アメリカで仕事をしていて日本との違いを感じる事は山ほどあれど,いつも不満に思うのが「聞くは一時の恥」に対する考え方.知らないことを聞いて恥ずかしい思いをするのは一時的なもの,一生恥ずかしい思いをするよりは…というのが日本的な考え方.でもここでは「恥」の閾値が極端に低い分,ちょっと分からないことがあると,すぐに人に聞いて答を得ようとする人が多い.アメリカ人というわけでなく,アメリカの大学で教育を受けた人一般に当てはまる気がします.
別にそれを悪い事と言っているのでは無いのですが,もし自分なら人に聞く前に本を読んだり,(手を抜くなら)ネットを漁ったりします.手間はかかりますが,それが一番正確だし,結局は最短距離だと思うから.
ところが日々繰り返される光景,それは,いきなりオフィスに同僚がやってきたかと思うと
「やあ,あれ,教えてくれない?」(本を読め,本を)
「この式,どうやったら出てくるの?」(鉛筆持って計算しろ)
「これ,どうやって使うの?」(マニュアル読め)
等など.効率は良いんだろうけど,伝承じゃ曖昧になるだけだと思う.
一番極端だったのが,ある日かかってきた電話.質問があるから,今からこっちに来ると言います.
わざわざ僕の所までやってきたその人が出した質問,それはまともに答えてると本が一冊書けそうな内容.ある程度は説明しましたが,後は関連する書籍を紹介して勘弁してもらいました.
渡米してすぐの頃,夜10時過ぎに同僚から電話がかかってきた事があります.
「遅くに悪いんだけど…ちょっと質問があるんだ」
「うん,何?」
「紙と鉛筆を用意して」
「...用意したけど?」
「じゃあ,今から言う通りに書いて」
「うん」
「dy/dx = f(x) + exp(-x) …. この微分方程式が解けないんだ」
全く, 夜中に微分方程式解いてるンじゃ無いですよ.








夜中に微分ですか、やだなあ。幾何のほうがたのしいねい。ブラックホールをいきてぬける方程式とか・・・
ぞわぞわぞわぞわぞわ…悪寒が…風邪かしら
そういう近道傾向って、日本の若者(といっても30代でもすでに)にも
広まりつつあるようですよ〜
ときどき夫が「それくらい自分で調べろよ、ってんだ〜」と
ぼやいとります。LiLAさんも大変そうですね。
とくさん,ブラックホールの向こうは雪国です.夜の底がホワイトホールになった.
TAMAさん,おめでとうございます.なんとキリ番ゲットでございます.カウンタは隠してあります.商品は名著の誉れ高い「ランダウ=リフシッツ理論物理学教程」全巻です.楽しみにお待ちください.
ポージィさん,世界的傾向なのか,それともアメリカ方式のグローバル化なのか.きちんと自分で調べるって勉強の基本姿勢だと思ってたんですが,古い考えなんでしょうかね.ほんと「まずは自分で調べろよ〜」ってぼやきたくなります.
最近ムカついてしょうがないのですが、そうやって聞いておいておきながら議論を始めるヤツ。そして勝手に結論を出して去っていく。もしくは聞いたそばから他の人に同じことを聞くヤツ。時間も取られるし気分も悪いし最悪です。ハッ、これってもしかしてジェネレーションギャップ、なんですか?
日本でも今多いですよ、こういう人達。
若い人は勿論、いい大人でも結構います。
いい大人のおじさんが携帯に電話かけてきて、
「これはどうやるの?」と使い方の説明を求めます。
「・・・機種が違うんだからわかりませんよ(-_-メ)・・・」
「自分で解説書読めよっっっ」と叫びたくなりました。
結局その人は自分で調べず電話会社に持って行って説明してもらったそうです。
なんだかなあ(@_@)な世の中になりましたね・・・。
t-macさん,そういう場合の質問は単に呼び水ですね.初めに結論ありきで議論吹っかけてくる奴は嫌ですねぇ.こんな話題を書く事自体,オヤジ化した証拠なのかも.
きみーさん,いきなり他の機種の電話の使い方聞かれるのは戸惑いますね.日本の携帯って機能が多すぎるので,一つの機種だけでも覚えるのが大変なのに.分厚いマニュアルが付いていると尚更だったり.僕は普段からコンピュータなるものを使っているので,それ関係の質問されます.でも内容がWindowsだったりすると「それは知らん」となるわけなんですが,皆さん,信じてくれません.
LiLAさん、お久しぶりです。
私の方向音痴な友人なんて、携帯に電話かけてきて、[ねー、今、私どこにいるか教えて? ハリウッドまでどう行けばいいの?]などと聞いてきます。週末諸っ中です。
目に付く建物やストリート標識を片っ端から言ってもらい、やっと現在位置を把握し、[じゃーラシエネガ通りを北へ行って。]などというと、[北とか言われてもわからん。]と居直ります。[じゃーその通りで山のほうへ行って。]と言い直します。
[地図を見ればいいじゃん。]と、言ったところ、[地図の見方がわからないから電話してるんじゃないの。]と逆にしかられた。そういう手の人種は本当に増えました。
Lisakyさん,ハリポタは全部読み終えましたか.かみさんが読書している横で「ハリー,まだ死なないの」としつこく聞いていたら,蹴り入れられました.
電話で「何処にいるか,教えて」は厳しい質問ですねぇ.まるで探偵ごっこではありませんか.ってゆーか,Lisakyさんに聞かずに,近くの店なり歩いてる人なりに聞いた方が早いと思うんですが.
あ,もしかして車社会典型のLos Angeles,歩いてる人なんていないとか.
LiLAさん、ハリーポッター7の読書は270ページで一旦挫折で中断中。家から下の道を車で20分行ったLos Angeles市営図書館の分所から借りてたのですが、ホットアイテムのため、7日間しか借りれません、2回返却に行き、また借りてきましたが、流石に行ったきたりに疲れた。この本が3週間借りられるよになったらまた借りて読書する予定。
方向音痴で私に電話してくる友人が3名います。車を停めるのは面倒らしい。だいだい彼女たちは交通が激しい道で路上駐車する技術も未熟なため。縦列駐車が苦手らしい。
またせっかく有料駐車場に停めて通行人を探しても、歩いている人は観光客ぐらいなので、わからないことが多いらしい(彼女たちの過去の経験上)。[Lisaにきいた方が早いもん。]って、私は一体なんなのでしょう???
Lisakyさん,図書館まで行ったり来たりを繰り返すくらいなら買った方が早いような...あるいはどなたか友人が買ってるんじゃないですか.でもあれだけの冊数が出ていても,図書館では順番待ちする人がいるんですね.
縦列駐車,自信を持って言えますが,New Mexico住民はできません.ってか,する所がありません.まあSanta Fe観光地ど真ん中でパーキングメーター,使う人もいますけど.駐車場にバックで停めるというのも,アメリカでは高度技術の一つですね.
歩いている人は観光客…うーん確かに.ローカルな人は皆車で移動しますもんね.地元なんだから,道に迷う事も薙いだろうし...Lisakyさん,これからは歩くGoogle Mapと呼ばさせて頂きます.
LiLAさん、コストコで先週から19ドル89で「ハリポタ7」を売り出したので、買おうか、と思ったのですが辞めました。あれを買ったら、本棚のスペースが無くなる。ハリポタはペーパーバックで揃えています。実は6を読んでない。そっちは3週間以上図書館から借りれるので、そちらを先に読むことにしました。まんがだとすぐに読めるのですが、ハリポタ7は759ページ。かなり読み応えがあります。
私はカレッジ時代とその後15年ほど職場近くで毎日縦列駐車していたので、縦列駐車のプロです。バックで駐車するのも朝飯前。一度ですーっと、縦列駐車が決まった時は快感!昔はシフトのスポーツカーに乗ってたし。車のハンドルを握ると別人になる、とよく言われます。
おもちゃややってるとき、新製品でだれもあけたことないのに知ったかぶりしてお客さんに説明するなんていうのは日常茶飯事でしたね。無事できたときはだれよりも自分がほっとしてましたね。
Lisakyさん,本って買ってしまうと処分できないんですよね.結局,本棚にどんどん溜まっていくばかり.そういう面では,図書館で借りる方がいいですね.僕は1を途中まで読んだんですが,いまいち乗れなくて挫折してしまいました.職場のポスドクは,ハリポタ7を深夜0時に買って読んだそうです.
おー,アメリカでも縦列駐車の達人がおられるのですね.バック駐車は日本では普通にやってましたけど,こちらではさっぱりなので,日本で車に乗るのがちょっと怖いです.車に乗ると別人になる方,よくいらっしゃいます.Lisakyさんも,その一族でしたか.罰金,取られちゃいますよ.
とくさん,それは川口隊長が人類未踏の地に足を踏み入れた所を,テレビカメラが前から撮影している状態ですね.
あれは台本がありますけど、おもちゃ屋は台本なしですからねえ。あっそうかカメラマン役のほうですね、あたしゃ。どうも松みたいな役が多いなあ。
まずは人類未踏の地にカメラ担いで分け入って行く役なわけですね.底なし沼に気をつけてください.
確かに少し気になり出したらどうしようもなく、調べてかかる時間の無限な時間(永遠にわからんかも知れないと思うときもあるだろうと思ってたら無限に感じるかも)よりは聞こうと思ってしまうのをわからないんでもないです。KEDO、いきなりこれから行くからは私はNOとしか言えないですよね。
日本人ではないけどその心はわかりますよね。
なりふり構いなく押してくるような感じやNOといえる余裕も与えてくれないようなその勢いで流されてしまって、とこか違うんだよねと思いながら、ことが終わったあとやっぱり違うはと再確認する。。。。そちの方々にはときたまペースを崩されることも。でも偉いですよね。
私は今ちょっとそういうことで悩んでまして、相手は日本人のおばさんですけどね。
大阪のおばさんはアメリカの方々に負けないくらいのPOWERを持ってるとのことですかね。^^
Hyunaさん,それ大事なポイントです.いきなり聞いて来るのが良いとか悪いとかじゃなくて,調べる時間を節約するために他人の時間を犠牲しているということに気づいているかどうかが大事なのですね.無限の時間がかかる答を,安易に他人に求めるのはやはりNOです.
大阪のおばさんPower,強力でしょうねぇ...アメリカ人のパワーありますが,その噴出ベクトルが,おかんパワーとはかなり違っているようです.
覚えてるって良かった。皆さん元気そうでもっとよかったです。
で、時間の感覚ですけど、アメリカの方々の言い分は理解はできますけど、そうです、やはり所謂迷惑なときってありますよね。自分が侵害されたくないというなら侵害すべきじゃないですよね。たまに自分の分を守るにははっきりする人らですもんね。近くに親しくさせて頂いてる方がいらっしゃって時々旦那さんがいないときご飯食べようと言われます。最近仕事がちょっと込んできて、部屋中に絵の具やらパソコンのソフトやらそりゃそりゃすごい部屋になってますし、集中してるときは邪魔されたくないとおもってしまうので、先日お誘いを丁寧に断ったらまさか夕飯を持って来てまして、部屋に上がってしまいました。何かあったから我慢できなく来たかなと思ったらそれがそうでもなく、ちょっとびっくりしちゃいました。母のような歳ですから時には暖かくも感じますけど、夏には暑いです。
でもやはりそのPOWERの種類が違いますよね。でもすごいと思います。そういうことすべて慣れて受け入れてお仕事やってらっしゃるんですもんね。私も頑張らなきゃ思います。
アメリカでは、アポなしの来客やセールスがあった場合は誰かが尋ねてきても、無視してドアを開けない慣習があります。治安が悪いせいや、プライバシーを守るためです。日本ではそういう慣習がないので、日本に住んでいる方はその点大変ですね。
押しかけてくるおばさんは、まったく悪気がないので、丁寧にお断りしても、親切のつもりで、押しかけてくるのでしょうね。近所つきあいのないセキュリティードア付きの場所に引越しておばさんパワーから逃げるしか、ないでしょうね。
確かに、自分が楽をするために他人の時間を奪う行為は各自控えるべきですね。世の中便利になった分、楽をするくせがついてしまうのでしょうね〜。
Hyunaさん,そこまで来ると親切というよりおせっかいですね.そう人に邪魔しないようにお願いするのはとても難しいです.相手としては親切心一杯でやってることなんですからね.僕だったら適度に距離を保つようにするでしょうけど,今更難しいんでしょうね.
もしかしたらHyunaさんの事を,実の娘のように感じてるのかもしれません.仕事なりに集中していれば,あまり深く悩むこともないと思いますよ.
Lisakyさん,悪気の無いありがた迷惑ほど,迷惑なものは無いですよね.近所で逃げられないとなれば,なおさらのこと.昔の日本ではよくある話だったのでしょうけど,時代の移り変わりとのギャップで起こりがちなトラブルです.
うちの家って,外から丸見えなので,無視してドアを開けないというのができません.セールスは滅多に来ませんけど,年末になると寄付のお願いが来ます.でも無視できないんですよね.大概は近所の人なので.