披露宴で弾きますか

昔の話ですが,友人の結婚披露宴で,きれいなドレスのお姉サンがピアノでBGMを演奏してました.ChopinのNocturneやDebussyの夢やら,ありがちなピアノの小品が次々と演奏されていきます.

そのうち彼女が弾き始めたのが,これ.Valse No.9, Op.69-1,通称「別れのワルツ」.一瞬顔が引き攣りました.

そんなニックネームが付いているなんて,披露宴出席者のほとんどは知らないでしょう.でもピアノ演奏の仕事をしているような人です.「別れのワルツ」の名は絶対に知っている筈.確信犯に違いない.もしかすると,彼女は新郎の元彼女,自分をふって別の女と結婚した男に密かに復讐を誓い…

披露宴当日,ホテルの楽屋に侵入し,ピアノ弾きのバイトを襲って口をテープで封じ衣装棚の中に閉じ込め,彼女になりすます.そのまま披露宴会場に潜り込み,最初はごく普通にBGM演奏.やがて宴もたけなわの頃,おもむろに「別れのワルツ」を弾き始める…

いやぁ〜怖いですねぇ.当事者以外の結婚披露宴ほど退屈なものは無いので,妄想も膨らみます.

「別れ」というニックネームに拘らなければ甘い調べの曲なんですが.かく言う自分も,友人の結婚式で「悲愴」を弾きましたねぇ...

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「披露宴で弾きますか」への8件のフィードバック

  1. 悲愴の2楽章ですか(笑)?
    もし1楽章を弾いていたら、拍手喝采、伝説の男ですけど・・・♪
    あの2楽章は本当に心に染みる深い曲ですよね〜。
    丁度ここ2,3日この曲にはまってポロンポロン弾いてます☆
    しかし、結婚式の曲って結構悩みますよね。
    めっちゃ良い曲やけど、これって本間に大丈夫なんかなぁ。。。ってのが多いですもん。
    今、友人は「Time to say goodbye」で悩んではります。歌詞を調べたら、2人で旅立つってのと、本当にバイバイと両方があるらしく・・・(失笑)

  2. 日本での結婚披露宴でのBGMといえば、ホイットニー・ヒューストン(原曲はドリー・パートン)の、「I Will Always Love You」も同じようなモンですね。

  3. あと、クライスラーの「愛の喜び」とかいうバイオリン曲がありますよね。あれも、本当は悲しい話があるとか・・・。
    教会での仕事で、結婚式にワーグナーのあれをよく弾いてくださいって、言われます。「弾いてもいいけど、あれは、ツマがオットを信用しきれなくなって、質問してはいかん、と言われていた事をきいてしまって、分かれる話だけど、それでもいいっすか?」って牧師にきいてもらうと、100%、辞めます、ってなります。メンデルスゾーンは、最後に弾いてあげます。弾く方も爽快ですし。

  4. ほんと、背筋もこおるお話・・・絶対、確信犯ですもの。いったい、彼女に何が??
    悲愴の第二楽章も、「あぁ、あのころは、良かったのにねえ」感が漂うように思うのですが・・・(こういうの弾くのが苦手なので、余計おもうのかもしれませんけれど)
    どんな曲でも、ご本人方のそれでも聞きたい、という希望が優先だとは思います。
    あ、ワルツも希望だったのでしょうか?ああ、妄想がぐるぐると。
    ここにくると、ぐるぐるが治りません。助けて〜、という感じ。

    エントリー違いですが、私のオットは、韓国の方の作ったキムチを食べて、しゅわしゅわする、と言っています。

  5. Mimi☆Kiraさん,いや弾くならやっぱり疾風怒濤の3楽章でしょう.披露宴のお客さん,さーっと引いて行きそうですね.もちろん,弾いたのは2楽章ですけど.
    Sarah BrightmanのTime to say goodbye,曲はともかく,タイトルを聞いたお客さんが引き攣る可能性大ですね.

  6. nyf1403さん,愛の喜びの悲しい逸話ですか.何でしょうね.おもしろそうなので,ちょっと調べてみよう.
    Wagnerの結婚行進曲は,あのオペラを知っているとちょっと躊躇しますよね.Mendelssohnの真夏の夜の夢も,原作は惚れ薬で引き起こるドタバタ騒動なので,それを説明すると使うのを止める人がいるかもです.

  7. まりさん,怖いでしょ,このピアノ弾きの執念…って,勝手に決めつけてますが.
    たしかに二楽章も過去への憧憬とみれば,結婚式には合わないかもしれませんね.あるいは,ああ独身の頃は良かったという風にもきこえるかも.
    ああいうピアノ生演奏の仕事の詳細は知らないんですが,何を演奏するかくらいは,新郎新婦とは相談してると思うんですけどね.やはり偽ピアニストが紛れ込んで来て復讐したというシナリオが,もっともすんなりと受け入れられると思います.

    韓国製のキムチ,しゅわしゅわしますよ.今度食べるとき,気をつけて感じてみてください.きっと頭の中をしゅわしゅわがぐるぐる回り続ける事と思われます.

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