楽器屋閉店セール

Los Alamos唯一の楽器店で閉店セールやっています.店主が引退するとのこと.店は売りに出されていますが,買い手が付かなければ完全に閉店です.学校にオケやバンドもあり,ピアノを習う子が多くて先生を探すのに苦労するような土地柄なので,そこそこ需要があると思うんですが,やはり厳しいんでしょうか.かく言う自分も,この店に行ったのはたったの2度.店内の楽譜をちらりと見たりしましたが,教則本みたいなのばかり.閉店セールで全品15%offとのことなので,久々に立ち寄ってみました.

品揃えは相変わらずですが,G. Gershwinの前奏曲というのがあったので,まずはこれ.あとは誰でも弾ける名曲集みたいなものばかりだったのですが,そんなピアノ曲集の一つに目が止まりました.Lynn Freeman Olson編の Applause という上下2巻の曲集.バロックから近代の曲までが納められています…が...

普通,ピアノ名曲集と言えば「エリーゼのために」とか「子犬のワルツ」とか,そんな定番が必ず入っています.でも,この曲集,全部で36曲ありながら,僕が知っているのはたったの4曲.Beethoven, Grieg, Schumann, Debussyの小品のみ.Shumannは「子供の情景」からの一曲が採られていますが,「トロイメライ」じゃないですよ.「大事件」という,オクターブが掴めない子供には演奏困難な曲.

こういう曲集には珍しく,Bartok,Kabalevsky, Khatchaturian, Mussorgskyなんて名前が並びます.ムソルグスキーのピアノ曲といえば「展覧会の絵」ですが,ここに入っている曲はHopakという曲.

聞いた事の無い作曲家の作品もあります.Pieczonka(読み方不明)の「タランテラ」, Tcherepnin (チェレプニンと読むんでしょうか)の「バガテル」.楽譜やCDは出ているようなので,知る人ぞ知るな人なのかもしれません(なんのこっちゃ)

どの曲もテンポが早く,Vivace, Presto, Allegro moltoの指定が並びます.つまりこの曲集,名人技を人前で披露してやろうという,受け狙い曲集なわけです.マイナーな曲ばかり集めているので,少々間違ったって誰も気づきません.

でもそんな曲集に,何故Beethovenの「6つのエコセーズ」みたいなタルイ曲が入っているのが,全く理解不能.

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2 thoughts on “楽器屋閉店セール”

  1. 管理人さん…もしやありとあらゆる楽器を演奏なさるのでは?一人オケできそうでウラヤマシイ!やはりご幼少の頃から習われていたのでしょうか?
    これからの季節、夜の大濠公園ではギター片手にシャウトする若者が出現したります♪
    昨日羽田健太郎さん逝去のニュースが。3月に九響のゲストで「ラプソディ・イン・ブルー」を聴いたのが私にとって最初で最後の生ハネケンさんでした。軽やかで弾むような素晴らしい演奏でした♪♪♪

  2. わんこさん,ピアノは長いことやってましたが,フルートは「ど」素人ですよ.従姉妹のお下がりを貰ったので独習し始めたのが昨年の事です.ハネケンさんのニュース,僕も驚きました.演奏を生でみたことは無いのですが,テレビで見る限り,おおきな体ながらも軽やかに楽しげに演奏される方でしたね.ああいうエンターテイナーがクラシック界にいると,音楽の裾野が広がってよいと思います.合掌.

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