを飲みほし,さらにもう一杯ひっかけて,やっと人心地.
さて帰るかという段,半乾きのジャケットとシャツを持ってきてくれました.で,従業員シャツは返せとのこと.がっかり.
支払いを割り勘にしたんですが,なぜかお金が余ります.どうしようかと考えていると,居合わせた一人が余りの$20札を僕の手からもぎ取り,テーブルにポイ.このチップは多すぎだろと思わなくも無かったですが,酔った勢いということで…
で,後からよくよく考えてみると,どうやら僕のウィスキー代は全部ただになってたらしい.水害補償金として,当然と言えば当然.でも,割引分をそのままチップで置いてきたのは,割り切れない.








災難でしたねぇ〜(笑)。でもこんなことをしても平謝りにならないのがいかにもアメリカ。日本とは大違い!あと20ドルのチップとは太っ腹すぎますよね。やはり20ドルもぎ取った人はアメリカ人?どうもアメリカ人(特に男性)はことチップになると気前がいいなといつも感じます。チップに慣れていない私は計算するのも面倒だし、どんなシチュエーションで渡したらいいのかも気を遣うし、いつも夫任せ。私にしてみれば、日本でタダで最高のサービスが受けられることを経験しているとチップ制自体に抵抗を感じます。←ケチってわけでは決してないのですけど(笑)。
エスペランザの住人さん,平謝りまでやらずに即対応してくれるのが,合理的でいいですよね.怒る気にもなれないし.$20もぎ取ったのはアメリカ人です.チップ,細かく計算するのが面倒なので,つい多めに渡してしまいがちです.携帯電話の電卓機能に,チップ計算というのがあるのは驚きましたよ.チップの習慣だけは,いつまでも慣れないし,いい加減止めてほしいと思う毎日です.
LiLAさん、そうやって低調に着替えを貸してくれたり、飲み代をただにしてくれたのは、高級バーならではですね。ロスのその辺のバーやクラブなら”That’s not so bad.”の一言で片付けてどっかに行きそうです。気候が温暖で乾燥しているので、すぐ乾くし。こっちのチップ計算で一番多いのが、消費税額を2倍にして渡す、というもの。ロスの消費税は8.25パーセント。2倍で16.5パーセント。15から17パーセントのチップを渡す習慣あり。
Lisakyさん,”Thats not so bad”,思わず飲みかけてたビール吹きそうになりました.うーん,あるある.かけられたのが水でよかったですが,トマトジュースだったらどうなったんでしょうね.
消費税2倍は,よくやりますね.厳密に計算する人は,チップは税抜きの15%だからと言いますから,そっちの方が確実かも.自分はめんどくさがりなので,総額見て,その一割と,さらにその半分を足すという計算しています.で,端数切り上げなので,やっぱりチップ渡し過ぎなのかも.
それがだんな芸ってもんでさあ。
とくさん,いかに多くのチップをせしめるか,ですな.